アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

CD批評:松岡 直也

松岡 直也 / エメラルド4

EMERALD-1 音楽生活○○周年とかデビュー○○周年とかの記念盤にはベスト盤とか再演とかの「集大成」が似合うと思う。喜びをファンと共に分かち合えるからである。

 仮にこのような記念盤でこけてしまうと,次の5周年や10周年が危うくなる。そう。記念盤は売れてこそ。まず守りを固めてからの攻め。2011年の落合・中日ドラゴンズ仕様である。

 しかしジャズメンはアーティスト。記念盤であるからこそ,リスクを冒してでも,新しい音楽の創造にこだわる大物もいる(ペーペーはレコード会社主導ゆえ冒険は難しい)。大物だけに許された大勝負。
 読者の皆さんにお奨めする。松岡直也の音楽生活45周年記念盤『EMERALD』(以下『エメラルド』)を聴いてみてほしい。とにかく熱いのだ。徹底的に攻めて,結果,敗北を喫した松岡直也の男気を…。

 『エメラルド』のコンセプトは大人数でのセッションCD松岡メロディーを大切にする御大が,純粋なセッションCDインプロヴィゼーションCDを発売するのは『見知らぬ街で』以来であるから15年振りのことになる。日本シリーズ最終戦は山井を先発させた大勝負。でもこの男気が勝負の綾を狂わせてしまった。

 インプロヴィゼーション中心のセッションとなれば,どうしてもメンバーの長めのソロが多くなる。この場合,ジャズスタンダードなら本領発揮だったのだろう。
 しかし旧知のメンバーもいるとはいえ,松岡直也ラテン・フュージョン初参加にしてメインを張った川嶋哲郎には難しかった。ジャズ専業らしい素晴らしいアドリブを吹いてはいるが,正直,松岡メロディーとはノリが合っていない。
 2番手扱いの?土岐英史佐藤達哉向井滋春をメインに据えれば,ジャズアドリブではなくフュージョンアドリブが全体を支配する,狙い通りのエメラルドセッションCDが完成したのかもしれない。

 でもしょうがない。この人選には『エメラルド』録音時の大人の諸事情が関連している。松岡直也の音楽生活45周年のメモリアルを目前にして,前作『シーラカンスの夢』での失速が原因なのか?長年在籍したワーナー・ミュージックとの契約が終了。寵愛してきたギター・ヒーロー=大橋勇も手放してしまった。

 そう。松岡直也が『エメラルド』で狙ったは大橋勇抜きの「WESINGアゲイン」! 大橋勇抜きに「BANDA GRANDE」は演奏できない。「BANDA GRANDE」で造り上げてきた鉄壁のホーンを“鳴らすための”「WESINGアゲイン」! どうだ〜。企画は決まった,セッションCD〜。

EMERALD-2 『エメラルド』の敗因はギターレス。柔軟に大橋勇にこだわらず,土方隆行斉藤英夫今泉洋和田アキラの元メンの誰かを起用していれば…。中日も山本昌広か三瀬幸司を起用していれば,いいや,福留カムバックしかなかったか?

 敗北から学ぶことだってある。勝つことからは学べないことだってあるのさっ。
 大一番を取りこぼしても松岡直也と落合博満は名監督です。

  01. Emerald
  02. The Deep Sea
  03. Cross The Atlantic
  04. The Prime of Life
  05. Groovin' High
  06. Messenger
  07. Nuestra Fiesta
  08. Django Bop
  09. Legend of Love

(ホリプロ/HORIPRO 1997年発売/XYCF-50008)
(ライナーノーツ/熊谷美広)

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松岡 直也 / ヴィーナスを探せ4

VENUS WO SAGASE-1 『ヴィーナスを探せ』は,松岡直也の新バンド「松岡直也 BANDA GRANDE」のデビューCDである。

 「松岡直也 BANDA GRANDE」は松岡直也“待望の”7管ホーン入りで13人編成のビッグ・バンド。そして松岡直也ビッグ・バンドと来れば「WESING」の復活を連想するファンも多いことだろう。
 しか〜し「松岡直也 BANDA GRANDE」の真実は“カシオペアもどきのバンド・アンサンブル”であって「WESING」とは完全な別物である。

