アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

CD批評:デビッド・ベノワ

デビッド・ベノワ / ファジー・ロジック5

FUZZY LOGIC-1 管理人はスムーズ・ジャズ自体に好き嫌いはないのだが,いかんせんスムーズ系には,無個性で軟弱で商業主義っぽさをしばしば感じてしまうので,基本的には愛聴していない。

 一般的にはスムーズ系にカテゴライズされているが,管理人はデビッド・ベノワスムーズ・ジャズではなくピアノフュージョンと呼んでいる。
 理由はデビッド・ベノワピアノには,無個性で軟弱で商業主義など感じないから…。

 確かにデビッド・ベノワピアノは「キラキラ系」である。繊細で綺麗で一音一音の輪郭がハッキリしている。でもこれってピアニストのスキルの話。デビッド・ベノワピアノを“鳴らす”テクニックに長けているだけの話であって,音楽的には基本“硬派な”ピアニストである。

 そんな“硬派な”デビッド・ベノワの代表作が『FUZZY LOGIC』(以下『ファジー・ロジック』)。
 ファジーロジックという相反する造語を溢れ出す才能でまとめ上げた,デビッド・ベノワのチャレンジ作である。

 『ファジー・ロジック』の「ファンキー・グルーヴ」が素晴らしい。管理人はこれまでロマンティックでメロディアスなデビッド・ベノワの「星の王子さま」に憧れてきたのだったが,実は『ファジー・ロジック』のデビッド・ベノワを待っていたのではないか,と自問自答してしまう。

 そう。これまでのデビッド・ベノワファジーとは異なるファジーなのに,全てのロジックを素直に受け入れてしまった自分の存在に気付いたのだ。
 これって『SHADOWS』好きだから? いいや『SHADOWS』とはまた一味違うんだよなぁ。『ファジー・ロジック』のリズムにはフックがかかっている!

FUZZY LOGIC-2 両頬を往復ビンタされたような感じ。でも優しくね。子供の頬を優しく撫で撫でしながらのハモンド・オルガンで遊んだ感じの往復ビンタ。しっとりとファンキーなのにスムージー。

 「王子様」から軽く殴られるのがM体質の管理人にはちょうどいい。『SHADOWS』『ファジー・ロジック』の「王道ではない」デビッド・ベノワの“ジャズメン魂”に恍惚〜。
 いいや,やっぱり従来型のロマンティックな【SOMEDAY SOON】と【REFLECTIONS】に恍惚〜。

 そう。デビッド・ベノワは何を演ってもデビッド・ベノワ! ピアノフュージョンのハイセンスが止まらない!

  01. Snap!
  02. Fuzzy Logic
  03. Someday Soon
  04. Then The Morning Comes
  05. Reflections
  06. Coming Up For Air
  07. You Read My Mind
  08. War Of The S.U.V.'s
  09. Tango In Barbados
  10. One Dream At A Time
  11. Train Ride To Surrey

(GRP/GRP 2002年発売/UCCR-1007)
(ライナーノーツ/松下佳男)

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デビッド・ベノワ / アーティスツ・チョイス5

THE ARTIST'S CHOICE-1 GRPの看板ジャズメンの一人,デビッド・ベノワ自らがセレクトしたAVI時代のベスト盤が『ARTIST’S CHOICE』(以下『アーティスツ・チョイス』)。

 基本,管理人はベスト盤は買わない主義。しかも既に所有している「変則ベスト盤」『SUMMER』と『アーティスツ・チョイス』の曲名は丸カブリ〜。

 でも,それでも『アーティスツ・チョイス』が欲しかった〜。なぜなら『SUMMER』は『アーティスツ・チョイス』の焼き直し。『アーティスツ・チョイス』だけが真にオリジナルベスト盤!
 とにかく管理人は『SUMMER』が大好き。オリジナルを買って『SUMMER』の再演と聴き比べてみたかったのだ〜。

