CD批評:アキコ・グレース

2008年01月10日

アキコ・グレース / 東京 / 東京狂詩曲5

アナログレコード

 『TOKYO』の2曲目は【東京狂詩曲】。


 【東京狂詩曲】は“狂おしいくらいにいとおしい”アキコ・グレースの「東京愛」が感じられる。24時間眠ることない大都会の明と暗! 酸いも甘いも味わい尽くした上での愛情である。

 アキコ・グレースピアノは早いが,彼女の実力からすると,黄色の中央・総武線各駅停車であって,紺色の横須賀・総武線快速電車のそれではない。( ← って,やっぱり都民気分の千葉県民丸出しです。) 
 そう。【東京狂詩曲】の魅力は,スピードを越えた圧倒的エネルギーと終始“ピン”と張りつめた緊張感! 都会の喧噪,危険と誘惑,そして活力をイメージさせるピアノのアタックが,相当パンチが効いている!

 アキコ・グレースは,そんな「東京」の特徴を,低音中心の音程で表現する。グイグイ切り込み圧力をかけてくる。
 しかし同時に“息抜きの場”も提供してくれている。ほんのわずか,中域と高域を同時に鳴らしてくれる。
 例えば3分過ぎからのアドリブであるが,もう少し長く続けられると,失神しそうで耐えられそうもない。そこでテーマに戻った後3分52秒からが“スーパー・ジャズメン”の面目躍如。あの倍音処理がエクスタシー!

 管理人も「東京」という街が大好きである。しかしこれ程,東京好きになったのは,東京を離れてからのことである。
 アキコ・グレースによる【東京狂詩曲】の作曲も,NY暮らしに慣れた頃のことだ。東京を離れてみて初めて,自分の内にある「東京愛」に気付いたのではないか?
 【東京狂詩曲】には,アキコ・グレースの“激しい”東京愛が詰まっている。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

AKIKO GRACE SUPER TOKYO TRIO
AKIKO GRACE : Piano
KIYOTO FUJIWARA : Bass
TAPPY IWASE : Drums


東京
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2007年11月13日

アキコ・グレース / 東京 / 記憶4

アナログレコード

 『TOKYO』の5曲目は【記憶】。


 【記憶】とは,クラシック・ピアノを習っていた幼少時代のこと? それともオスカー・ピーターソンを聴いてジャズ・ピアノに開眼した青春時代のこと? それとも…?
 【記憶】は,ダイナミックに「静と動」が交差する名演である。

 イントロとアウトロは,もろクラシック。中盤のモチーフも,もろクラシック。管理人はクラシックには通じていないので,何風,とコメントはできないが,岩波洋三氏執筆のライナー・ノートには「モーツァルトのピアノ・ソナタ風」と書かれている。たぶんそうなのだろう。

 管理人が語れるのはせいぜい,あの突然切り込んでくる“アグレッシブな”ピアノぐらいである。これはすごい。低音と高音が“けたたましい豪音を立てて”オスカー・ピーターソン並みの早弾きで迫ってくる。それはそれは押し倒されてしまいそうな勢いである。
 急発進の急ストップなのであるが,車は急には止まれない=アキコ・グレースの指も急には止まれない! 特に失速間際のラスト2,3秒! 最後に“馬が足を蹴り上げた感じ”が大好きだ。

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AKIKO GRACE SUPER TOKYO TRIO
AKIKO GRACE : Piano
KIYOTO FUJIWARA : Bass
TAPPY IWASE : Drums


東京
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2007年08月26日

アキコ・グレース / 東京 / 悠久の路5

アナログレコード

 『TOKYO』の4曲目は【悠久の路】。


 【悠久の路】とは,シルクロード? 管理人には島国の五街道などではなく,果てしなく雄大な大陸,東洋から西洋へと通じる【悠久の路】が,イメージとして浮かび上がってくる。
 この延々と朗々と流れるタイム感に“ロマン”を感じてしまう。きっとストリングスとヴァイオリンに“中国”を感じてしまうのだと思う。我ながら単純な男だと思う。

 イントロの数秒間で,一気に太古の昔へと連れて行かれるのだが,1分8秒からのピアノヴァイオリンのユニゾン,そこへストリングスが折り重なる部分が鳥肌もの。
 特に2分11秒からのピアノのタッチは,音が分厚くなったにもかかわらず,より一層“粒だって”聴こえる。アキコ・グレースの本領発揮,凄さを痛感する一瞬である。