 そう。“仮想”野呂一生大橋勇ギターだけがアドリブCOOLにキメていく。「WESING」時代のホーン隊はソロを吹いたが「BANDA GRANDE」のホーン隊はアンサンブルのみ。それもそのはず。御大=松岡直也でさえ,バンド・リーダー=松岡直也からソロ・パートをほとんど与えられていないのだ。

 『ヴィーナスを探せ』の狙いは“シャープで華やかなラテン・フュージョン”である。松岡直也大坪稔明のツイン・キーボードに絡む7管ホーンの色鮮やかな音色が最高に素晴らしい。
 でもでも『ヴィーナスを探せ』の主役は,アルバム全体でちょくちょく顔を出す大橋勇カシオペアであり高橋ゲタ夫ジャコ・パストリアスである。
 
 事実,松岡直也の冠を伏せてブラインド・テストを実施すれば【THE STRIKER〜勝利のストライカー】【ヴィーナスを探せ】【SPACE NAVIGATION】【MOON DRIVE】の4トラックは,同年発売,カシオペアの『ANSWERS』の姉妹盤であり,スティール・ドラムが連打されるトロピカルなリズムとブラスと低音“ブイブイ”チョッパー・ベースの【オレンジ色のエスパドリーユ】は晩年のジャコ・パストリアスのそれである。

 ここに「松岡直也 BANDA GRANDE」の狙いが見え隠れしている。そう。「松岡直也 BANDA GRANDE」の結成理由は大橋勇高橋ゲタ夫のスーパー・テクニシャン・シフト!
 言わば「松岡直也 BANDA GRANDE」は松岡直也マイルス仕様。7管ホーンの導入はラテン・フュージョンとのコントラストが為である。

VENUS WO SAGASE-2 サイドメンに自由自在にアドリブを吹かせつつ,自分自身の音楽の質を上げていったマイルス・デイビス。『ヴィーナスを探せ』での松岡直也も同様で,バンマスの役割を高橋ゲタ夫に委ね,自身はピアニストとしての一発を狙っている。アンサンブルの中から「ひょこっと」顔を出してはおいしいとこだけ食べている。キッチリと“ザ・松岡直也”を印象付けている。

 松岡直也は「松岡直也 & ウィシング」時代は激情家であったが「松岡直也グループ」時代の成功の切磋琢磨を経て「松岡直也 BANDA GRANDE」時代でインテリ音楽家となった。

  01. THE STRIKER〜勝利のストライカー
  02. 激愛
  03. オレンジ色のエスパドリーユ
  04. 永遠の想いをのせて
  05. ヴィーナスを探せ
  06. 誘惑のマドリッド〜NIGHT IN MADRID
  07. SPACE NAVIGATION
  08. MOON DRIVE
  09. “P-KAN”ダンス
  10. SUNSET KISS
  11. ミ・アモーレ

(ワーナー・ミュージック/WARNER MUSIC 1994年発売/WPC6-8041)
(サンプル盤)

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松岡 直也 / SONGS AND DAYS5

SONGS AND DAYS-1 『午後の水平線』と『夏の旅』のツー・トップに変わる松岡直也の「第三の選択肢」。それが『SONGS AND DAYS』である。

 松岡直也の一押しとして『SONGS AND DAYS』を挙げる松岡直也・フリークは少ないことと思う。しかし『SONGS AND DAYS』抜きに松岡直也を語ることなどできない。
 正直,黄金期のバンド・サウンドを構築し,メンバー全員が「やり尽くした&燃え尽きた」感のある中での演奏である。新しい音楽を創造するというよりも最後の出がらしの満足感。唯一人,キーボード松岡直也“御大”を除いては…。

 そう。何を演ってもうまくいく。自分の意のままに,いや,自分がイメージした以上に自分の音楽を“表現してくれる”ベスト・メンバー。花の命は短い。今こそ録り溜めておくべき時〜。
 松岡直也の録り溜め正しく『SONGS AND DAYS』には「最後の輝き」がキラリ。大名盤の完成とあいなった。

 『SONGS AND DAYS』のテーマはスペイン松岡直也スペインへの“馳せる思い”はデビュー当時から【思い出のマジョルカ】などで発散されていたが『SONGS AND DAYS』でのラテン・フュージョンは格別。
 そう。憧れのスペイン。情熱のスペイン。闘牛に地中海に無敵艦隊〜。王道の松岡直也・サウンドを基本に,多彩なサウンド・カラーが飛び交う。そのどれもが必然性を感じさせるキメキメの固め打ちなフラメンコ状態である。