 それほどまでに「デビッド・ベノワ熱」に侵されていた管理人のハートを『アーティスツ・チョイス』が優しくエグッテくる。
 やっぱりいい曲。いい演奏。親しみ易いメロディーを繊細なピアノ・タッチと知的なハーモニーで奏で上げている。本能の赴くままに弾きまくるよりも数段難しい作業であるに違いない。デビッド・ベノワのハイセンスなバランス感覚にいついつまでも酔いしれる…。

 デビッド・ベノワのエレガント。デビッド・ベノワのロマンティシズム。デビッド・ベノワの粋とインテリジェンス。そこにいつでもスインギーで洒落たグルーヴを発見する。あぁ,ベノワ様〜。

THE ARTIST'S CHOICE-2 GRP在籍中にも関わらずGRP以外からリリースされたGRP以前のオリジナルベスト=『アーティスツ・チョイス』。

 『アーティスツ・チョイス』のピアノフュージョンを聴けば聴くほど,デビッド・ベノワの“天才”への思いが湧き上がってくる。
 AVI時代のデビッド・ベノワの全オリジナル・アルバム。お願いだから&頼むから国内盤で再発しておくれ〜。

  01. Life Is Like A Samba
  02. Can You Imagine
  03. Hermosa Skyline
  04. Some Other Sunset
  05. East Coast Dancer
  06. Stages
  07. Moment In Hyde Park
  08. Oceana
  09. Take A Look Inside My Heart
  10. Gold Coast
  11. Wind Season
  12. Los Angeles
  13. Seagull's Paradise
  14. If I Could Reach Rainbows

(ユニヴァーサル・ミュージック/HIP-O 1998年発売/MVCJ-24021)
(ライナーノーツ/デビッド・ベノワ,松下佳男)

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ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト! / ミラージュ4

MIRAGE-1 『MIRAGE』(以下『ミラージュ』)は,いつものデビッド・ベノワピアノフュージョンとは違う。『ミラージュ』は,いつものラス・フリーマンギターフュージョンとは違う。

 「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」とは,デビッド・ベノワが「トータル・バランサーな」ラス・フリーマンに歩み寄り,ラス・フリーマンが「ハイセンスな」デビッド・ベノワに寄り添うプロジェクト
 「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」とは,相手の長所を利用して,ソロ・アルバム以上に自分の個性を,自分の全てをさらけ出すためのプロジェクト

 いつもと異なることは,予想通り,と言えば負け惜しみになる。『ミラージュ』は,管理人の想定の範囲を超えてきた。ただし,AOR寄りのコンテンポラリー路線が自分の好みではなかったことが残念でならない。
 デビッド・ベノワよ,ラス・フリーマンよ,どうしてケニー・ロギンスアース・ウインド&ファイアーなんだ〜。

 そう。「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」の『ミラージュ』は“売れ線”有りき。GRPの将来を担う大物2人のコラボレーションゆえ,とにかく売らなければならない使命感とプレッシャーが,2人のバランス感覚を狂わせたのかな〜。

 『ミラージュ』は,引き算の無いPOPの上塗りであって,普段ならさり気なく弾いている美メロが前面に出過ぎてしまっている。ピアノギターが弾きすぎている。
 正直,楽しめたのは最初の数回だけだった。余りにも早く聴き飽きてしまったのだ。

 『ミラージュ』を聴いている時,無意識のうちに「フォープレイ」と比較している自分に気付いた。
 「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」にも「フォープレイ」にも,ベーシストネイザン・イーストが参加している影響だろうが,要は現代のモダン・ジャズ・カルテットを目指した「フォープレイ」と現代のデイブ・グルーシンリー・リトナーを目指した「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」の質の違いを感じてしまった。

MIRAGE-2 管理人の結論。『ミラージュ批評

 『ミラージュ』で,デビッド・ベノワラス・フリーマンの音を聴いている。ラス・フリーマンデビッド・ベノワの音を聴いている。ではデビッド・ベノワラス・フリーマンネイザン・イーストの音を聴いているのだろうか?

