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カテゴリ: CD批評:F:FOURPLAY

 『SILVER』(以下『シルヴァー』)とは,フォープレイ25周年の記念盤。題してフォープレイの「銀婚式」。  言わば“フォープレイ・ファミリー”勢揃いの「銀婚式」であって,初代ギタリストのリー・リトナーと二代目ギタリストのラリー・カールトンもゲスト参加で ...

 『LET’S TOUCH THE SKY』で「フォープレイ=活動休止中のパット・メセニー・グループ」が擦り込まれてしまった管理人。  フォープレイにパット・メセニー・グループを求めるのは間違いだと分かったはいても,パット・メセニー・グループの新作は出そう ...

 新作のレコーディングが始まったわけでもないのに,ラリー・カールトンがフォープレイから脱退することがアナウンスされた。『ENERGY』の発売から2年後ですよ。唐突すぎやしませんか?  それからというものフォープレイのことを考え出すと,誰が次のギタリストを ...

 管理人的にはフォープレイのゴールド・ディスクの中ではイマイチの低評価作『ENERGY』(以下『エナジー』)である。  『エナジー』は本田雅人の『ACROSS THE GROOVE』直後の1枚。幾分贔屓目に聴いた1枚でもある。  贔屓目に聴いても数年間は低 ...

 『X』を初めて聴いた時,ファースト・アルバム『FOURPLAY』に揺り戻ったように感じた。  それは多分にボブ・ジェームスのブラス・シンセの影響だと思う。だから『X』はフォープレイのいつものスムーズ・ジャズではなく,フォープレイ久々のフュージョンである。 ...

 フォープレイには問題作が2枚ある。その1枚がリー・リトナーからラリー・カールトンへの交代直後のクリスマス企画盤『スノーバウンド』であり,もう1枚が4人全員が“あばれはっちゃく”となった『JOURNEY』(以下『ジャーニー』)である。  ただし,同じ問題 ...

 『YES,PLEASE!』で頂点に達してしまったフォープレイ。 やるべきことは全てやり尽くしてしまった…。  …にも関わらずレコード会社からは引き続きセールスの圧力がある。事実『YES,PLEASE!』はグラミー・ノミネーション。続編にも『YES,PLE ...

 『YES,PLEASE!』(以下『イエス・プリーズ』)を初めて聴き終えた時,万感の思いに襲われた。ついにフォープレイはデビュー以来,ずっと追及してきた理想のサウンドに到達したように思えた。  『イエス・プリーズ』は,ボブ・ジェームスにとって記念碑的な1 ...

 キーボードのボブ・ジェームス,ギターのリー・リトナー,ベースのネイサン・イースト,ドラムのハービー・メイソンからなる盤石の4ピース・バンド=フォープレイ。  そのフォープレイからリー・リトナーが脱退することになった。ボブ・ジェームスの頭の中には,リー・ ...

 『FOURPLAY』&『BETWEEN THE SHEETS』が共に愛聴盤のまま発売を迎えた『ELIXIR』(以下『エリクシール』)。  ズバリ書くと『エリクシール』にはガッカリした苦い思い出がある。手放すのは後の事になるが,どうしても好きになれなかっ ...

 鉄壁のバンド・アンサンブルを誇るフォープレイの理念が,早くも『BETWEEN THE SHEETS』(以下『ビトゥイーン・ザ・シーツ』)具現化されている。  4人が意気投合したボブ・ジェームスの『グランド・ピアノ・キャニオン』の香り漂う,フュージョン・ ...

『FOURPLAY』の6曲目は【AFTER THE DANCE】(以下【アフター・ザ・ダンス】)。  【アフター・ザ・ダンス】を初めて聴いた時「何かの悪い冗談でしょ?」と思った。フォープレイほどの“超とびっきりのアンサンブル”を持つバンドが,バリバリのヴ ...

『FOURPLAY』の5曲目は【MAX−O−MAN】(以下【マックス・オー・マン】)。  【マックス・オー・マン】の出だしは,軽快なリズムでただ単に“跳ねているだけ”だったのが,曲が進行するにつれてフォープレイの4人が「リズム・お化け屋敷」ユニットへと大 ...

『FOURPLAY』の4曲目は【MOONJOGGER】(以下【ムーンショガー】)。  【ムーンショガー】の凄さに気付いた時の衝撃とは,それこそ「椅子から転げ落ちそうになる」くらい。これぞ「超ウルトラ・スーパー・フュージョン・グループ」フォープレイの真骨頂 ...

『FOURPLAY』の3曲目は【FOREPLAY】(以下【フォープレイ】)。  バンド名を付けた【フォープレイ】。バンド名を背負った【フォープレイ】。恐らくはメディア関係のプロモーションで一番流された曲が,この【フォープレイ】だったように思っている。   ...

『FOURPLAY』の2曲目は【101 EASTBOUND】(以下【101・イーストバウンド】)。  1曲目の【バリ・ラン】がフュージョンしていただけに,スムーズ・ジャズな【101・イーストバウンド】の評価は相対的に落ちてしまう。  どうしても【バリ・ラン ...

『FOURPLAY』の1曲目は【BALI RUN】(以下【バリ・ラン】)。  静寂の中,テーマが流れ出す。まるでオルゴールがかかっているかのような感覚…。  これまでずっと【バリ・ラン】のイントロはリー・リトナーのギター・ソロだと思っていたが,ふいに,1分 ...

 フォープレイの結成は1990年。当時の常識からして「超ウルトラ・スーパー・フュージョン・グループ」フォープレイの結成は異例中の異例のことだと記憶している。  というのも世はバブルの真っ只中で“桜花爛漫”を楽しんでいた時代である。今のようなデフレで尻つぼ ...

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