 ライブ仕立ての【ANDALUSIA】とピアノの弾き語り仕立ての【ANDALUSIA】。これぞ松岡直也スペインで観て感じた感想ソングの【最後の楽園】。スロー・ムーディー【POOLISIDE LOVE AFFAIRホーンジャズシンセサイザーの動きに感動させられる【SONGS AND DAYS】。松岡直也和田アキラの攻守交代な【RISING】。ボディコンの松岡真由美を想像して一人興奮した【太陽に抱かれて】。王道ラテン・フュージョンな【OH,MR.HAPPENING!】。ハートカクテルアゲインな【TOY SHIP】。哀愁ロマンティック・アゲインな【SUMMER TIME RHAPSODY】。

SONGS AND DAYS-2 全てが美しい。『SONGS AND DAYS』から高橋ゲタ夫が6弦ベースを弾き始めている。和田アキラ木村万作を迎えてプリズム・シフトを始めている。

 花の命は短かった。バナナは腐りかけが一番おいしい。
 『SONGS AND DAYS』を語れない松岡直也・ファンは“モグリ”である。

PS1 『SONGS AND DAYS』を久しぶりに聴いて,松岡直也木住野佳子をなぜか感じてしまいました。
PS2 松岡直也スペイン押しは『ヴィーナスを探せ』まで継続します。気がつけば松岡直也は南米やアメリカではなくヨーロッパにどっぷりなお方です。

  01. Andalusia〜Ole, ole!
  02. 最後の楽園
  03. Poolside Love Affair
  04. Songs and Days
  05. Rising
  06. 太陽に抱かれて
  07. Oh, Mr. Happening!
  08. Toy Ship
  09. Summer Time Rhapsody
  10. Andalusia (reprise)

(ワーナー・パイオニア/WARNER-PIONEER 1989年発売/29L2-70)

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松岡 直也 / 日曜島へ5

NICHIYOJIMA HE-1 読者の皆さんは“幻のリゾート・アイランド”『日曜島』をご存知ですか? J−フュージョン・ファンの間の都市伝説? 松岡直也の『日曜島』こそ,ウォルト・ディズニーのディズニー・ランド,マイケル・ジャクソンのネバー・ランドを越える「世界一の夢の国」と大評判なのですが…。

 『日曜島』にはプライベート・ジェットでの就航が運行されているようです。【ようこそ日曜島へ〜アイランド・ア・ゴーゴー】のサインが掲げられた空港へ降り立つと,すぐに波の音がお出迎え!
 そして『日曜島』への上陸ゲートを潜った瞬間から“幻のリゾート・アイランド”『日曜島』が「最高のリゾート地」としての全貌を明らかにし始めます。
 そうです。幻と思われていた日曜島は現存します。そしてそこは最高の“トロピカル・サウンド・アイランド”だったのです。

 えっ,証拠ですか? 証拠ならここにありますよ。はいこれっ。
 松岡直也CD日曜島』は,1987年の松岡直也グループ御一行様が『日曜島』でバカンスを過ごした際の「音のドキュメンタリー・アルバム」なのです。

 どうやら『日曜島』では毎日ラテン・フュージョンが演奏されていた模様。まるで『日曜島』全体がドライブのBGMとして共鳴しているかのような軽快ビート。まさしく『日曜島』こそフュージョン・ファンの音楽の桃源郷〜。

NICHIYOJIMA HE-2 『日曜島』は大自然に囲まれた人工全体をシーケンサーの送電線が張り巡っている。その送電線へラテンの血液とファンキー・ダンスが注入されていくと…。『日曜島』の夜は電飾された摩天楼の様相を映し出す。
 そう。メカニカルで緻密なのにこの人工島のスケールはとにかくデカイ。デカイ男=松岡直也・ウィークだった『日曜島』。

 管理人も『日曜島』へ行ってみた〜い。【さようなら日曜島−グッドラック・マイ・オアシス−】は夢の中での回想シーン。ソファー・ベッドでまどろめば,そこがあなたの『日曜島』!?(完)。

  01. ようこそ日曜島へ〜アイランド・ア・ゴーゴー
    (EXTENDED VERSION)