 デビッド・ベノワラス・フリーマンが『ミラージュ』で聴いているのは,ケニー・ロギンスアース・ウインド&ファイアーではなかろうか? 『ミラージュ』で聴いているのは,売れ線でありAORではなかろうか?

  01. Reunion
  02. When She Believed In Me
  03. Mediterranean Nights
  04. Swept Away
  05. The End Of Our Season
  06. After The Love Has Gone
  07. Smartypants
  08. It's The Thought That Counts
  09. Mirage
  10. That's All I Could Say

(GRP/GRP 1994年発売/UCCR-9004)
(デジパック仕様)
(ライナーノーツ/松下佳男,富田雅之)

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デビッド・ベノワ / シャドウズ5

SHADOWS-1 『SHADOWS』(以下『シャドウズ』)のデビッド・ベノワは,ピアノフュージョンであり,スムーズ・ジャズであり,バラードであり,ヴォーカル・ナンバーであり,ニュー・ジャック・スイングであり,ハウスであり,4ビートであり,ファンクであり,打ち込みであり,ストリングスであり,タテノリであり,ブラックであり,ブラジルであり,ストレート・アヘッドなジャズしている。

 そう。デビッド・ベノワの多種多様な魅力が『シャドウズ』で見事に“咲き乱れている”。
 『シャドウズ』こそがデビッド・ベノワGRP期を代表する“百花繚乱”の大名盤である。

 こんなにも“多面体の”デビッド・ベノワを,よくぞ『シャドウズ』1枚へパッケージングしてくれた。1曲1曲がチャレンジ曲であるのに見事に全体が調和している。

 ラフ書きではなく綿密な設計図を描き,作り込んでいるはずなのに,いつ聴いてもラフでフレッシュで不思議な魅力を感じてしまう。リリースから25年経った今でも『シャドウズ』に「熱中時代」継続中〜。

SHADOWS-2 管理人は思う。今感じてる『シャドウズ』の魅力は何度目の頂上なのだろう。一体,今は『シャドウズ』の何合目の景色を見ているのだろう。もしやこの先,まだ見ぬ花が待っているのだろうか?

 次から次へと,図ったように時間差で咲き乱れる音楽の花畑『シャドウズ』。フュージョンの花畑『シャドウズ』。スムーズ・ジャズの花畑『シャドウズ』。デビッド・ベノワの花畑『シャドウズ』。

 デビッド・ベノワは「お花畑の王子様」である。デビッド・ベノワは「貴公子」なのである。

  01. OVERTURE
  02. OVER THE EDGE
  03. HAVE YOU FORGOTTEN INTERLUDE
  04. SHADOWS
  05. SAUDADE
  06. MOMENTS
  07. ALREADY THERE
  08. STILL STANDING
  09. CASTLES
  10. HAVE YOU FORGOTTEN
  11. REPRISE

(GRP/GRP 1991年発売/MVCR-29)
(ライナーノーツ/熊谷美広)

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デビッド・ベノワ / フリーダム・アット・ミッドナイト5

FREEDOM AT MIDNIGHT-1 思うにデイヴ・グルーシンの引退には,少なからずデビッド・ベノワが関係しているのではなかろうか?

 なぜならデイヴ・グルーシンの引退後,改めて聴き直したデビッド・ベノワの『FREEDOM AT MIDNIGHT』(以下『フリーダム・アット・ミッドナイト』)に,発売当時は感じなかったデイヴ・グルーシンの『マウンテン・ダンス』な香りを感じてしまったからだ。

 そもそもデビッド・ベノワが影響を受けたアイドルとして公言する,ビル・エヴァンスと並ぶ存在がデイヴ・グルーシンであった。
 しかし,個人的にこれまで聴いてきたデビッド・ベノワに,ビル・エヴァンスを感じることはあってもデイヴ・グルーシンを感じたことは1度もなかった。

 だ・か・ら『フリーダム・アット・ミッドナイト』の中に住んでいたデイヴ・グルーシンの存在感に驚くとともに「管理人の耳はロバの耳」にガックシ。

 『フリーダム・アット・ミッドナイト』の5つ星は,ラジオでヘビーローテーションされた【FREEDOM AT MIDNIGHT】〜【ALONG THE MILKY WAY】〜【KEI’S SONG】までの1・2・3で大決定。

 爽やかでブリリアントでメロディアス,そこへマイナー調が重しを聴かせるスムーズ・ジャズ路線のハイセンスな“キラキラ”! デビッド・ベノワにしては珍しいシンセサイザーの全面採用が“華”!