 ハイライトは,2分24秒からのピアノ・ソロ! スロー・ハンドが実に心憎い。これぞ悠久の時の流れ…。
 アキコ・グレースのイマジネーションが聴き込むにつれ,鮮明に増幅してくる。これはやばい。そして4分22秒からの「時を駆け抜ける」ピアノ! 地味なアドリブが極上! ジャズ・ピアノはこうでなくっちゃ…。

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AKIKO GRACE SUPER TOKYO TRIO
AKIKO GRACE : Piano
KIYOTO FUJIWARA : Bass
TAPPY IWASE : Drums

GUEST MUSICIAN
TOSHIHIRO NAKANISHI : Violin

CHIEKO KINBARA STRINGS
HARUKO YANO, NAORU KOMIYA, YUKIKO IWATA : 1st Violin
NAGISA KIRIYAMA, NORIYO OHBAYASHI, YUKO OHKUBO, MOTOKO FUJIIE : 2nd Violin
YUJI YAMADA, HIROHITO FURUGAWARA : Viola
MASAMI HORISAWA, AYANO KASAHARA : Cello


東京
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2007年05月29日

アキコ・グレース / 東京 / 春咲小紅4

アナログレコード

 『TOKYO』の3曲目は【春咲小紅】。


 【春咲小紅】は,ご存知・矢野顕子の大ヒット曲。小学生の頃,オリジナルを相当聞いてしまったことと,ジャズにアレンジされた【春咲小紅】とは初対面だったので,一聴した程度では,なかなか“しっくり”こなかった。
 それが今では…。【春咲小紅】は,いつの日か「ジャズ・スタンダード」と呼ばれる日が来るのでは,と肩入れしている。アドリブの自由度は高いし,リズムがクリエイトする。名曲であろう。

 【春咲小紅】を名曲に“仕立て上げた”のが,アキコ・グレースの成せる技! なかなか“しっくり”こないので,これは“駄作”とあきらめ聴き流していたが,ふと「いいフレーズ」と思い,CDクレジットに目をやると【春咲小紅】だった,という経験を何度も味わった。
 そう。矢野顕子の【春咲小紅】をイメージすると駄作であるが,原曲を無視して,アキコ・グレースピアノ・トリオとして聴くと,俄然,耳に飛び込んでくる! 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の名言が脳裏をよぎる。

 実際に原曲の“跡形”はほんのわずか。ただし,クライマックスでテーマが鳴り出す進行表が「ジャズ・スタンダード」っぽいのである。例えば3分47秒で安心していると3分50秒からの“4連発”はジャズ・ピアノの“王道”であろう。

 “和”のテイスト全開のアドリブがどれもいい。個人的には“地味”ではあるが,47秒からのイントロを6分30秒のアウトロでパワーアップして聴かせる「リズムの連打」が好みである。

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AKIKO GRACE SUPER TOKYO TRIO
AKIKO GRACE : Piano
KIYOTO FUJIWARA : Bass
TAPPY IWASE : Drums


東京
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2007年04月17日

アキコ・グレース / 東京 / 島唄3

アナログレコード

 『TOKYO』の9曲目は【島唄】。


 【島唄】は,地元沖縄の人々にも愛され,受け入れられた,J−ポップの名曲! この民謡的で心に響くメロディをJ−ジャズ最高峰のピアノが彩っていく! そんな期待に胸弾ませて…。

 斬新なアレンジのせいもあろうが【島唄】の魅力がストレートに伝わってこない。この辺りはボーカルやホーンにかなわない,ピアノの宿命と言えばそれまでだが,ここでそんなことを言いたいのではない。
 やはりアキコ・グレースは都会人だ。東京は表現できても沖縄は…。

 その点,藤原清登はいい。2分48秒からのベースの音色は,大海原へ船を漕ぎだす“オールの音”そのものである。

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AKIKO GRACE SUPER TOKYO TRIO
AKIKO GRACE : Piano
KIYOTO FUJIWARA : Bass
TAPPY IWASE : Drums


東京
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2007年03月04日

アキコ・グレース / 東京 / おぼろ月夜5

アナログレコード

 『TOKYO』の8曲目は【おぼろ月夜】。


 【おぼろ月夜】こそ『TOKYO』のコンセプトの完成形! “和”テイスト全開が(管理人の評価としては)大成功である。

 藤原道山尺八をフューチャーした“ピアノ・カルテット”が“ワビサビ・カルテット”と化す。フロントの2人はしっかりと自分の音を出しているが,互いの音を意識しながら,溶け合うように,ささやきあう。
 例えば,2分1秒からのアキコ・グレースピアノ・ソロは,しっかりと弾ききっている。かなり強烈なタッチなので,ホノボノ・ムードで耳を傾けていると,思わずのけぞり,たじろいでしまうほど。
 しかしこの音圧が,嫌味ではない。この「響き:残響音」に心奪われる。美しい。時間をかけて心の奥底に染み入ってくる。