  02. サマー・ノイズ
  03. アンフォーゲタブル・クルーズ−忘れ得ぬ航海−
  04. スポイル・ユア・ハート〜カリプソ・ハリケーン
  05. レディ・イン・ザ・シェイド
  06. ノクチルーカ(夜光虫)
  07. カリプソ・ハリケーン(REPRISE)
  08. さようなら日曜島−グッドラック・マイ・オアシス−

(ワーナー・パイオニア/WARNER-PIONEER 1987年発売/32XL-217)
(ライナーノーツ/内田春菊)

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松岡 直也 / ハートカクテル VOL.25

HEARTCOCKTAIL VOL.2-1 松岡直也と来れば「ラテン・フュージョン」である。しかしそれは松岡直也の“表の顔”に過ぎない。
 松岡直也にはもう一つの“裏の顔”がある。それが「歌謡ポップ屋」さん。中森明菜の【ミ・アモーレ】よろしく,ウィシング以前から数多くの裏方稼業を続けている。
 そんな裏方「歌謡ポップ屋」さんが“表”に出る時が訪れた。そう。それが『HEARTCOCKTAIL』(以下『ハートカクテル』)シリーズである。

 『ハートカクテル』での松岡直也はやっぱり裏方。コラボした主役はわたせせいぞうである。そう。『ハートカクテル』は日本テレビ系で金曜深夜に放送された「キザな恋愛提言番組」のサウンド・トラック集。ゆえに松岡直也のサウンドも「都会のお洒落」のオンパレード=「歌謡ポップ屋」稼業の本領発揮作である。

 正直,わたせせいぞうの連載マンガは好きではなかった。現実離れした恋愛はマンガの世界の作り話?
 でも,松岡直也とコラボしたTV版アニメは良かった。それもこれも,元来お洒落な?松岡直也のハイセンスのおかげである。

 『ハートカクテル』シリーズの演奏は基本松岡直也のソロである。基本シンセと打ち込みである。一曲一曲が短い「ショート・ストーリー仕立て」ゆえ,テーマの美メロがクッキリ・サウンド。
 ラテン・フュージョンの厚化粧?を落とし,口紅とチークのみが塗られたTV仕様の『ハートカクテル』が松岡直也のポップでキャッチーな「歌謡ポップ屋」メロディー・メイカーの才と見事にベスト・マッチング。いい。好きだ〜。

 厚化粧から薄化粧へとサウンド・メイクを切り替えた松岡直也の本質は変わらない。「歌謡ポップ屋」稼業であってもリズムにこだわり続けている。分厚いグルーヴは無理でも軽快なノリ。そう。ソロ作であっても基本松岡直也のバンド・サウンドが鳴っているのだ。
 この事実に驚愕した。松岡直也グループを離れたソロであってもラテン・フュージョンしているのだ。アッパレ,松岡大先生〜!

 ところで『ハートカクテル』のサウンド・トラック集は全部で6作リリースされている。第1集,第2集の担当は松岡直也。第3集がトニーズ・ショウ。第4集が島健。そして第5集,第6集が三枝成章であった。
 松岡直也の第1集,第2集にハマッタ管理人は全部集めてしまいましたが現在では松岡直也の2枚のみ。残り4枚は中古屋さんへさようなら〜。これぞ大人の別れ『ハートカクテル』の世界を地で行っているでしょ?

 今回の『ハートカクテル批評は全6作との比較が判断基準。
 『ハートカクテル VOL.2』は冬春の恋愛物語。平凡な日常の幸福に浸る大人のカップルのテーマ・ソングが登場してきます。

HEARTCOCKTAIL VOL.2-2 「THIS IS NAOYA MATSUOKA GROUP」な松岡直也の完全ソロ【2500年―タケルの愛】は超名演。スローな哀愁のアタック【兄のジッポ】。よく聴くと和田アキラ以上だったウイリー長崎な【北へ251キロ】。彼女の後ろ姿な【彼女のこと―くせ】。シャカタク・テイスト【さよならホワイトレディ】。【虹色の風】が“なぜか悪趣味”ラテン・フュージョンしてしまっている【バレンタインデーにグッドニュースを】。夢曲シンセ全開な【夢の中でウェディングマーチ】。哀愁のベース・ラインに絡みつくキーボードギターの【暖かさも一代きりなんて】。キタキタ跳ね系【今をフリージング】。テンション・マックス【ぼくのネクタイ】。『ハートカクテル』全6作中のハイライト“白眉の”【虹色の風】。松岡真由美の【ボーイフレンド】=松岡直也。以上。
 これで『ハートカクテル VOL.2』の単行本は買わなくてもよいかもです?