 いやいや,名盤フリーダム・アット・ミッドナイト』の成功は,デイヴ・グルーシンなしに語ることはできない。デイヴ・グルーシンGRPだからこそ,目指す音楽がデイヴ・グルーシンと同じだからこそ,デビッド・ベノワが思う存分,自分のやりたいコンテンポラリーを展開することができたに違いない。

FREEDOM AT MIDNIGHT-2 完成した『フリーダム・アット・ミッドナイト』のレイドバックにデイヴ・グルーシンがいたく感動していた。自分が作ろうとしていた理想のフュージョンが,今やデビッド・ベノワの手中にある。

 デビッド・ベノワの“天才”に大満足して,デイヴ・グルーシンは引退した。デイヴ・グルーシンの「後継者」はデビッド・ベノワ“その人”である。

  01. Freedom At Midnight
  02. Along The Milky Way
  03. Kei's Song
  04. The Man With The Panama Hat
  05. Pieces Of Time
  06. Morning Sojourn
  07. Tropical Breeze
  08. Passion Walk
  09. Del Sasser
  10. The Last Goodbye

(GRP/GRP 1987年発売/UCCR-9013)
(デジパック仕様)
(ライナーノーツ/松下佳男,藤あずさ,熊谷美広)

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デビッド・ベノワ / サマー5

SUMMER-1 管理人は「国内盤至上主義」。国内盤が出て来ないジャズメンには食指が動かない。輸入盤をCDショップで試聴はするが,購入することはない。管理人の2000枚のコレクションは100%国内盤ONLY〜。

 この“縛り”は今後もきっと崩さないつもり。なぜならば,日本は「世界一のジャズ大国」。国内盤の充実度は世界一という建前。しかし本音としては,輸入盤の大海に出てしまったら最後,生きて戻っては帰れない。輸入盤に手をつけるのが恐いのだ〜。

 日本のジャズ・ファンに根付いている「国内盤至上主義」は,レコード会社とジャズ・ファンとの紳士協定というか,暗黙の了解というか,レコード会社は日本国内へ才能豊かなジャズメンを紹介する義務を負わせるのがジャズ界のルール。

 そ・れ・で・責任を感じた?キングレコードエレクトリック・バード・レーベルが,大人気フュージョンピアニストデビッド・ベノワの招聘へと動いた!

 アメリカでは7枚のアルバムをリリース済みの実績あるデビッド・ベノワでさえ,日本市場を攻略するためには国内盤のリリースが不可欠だった。たった1枚の国内盤のリリースがデビッド・ベノワのブレイクを保証することになるのだった。

 エレクトリック・バードの目論見は大当たり! 国内企画盤であるデビッド・ベノワベスト・チューンの再演盤『SUMMER』(以下『サマー』)の1枚で,日本のフュージョン・ファンのハートを鷲掴み!

 ピアノフュージョンスムーズ・ジャズへと徐々に移行していった音楽シーンを語る上で『サマー』の発売前は無名であったデビッド・ベノワが今では絶対的に“外せない”存在となったのは皆さんご承知の通り。

SUMMER-2 『サマー』は管理人の愛聴盤。何回聴いても何年聴いても聴き飽きない。
 ブラジル風のダンサブルなナンバーや疾走感あふれるフュージョンからロマンティックなバラードまで,デビッド・ベノワの歌心あふれる瑞々しいピアノが鳴っている! デビッド・ベノワの「ハイセンスのエッセンス」が溢れ出ている!