 反ジャズ的な“没個性”! 控え目で奥ゆかしい【おぼろ月夜】で,こんなにもスイングするなんて…。
 【おぼろ月夜】には,ジャズ・スタンダードでは味わえない“けだるさ”が存在する。やはり管理人は純・日本人です。J−ジャズが好きでたまらないのです。

 特筆すべきは藤原清登の“ギーコギーコ”ベース。渡し船に乗りながら眺める【おぼろ月夜】を見たくなった。かなうことなら“浄い童心”を取り戻したい。

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AKIKO GRACE SUPER TOKYO TRIO
AKIKO GRACE : Piano
KIYOTO FUJIWARA : Bass
TAPPY IWASE : Drums

GUEST MUSICIAN
DOZAN FUJIWARA : Shakuhachi


東京
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2007年01月13日

アキコ・グレース / 東京 / DONNA LEE5

アナログレコード

 『TOKYO』の7曲目は【DONNA LEE】(以下【ドナ・リー】)。


 【ドナ・リー】は,J−ジャズの“日本選抜”「AKIKO GRACE SUPER TOKYO TRIO」の“すごすぎる”熱演だ。これがトリオか? と耳を疑うくらいに,熱気が充満している。

 アキコ・グレースが,カットバシテイル! 【ドナ・リー】は,チャーリー・パーカーはもとより,バッパーであれば皆一度は挑戦する“バップのエベレスト”。
 その一度は越えねばならない「剣が峰」を前にして,アキコ・グレースピアノが,アルト・サックスと化している! 縦横無尽なアドリブは,チャーリー・パーカーピアノで演ったら,こうなるであろうことをイメージさせてくれる“桁外れ”の快演である。こんなピアノは,そうめったに聴けるものではない。
 1分42秒から1分53秒までが特A級の出来で“きらめいている”のだが,B級好きとしては,2分23秒過ぎからの“JAZZYなノリ”がたまらなく好きだ。

 ただし【ドナ・リー】は,アキコ・グレースだけが“突出”しているわけではない。むしろ耳に残るのは強烈なビートであろう。
 ピアノを“喰らいつくす”かのごとく襲いかかる,藤原清登ベースが“ブイブイのゴリゴリ”で半端ない。管理人の第一印象はとにかく“ベースライン”だった。
 岩瀬立飛の“クリエイティブ”なドラミングが,他のどの【ドナ・リー】とも異なるオリジナリティを与えている。シンバルの使い方が実に刺激的である。

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AKIKO GRACE SUPER TOKYO TRIO
AKIKO GRACE : Piano
KIYOTO FUJIWARA : Bass
TAPPY IWASE : Drums


東京
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2007年01月10日

アキコ・グレース / 東京4

アナログレコード

 親は子供の誕生前からあれこれと名前を思案する。子供でさえペットの名付け親となるに際し熟考する。新商品の開発会議において最も時間を要するのがネーミング会議である。
 そう。名前って重要! 重要であるからこそ,多くの時間と労力をかけて,名前について熟慮を重ねるのである。

 さて,アキコ・グレースである。このアーティスト名に,あの日本人離れしたルックスとくれば,もしやハーフ? と思われるかもしれないが,アキコ・グレースとは芸名! 彼女は歴とした純・日本人。本名:岩瀬晶子さんである。
 この芸名には意味がある! メイド・イン・ジャパンの「最高傑作」としての鮮烈デビュー! この芸名は“世界進出”を見据えての“戦略”である! そう。アキコ・グレースの眼前には,デビュー前にして“世界への扉”がクッキリと見えていた。