  01. 2500年−タケルの愛
  02. 兄のジッポ
  03. 北へ251キロ
  04. 彼女のこと−くせ
  05. さよならホワイトレディ
  06. バレンタインデーにグッドニュースを
  07. 夢の中でウェディングマーチ
  08. 暖かさも一代きりなんて
  09. 今をフリージング
  10. ぼくのネクタイ
  11. 虹色の風
  12. ボーイフレンド

(ワーナー・パイオニア/WARNER-PIONEER 1987年発売/32XL-200)

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松岡 直也 / ハートカクテル VOL.15

HEARTCOCKTAIL VOL.1-1 松岡直也と来れば「ラテン・フュージョン」である。しかしそれは松岡直也の“表の顔”に過ぎない。
 松岡直也にはもう一つの“裏の顔”がある。それが「歌謡ポップ屋」さん。中森明菜の【ミ・アモーレ】よろしく,ウィシング以前から数多くの裏方稼業を続けている。
 そんな裏方「歌謡ポップ屋」さんが“表”に出る時が訪れた。そう。それが『HEARTCOCKTAIL』(以下『ハートカクテル』)シリーズである。

 『ハートカクテル』での松岡直也はやっぱり裏方。コラボした主役はわたせせいぞうである。そう。『ハートカクテル』は日本テレビ系で金曜深夜に放送された「キザな恋愛提言番組」のサウンド・トラック集。ゆえに松岡直也のサウンドも「都会のお洒落」のオンパレード=「歌謡ポップ屋」稼業の本領発揮作である。

 正直,わたせせいぞうの連載マンガは好きではなかった。現実離れした恋愛はマンガの世界の作り話?
 でも,松岡直也とコラボしたTV版アニメは良かった。それもこれも,元来お洒落な?松岡直也のハイセンスのおかげである。

 『ハートカクテル』シリーズの演奏は基本松岡直也のソロである。基本シンセと打ち込みである。一曲一曲が短い「ショート・ストーリー仕立て」ゆえ,テーマの美メロがクッキリ・サウンド。
 ラテン・フュージョンの厚化粧?を落とし,口紅とチークのみが塗られたTV仕様の『ハートカクテル』が松岡直也のポップでキャッチーな「歌謡ポップ屋」メロディー・メイカーの才と見事にベスト・マッチング。いい。好きだ〜。

 厚化粧から薄化粧へとサウンド・メイクを切り替えた松岡直也の本質は変わらない。「歌謡ポップ屋」稼業であってもリズムにこだわり続けている。分厚いグルーヴは無理でも軽快なノリ。そう。ソロ作であっても基本松岡直也のバンド・サウンドが鳴っているのだ。
 この事実に驚愕した。松岡直也グループを離れたソロであってもラテン・フュージョンしているのだ。アッパレ,松岡大先生〜!

 ところで『ハートカクテル』のサウンド・トラック集は全部で6作リリースされている。第1集,第2集の担当は松岡直也。第3集がトニーズ・ショウ。第4集が島健。そして第5集,第6集が三枝成章であった。
 松岡直也の第1集,第2集にハマッタ管理人は全部集めてしまいましたが現在では松岡直也の2枚のみ。残り4枚は中古屋さんへさようなら〜。これぞ大人の別れ『ハートカクテル』の世界を地で行っているでしょ?

 今回の『ハートカクテル批評は全6作との比較が判断基準。
 『ハートカクテル VOL.1』は秋冬の恋愛物語。ハッピーでラブラブなナイス・カップルのテーマ・ソングが登場してきます。

HEARTCOCKTAIL VOL.1-2 【ふたりきりのビアガーデン】での和田アキラの怪しげなカッティング・ギターと打ち込みの連打は初めて会った二人の鼓動の高鳴り衝撃シーン。【ジェシイの店】は【ペリエにレモン】の恋愛バージョン。ルンルン・ソングな【父のエンブレム】【コスモスアベニュー】の後,ふいに訪れた不安感な【バラホテル】。急げよ走れよ【彼のパパは東へ行けといった】。再びルンルン【ふたりの会社 1970-1975】。メロメロな恋の炎の【オールドハワイ・コナ】が思い出話のハイライト。【彼女の名前】【7頭のトナカイ】と続けば婚約間近なムーディ。結婚へとまっしぐらな【1/3の確率】。失恋ソングな【ノックをしなかったサンタクロース】。立ち直りの早い男の【ネコ】。以上。
 これで『ハートカクテル VOL.1』の単行本は買わなくてもよいかもです?