 デビッド・ベノワのマイナーだったAVI時代の名曲を通して聴いていると,軽く爽やかでコンテンポラリーなピアノを弾かせたら,デビッド・ベノワ“最強説”を信じてしまう。

 個人的にはコンテンポラリーなピアニストフィリップ・セスデビッド・ベノワが“ワン・ツー”なのだと今の今でも信じている。

  01. SOME OTHER SUNSET
  02. OSLO
  03. OCEANA
  04. CAN YOU IMAGINE
  05. HERMOSA SKYLINE
  06. IF I COULD REACH RAINBOWS
  07. STAGES
  08. LIFE IS LIKE A SAMBA
  09. I REMEMBER BILL EVANS

(エレクトリック・バード/ELECTRIC BIRD 1986年発売/KICP 38)
(ライナーノーツ/松下佳男)

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デビッド・ベノワ / ビル・エヴァンスに捧ぐ5

WAITING FOR SPRING-1 競争激しいスムーズ・ジャズ系のピアニストの中にあって,デビッド・ベノワが他とは一線を画する理由が『WAITING FOR SPRING』(以下『ビル・エヴァンスに捧ぐ』)の中に秘められている。

 『ビル・エヴァンスに捧ぐ』とは,デビッド・ベノワによるビル・エヴァンストリビュート
 そう。リリカルでエモーショナルなデビッド・ベノワのルーツはビル・エヴァンスピアノにあったのだ。

 尤も,ビル・エヴァンストリビュート自体は珍しくない。
 管理人が『ビル・エヴァンスに捧ぐ』をプッシュする理由は『ビル・エヴァンスに捧ぐ』が,よくあるビル・エヴァンストリビュートに終わるのではなく,ピンポイントで『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリングトリビュートになっているからである。

 真のビル・エヴァンス・マニアにとって,ビル・エヴァンスの“最高傑作”と来れば「リバーサイド四部作」ではなく『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング』であるはずである。これは聴き比べればすぐに分かる事実である。

 ゆえにデビッド・ベノワが,ビル・エヴァンストリビュートの題材として『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリングトリビュートを制作したとなれば,聴かないわけにはいかなかった。

 デビッド・ベノワによる『ビル・エヴァンスに捧ぐ』は,確かに内省的なデビッド・ベノワであり,水墨画の色彩を十分に帯びたビル・エヴァンスである。
 デビッド・ベノワの音楽は「第二のビル・エヴァンス」を目指してきたわけではない。デビッド・ベノワは「今も昔も」デビッド・ベノワであり続けてきたことが伝わってくる。

 一方では,ビル・エヴァンスに恋焦がれつつも,一方ではビル・エヴァンスを頑なに拒絶しているのだ。
 しかし,それでも『ビル・エヴァンスに捧ぐ』を聴いていると,管理人にはデビッド・ベノワによる“エヴァンス派”宣言に聴こえて仕方がなかった。

WAITING FOR SPRING-2 そう。それこそが『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリングトリビュートの香り!
 人生に絶望しつつも,心のどこかで明日に期待してしまうのが人間なのである。明けない夜はないのだ。春の来ない冬はないのだ。

 ビル・エヴァンスの『YOU MUST BELIEVE IN SPRING』→デビッド・ベノワの『WAITING FOR SPRING』!

 この時期,管理人が無性に聴きたくなるアルバムである。春を待ち焦がれながら聴くにはもってこいのアルバムである。

  01. Waiting For Spring
  02. After The Snow Falls
  03. Cast Your Fate To The Wind
  04. Turn Out The Stars
  05. Cabin Fever
  06. Cat On A Windowsill
  07. Some Other Sunset
  08. My Romance
  09. Funkallero
  10. I Remeber Bill Evans
  11. Fireside
  12. Secret Love

(GRP/GRP 1989年発売/VDJ-1224)
(ライナーノーツ/デビッド・ベノワ,小川隆夫)

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