 アキコ・グレース程の“高学歴ジャズメン”は世界的に見ても,そうザラにはいない。
 なんてったって芸大&バークリーのW首席卒業! バークリー在学中にも2年連続の学生代表演奏。バークリー・パフォーマンス・センターでの演奏という名誉を得た。
 卒業後も快進撃は続く! SAVOY初の日本人ジャズメン! ジャズ史上初,それもデビュー1年目にして,スイングジャーナル選定「ゴールドディスク」賞を2作連続&年間2枚獲得という離れ技! これは異例中の異例。大事件であった。
 スイングジャーナル関連でいえば「ニュースター賞」「日本ジャズ賞」を“当然のごとく”受賞したし,ミュージック・ペンクラブ賞ポピュラー部門・コンサート・パフォーマンス賞や文化庁主催芸術祭優秀賞(レコード部門)といったビックな受賞歴も多数ある。
 ここら辺はさらりと書き終えることにするが,よ〜く考えてみてほしい。これらの賞の“重み”はハンパではない。

 普段,アンチ・ジャズ・ジャーナリズムの管理人にここまで書かせたジャズメンはアキコ・グレースが初めてである。それだけでもアキコ・グレースの凄さが分かるってものでしょ? 「おぬしやるな〜」である。( ← って,そんなお前は一体何なんだって話ですけどね。全く説得力などありませぬ。いつも高飛車ですみません。)
 そう。アキコ・グレースジャズ・ピアノの前では,この類の“うんちく”など一切不要である。きっと一音聴いただけで,オッ,と思うに違いない。
 百戦錬磨の“通”なオヤジたちの耳をKOしてきた,ジャズの本場でも“超一流”として渡り歩ける程の実力者なのである。

 さてさて,話を戻そう。“世界進出”を見据えて,芸名デビューを果たしたアキコ・グレースが,実際に世界へと照準を合わせ始めたのが『TOKYO』(以下『東京』)の発表からである。
 デビューから続いたNY3部作で日本ジャズ界を“完全制覇”した勢いそのままに,と思いきや,大胆にも路線変更! これがアキコ・グレースの予想に反して不評を買った。この『東京』での失敗が響いて,過去の偉大な実績さえも“吹き飛ばされた”感さえある。正に株価の大暴落である。

 しかし管理人は『東京』は悪いとは思わない。失敗作だとは思わない。
 残念ながら最高傑作と呼ぶことはできないが,聴き所によっては過去のどのCDにも増して,アキコ・グレースの“個性”が豊かに表現されている,と思うからだ。

 アキコ・グレースの個性は“陰り”である! “陽の権化”ピーターソン派を自認するアキコ・グレースとしては意外に思えるが,彼女のピアノには“陰り”がある。“閉塞感”を感じると同時に“破壊の快感”が複雑に入り混じっている。
 表面的にはスマートでオシャレで洗練された“CITY系”であるが,華やかな「勝ち組」生活は多くの犠牲の上に成り立っている。
 創作活動=命を削る“ユンケル漬け”の毎日である。そう。“高学歴ジャズメン”の宿命である,結果を求められ続ける大きなストレスは“キャリア・ウーマン”的な“陰り”である。
 結果のためには,自分のやりたいスタイルを捨て,時流に乗っかる必要がある。ここがジャズメンにとって最大の“ジレンマ”であろう。
 この“ジレンマ”をアキコ・グレースは,デビュー前から抱えてしまっていた。売れて当然という,目には見えないプレッシャー,がのしかかっていた。それが無意識のうちに“陰り”という個性を作り上げてしまったのではなかろうか? 本当のアキコ・グレースとは「のだめ」なのかもしれない。

 “プライド,嫉妬,女の執念”が聴こえてきそうな“反骨精神”丸出しのピアノ・タッチが,男性では“制御不能”な強烈なエネルギーを発してくる! この“怨念の力”が日々の“閉塞感”を突き破って前進する! ここに“破壊の快感”が宿っている。
 ← おっと,当然ながらこれはアキコ・グレースジャズ・ピアノの特徴について述べているのであって,実際の彼女がそんな女性だと言うことでは決してありませんので,誤解なさらずに…。

 その点『東京』は,これまでの“しがらみ”や“ジレンマ”から全て解放されて,本当にアキコ・グレースがやってみたかったジャズ・ピアノの世界がストレートに表現されている。これまでの溜まりに溜まった“うっぷん”を全て“ぶちまけた”感がある。
 それゆえ,これまで表面に表われることの少なかった,しかし確実に底流に渦巻いていた“陰り”が,俄然上昇している! これは『東京』のテーマである“和”の追求と関連がある。
 そう。アキコ・グレースの原点である“和=自分のルーツ”を探す旅が「パンドラの箱」を解き放つ引き金となった! もうこの「パンドラの箱」は閉じられない。芸名に込められた“世界制覇”を完遂するその時まで…。

(2004年録音/COCB-53128)

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