  01. ふたりきりのビアガーデン
  02. ジェシイの店
  03. 父のエンブレム
  04. コスモスアベニュー
  05. バラホテル
  06. 彼のパパは東へ行けといった
  07. ふたりの会社 1970-1975
  08. オールドハワイ・コナ
  09. 彼女の名前
  10. 7頭のトナカイ
  11. 1/3の確率
  12. ノックをしなかったサンタクロース
  13. ネコ

(ワーナー・パイオニア/WARNER-PIONEER 1986年発売/32XL-173)

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松岡 直也 / スプラッシュ・アンド・フラッシュ〜遅い朝食にはビールを…5

SPLASH & FLASH-1 これは管理人と松岡直也の大名盤=『SPLASH & FLASH』(以下『スプラッシュ・アンド・フラッシュ〜遅い朝食にはビールを…』)との幸福な創作で妄想で,でも現実の手ごたえが残る夢物語である。

 夏の日の2連休の1日目。時間はもう午前10時。ちょっと遅めのブランチを開始する。ブランチにはその日一本目のビールを飲んだ。「もっとしっかりした物を食べなくちゃ」。女店主は昨日と同じことを云った。東の窓と西の窓を全開にして汐風のフリーウェイの中でもう少し寝ることにした。風はいつもの熱風ではなくなっている。その日二本目のビールはホワイトオレアンダーのパラソルの下で飲った。

 管理人のバブル期の休日。何とも気だるく幸福な休日。企業戦士の癒しの休日…。これがオシャレだと思っていた。バドワイザーに酔っているそんな自分に酔っていた。
 「よく働きよく遊んだ時代」のテーマ曲=「キザでお洒落」なテーマ曲。その最右翼が松岡直也の『スプラッシュ・アンド・フラッシュ〜遅い朝食にはビールを…』)であった。

 実際には『スプラッシュ・アンド・フラッシュ〜遅い朝食にはビールを…』は高校生の時に聴いていた。
 しかし『スプラッシュ・アンド・フラッシュ〜遅い朝食にはビールを…』を聴いた記憶は管理人が東京に出てからの情景ばかり。完全に記憶が“大人モードで”上塗りされてしまっている。

 吉田栄作とW浅野のトレンディー・ドラマ。バブル。残業を終えた帰りの車内で流れるAMラジオと湾岸のイリュミネーションのマッチング。
 自分の中で大きいのはニッポン放送「仲村トオル・待たせてゴメン」のBGM【ホワイトオレアンダー】の存在である。
 この【ホワイトオレアンダー】こそが,管理人の選ぶ松岡直也ベスト・トラックである(詳細はトラック批評をカミング・スーン)。

SPLASH & FLASH-2 大好きで大好きで大好きな『スプラッシュ・アンド・フラッシュ〜遅い朝食にはビールを…』と過ごした幸福な日々。一生忘れることができない超強烈なバラ色の思い出。
 管理人は思う。この全ては高校生の時に無意識のうちに抱いてしまった現実逃避の夢物語=「大人への憧れであり東京への憧れ」だったのかもしれない,と…。

  01. ON A SUMMER DAY (Part 2)
  02. SPLASH & FLASH
  03. A WHITE OLEANDER
  04. DRIFTIN' ON THE WAVES
  05. MOVIN' WITH THE WIND
  06. A MUGGY NIGHT DREAM

(アーント/ANT 1985年発売/ANT-20)

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松岡 直也 / ロング・フォー・ジ・イースト4

LONG FOR THE EAST-1 『夏の旅』が「夏の旅」なら『LONG FOR THE EAST』(以下『ロング・フォー・ジ・イースト』)は「秋の旅」。夕焼けのスカイラインを「もっと遠くへ。もっと東へ」。

「忘れ過ぎていた日々が,なにげないひとときにふいに浮かびあがる。
 山稜のオレンジラインの向こうに,太陽を引き寄せるだけのなにかがあると信じていたことさえあったんだ。 
 それは,かつてシルクロードの商人が見たというさまよえる湖にも似たミラージュだったのだろうか。
 キーを差しこみギアを入れれば,もうそこはあの日のスカイライン。
 空に駆ければ,東からの風が窓を抜ける。受け止めようとして手を伸ばしてみれば,ヘッドライトの先にある薄明かりの雲の端に,まだ捨てさられずに旅の彼方があった」。

