CD批評:松永 貴志
2007年10月25日
松永 貴志 & 矢野 沙織 / オープン・マインド / OPEN MIND - TAKASHI MATSUNAGA VERSION
『OPEN MIND』の2曲目は【OPEN MIND − TAKASHI MATSUNAGA VERSION】(以下【オープン・マインド(松永貴志ヴァージョン)】)。
“爆走する”ピアノ・トリオである。アップテンポの【オープン・マインド】である。それが【オープン・マインド(松永貴志ヴァージョン)】の真実である。
「矢野沙織好き」を公言する管理人としては【オープン・マインド】を購入したのも,当然【矢野沙織ヴァージョン】目当て!であったのだが…。ドッコイ,松永貴志に“開眼”させられた!
今更【松永貴志ヴァージョン】の方が出来が良い,など口が裂けても言えませんが,心の中ではそう思っています。はい。「ココだけの話」=眞鍋かをりです。
松永貴志がジャズ・ピアノを弾きまくっている! 3分9秒でのタイム感や3分19秒の高音オクターブでのフィナーレで盛り上がる! 超テクニカルなのに,そんな技術云々を吹き飛ばす,山下洋輔バリの“勢い”が圧巻! 若さって素晴らしい!
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
TAKASHI MATSUNAGA : Piano
DAIKI YASUKAGAWA : Bass
MASAHIKO OSAKA : Drums

Open Mind
2007年07月03日
松永 貴志 & 矢野 沙織 / オープン・マインド / OPEN MIND - ORIGINAL TV VERSION
『OPEN MIND』の1曲目は【OPEN MIND − ORIGINAL TV VERSION】(以下【オープン・マインド(オリジナルTVヴァージョン)】)。
【オープン・マインド(オリジナルTVヴァージョン)】が放つ“新時代の空気感”こそ,2人の天才,松永貴志と矢野沙織の共演の成果である。
55秒から1分13秒までの番組オープニング・メイン・テーマと37秒から52秒までのサブ・テーマ(お天気とかスポーツへの橋渡し部分)が確かに『オープン・マインド』の“肝”であり【オープン・マインド・フューチャリング・矢野沙織】に思えるが…。
【オープン・マインド(オリジナルTVヴァージョン)】をフル試聴してもらえれば,上記テーマ部が,確かに【オリジナルTVヴァージョン】に過ぎないことが理解できる。そう。“真の主役”は松永貴志のピアノであろう。
報道ステーションのオープニングで画面から消え去っていく? 1分14秒からの松永貴志のアドリブが素晴らしい。報ステでも逆にフェードインして使って欲しいぐらい完璧な出来! 1分39秒からのサブ・テーマの崩しは「そうそう」と大納得してしまう。
その他,矢野沙織の細かなビブラートなど【オリジナルTVヴァージョン】の「フル・ヴァージョン」でなければ楽しめない“旨味”がギッシリ! 是非一度,フル試聴されたし。
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
SAORI YANO : Alto Sax
TAKASHI MATSUNAGA : Piano
DAIKI YASUKAGAWA : Bass
NOBUYUKI KOMATSU : Drums

Open Mind
2007年07月02日
松永 貴志 & 矢野 沙織 / オープン・マインド
ジャズの名門レーベルと言えば「ブルーノート」であろう。65年の歴史を誇る“超名門”の最年少リーダー奏者についてご存知であろうか?驚くなかれ,録音当時は日本の現役高校生,松永貴志である。(正確にはBN録音ではなく買い取り販売であるが…)
このビッグ・ニュースに日本のメディアが喰いついた! その一つの“か・た・ち”が,読者の皆さんも毎晩耳にしているかも知れない,テレビ朝日系「報道ステーション」テーマ曲『OPEN MIND』(以下『オープン・マインド』)である。
しかし…。管理人が矢野沙織ファンだからそう聴こえるだけ? いや,あの番組オープニングの20秒間の演奏は,完全なる矢野沙織のソロ・パート! そう。あの編集は矢野沙織を聴くためにある! ズバリ,あの編集指針は正しいと思う。
しかし『オープン・マインド』の真実は,松永貴志を聴くためにある! 管理人が矢野沙織ファンでなかったら,何であんな編集にしたのかと文句の一つの言いたくなる!
真実の『オープン・マインド』のハイライトは,古舘伊知郎のご挨拶により,フェードアウトしていくピアノ・ソロ! 矢野沙織のソロを選んだ編集者を最後まで悩ませたであろう,こちらも天才的な名演である。
松永貴志のアドリブは,矢野沙織の引き立て役に収まってしまった自分に対する憤り,そして“俺がこのユニットのリーダー&作曲者である”との強い意思表示を感じてしまう。このジャズ・ピアノに“ビンビン”感じてしまう。
『オープン・マインド』で,10代にして一時代を築き上げた松永貴志であるが,その後の彼について語るのは,少し厳しい。勿論,まだまだ20歳。松永貴志の将来はこれからである。前途洋々に違いない。
しかし管理人が松永貴志にマイナス・イメージを持っているのは,若くして天才と謳われたゆえの“弊害”である。
自分のスタイルを確立し,それを推し進めたことで大成功,と来れば,誰しもそのスタイルを継続して追い求めたくなるものだ。
一言で言えば『オープン・マインド』以降の松永貴志のジャズ・ピアノには“新鮮味”が薄れている。10歳でCD制作した“輝かしいキャリア”が逆に災いしたのかもしれないが,すでに“若年寄”の雰囲気がある。そう。無意識のうちにパターン化,マンネリ化という“罠”にはまってしまっているのでは?
松永貴志の才能はこんなものではないはずだ。『オープン・マインド』を超える名演を早く聴かせてほしいと思っている。
(2004年録音/TOCP-40174)
