 『ロング・フォー・ジ・イースト』での「もっと遠くへ。もっと東へ」のドライブは大人の運転での遠距離ドライブ。排気量の大きいセダンを軽く転がす大人のドライブ。楽しみは車を走らせることではなく景色に吸い込まれてしまいそうな一体感。ハンドルを通してどこまでも続くハイウェイと地球との対話を楽しむドライブである。

 『ロング・フォー・ジ・イースト』で松岡直也が走らせるセダンは“新車”である。今回の“新生にして真正”松岡直也グループには,ベース高橋ゲタ夫キーボード津垣博通ドラム広瀬徳志に加えて,新メンバーとしてパーカッションウイリー長崎パーカッション菅野真吾が参加している。そう。『ロング・フォー・ジ・イースト』で“黄金期の松岡直也グループ”の主要メンバーが勢揃いしたのだ。

 そして『ロング・フォー・ジ・イースト』でハンドルを握った松岡直也の助手席には,ボーカル久保田利伸楠瀬誠志郎が,ギター土方隆行和田アキラが“道先案内人”を務めている。
 このゲスト4人の音使いのセンスこそ“新生にして真正”松岡直也グループの基盤の音。同じラテン・フュージョンでも,ラテン・ハード・ロックな『夏の旅』の前後では音造りが異なっている。
 そう。当時流行のギター・フュージョンの“波にもまれた”ラテン・フュージョンは「リズム控えめのアドリブ多め」指向。管理人的には“ウハウハ”の時代がやってきたのだ。

LONG FOR THE EAST-2 そんなこんなで管理人的『ロング・フォー・ジ・イースト』のベストは,アドリブがスパークする【ア・ヘッド・ウィンド】と【ザ・プライム・オブ・ライフ】なのであるが「秋の旅」である『ロング・フォー・ジ・イースト』の真骨頂は【ロング・フォー・ジ・イースト】と【ニュアージュ】であろう。そして『ロング・フォー・ジ・イースト』のロングランは【この道の果てに】で完結する。

 そう。『ロング・フォー・ジ・イースト』の秋物語は【ロング・フォー・ジ・イースト】【ニュアージュ】【この道の果てに】の3曲で完結する。後の4曲は旅の途上の“付けたしハプニング集”。
 【ザ・ラテン・マン】は“名伯楽”として久保田利伸デビューさせるための付けたし。【ア・パストラル】は『夏の旅』収録の【田園詩】の付けたし。“秋の味覚”は付けたしにある。

PS1 土方隆行和田アキラギターが同一人物に聞こえていました。音の味覚音痴を自己申告いたします。
PS2 関係ないけど『夏の旅』と『ロング・フォー・ジ・イースト』は(買えるのであれば)LPを是非買ってください。ジャケットに見とれながら聴くアナログ・レコードの高音質の相乗効果が,松岡直也音世界の素晴らしさをダイレクトに伝えてくれることでしょう。おい,他人事かよ〜。
PS3 本当に関係ないけど「もっと遠くへ。もっと東へ」を実現するためにバイク用「ゲルザブD」を購入してみました。お尻痛いの飛んでけ〜。

  01. THE LATIN MAN
  02. LONG FOR THE EAST
  03. NUAGE
  04. A HEAD WIND
  05. THE END OF THE WAY
  06. A PASTORAL
  07. THE PRIME OF LIFE

(アーント/ANT 1984年発売/ANT-12)
(ライナーノーツ《ポエム》/柏田道夫)

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松岡 直也 / 夏の旅5

NATSU NO TABI-1 『夏の旅』こそ松岡直也の“最高傑作”である。

 CD1枚の出来なら『午後の水平線』が上であろうが,曲一曲一曲の魅力でいけば『夏の旅』が上である。
 単純に記すと【田園詩】【夏の旅】【虹のしずく】【廃墟の街】【Uターン】の神曲5トラック。でもこれが残る4トラック=前後の佳曲があるからこそ,神の領域にまで届いているのだ。
 管理人にとって松岡直也の『午後の水平線』と『夏の旅』は本田雅人の『イリュージョン』と『リアル・フュージョン』なのである。

 『夏の旅』のサウンド・メイクに松岡直也の打算はない。若手メンバーで固めた,新松岡直也・グループの船出である。まだトータル・サウンドは半生。イケイケの勢いを持って臨んだ松岡直也流“ハード・ロック”である。

 事実『夏の旅』で王道ラテン・フュージョン“している”のは【日傘の貴婦人】【風のしらべ】ぐらいなもので,リズム隊で目立っているのは広瀬徳志ドラムのみである。広瀬徳志の硬いドラミングが実に素晴らしい。ノリノリに乗せられてしまう。
 あっ,ベース高橋ゲタ夫も【廃墟の街】と【Uターン】で大仕事してくれていま〜す。

 Rの斉藤英夫とLの今泉洋の“ガチンコ”ツイン・ギターがギンギンに弾きまくれば,何と!“御大”松岡直也キーボードまでもが“ラテン・ハード・ロック”している。ジャーニーの【セパレイト・ウェイズ】ばりに“ガッツイテル”松岡直也は生涯唯一。

 しかし打算がないのは演奏だけで『夏の旅』の楽曲群は名曲揃いの“夏の歌”のオンパレード。毎年,夏が来るたびに管理人は『夏の旅』を聴いている。無性に聴きたくなる。
 その理由は『夏の旅』有するストーリー性にある。特に【日傘の貴婦人】終わりの「ミンミンゼミしぐれ&バスの到着〜降車〜出発」SE。【廃墟の街】終わりの【夏の旅】のリフレインSEがたまらない!

「僕は忘れていた,いつでもここにあったのに。
 ここはこんなに変わっていない。昔のままだ。夏の日射しが秋の訪れを拒むように照りつけて,見渡すかぎり影一つ作っていない。そして,陽炎たつ道路の向こうから砂煙りをあげて,ゴトゴトと路面バスがやってくる。やがてバスは,置き忘れていくみたいに,古ぼけたベンチがぽつんとあるだけの停車場に一人の女を残して走り去る。夏の日射しがようやく一つ,影を作った。日傘をさす着物の女の影を…。女はこんな田舎には不似合いなほど,スラリと背が高く,日傘をクルクル廻して停車場に立ち竦んでいる。
 そうだ,憶い出した。僕は今日と同じ風景をずっと昔に夢見たんだ。そして今,あの時の夢と同じようにあの停車場に立っている…。
 その時,白い日傘雲の様に空に舞ったような気がして僕は見上げた。虹のかけらが空を走り,は一瞬に過ぎ去った。もう一度見た昼下がりの停車場には,ただかすかに秋の匂いのするが吹いているだけだった。
 僕の夏の旅はもうすぐ終わろうとしている。
 戻ろう…まだ間に合う,まだ遅くない…」。

 どうですか? 『夏の旅』していませんか? イメージとしては高原の田舎への帰省旅。どうにこうにも懐かしい「日本の。キンチョウのと納涼祭り」。そう。「ふるさとの」なのです。
 ちなみに松岡直也は,ほぼアルバムばかりを作っていますが,管理人が思う松岡直也アルバムは『夏の旅』と『ウォーターメロン・ダンディーズ』の2枚だけなのです。この2枚には松岡さんの“哀愁ロマンティック色”を感じませんので…。

NATSU NO TABI-2 さて『夏の旅』について語る場合,どうしてもこれだけは語っておかねばならない! 秀逸なアートワーク。そう。ジャケット絵画である。
 松岡直也のアルバム・ジャケットと来れば,永井博やわたせせいぞうが有名であろうが『夏の旅』は岡本三紀夫。【日傘の貴婦人】【田園詩】の世界にインパクトある入道雲。田園風景,虫の鳴き声,バスのローカル線。日本人が忘れかけている純日本的な風景絵画。
 しかし暑い夏の日の昼下がりに和服を着ているのに,このイラストからは不思議と暑さは伝わってきません。左右にシンメトリーに広がる水田の緑を涼しい風が吹き抜けているかのよう。カラッとした気候の「避暑地の休み」なのです。
 それにしてもバスから降りた日傘の貴婦人はこれからどこへ行くのでしょうね? きっと色白美人なんだろうなぁ?

  01. 日傘の貴婦人
  02. 田園詩
  03. 夏の旅
  04. 風のしらべ
  05. 虹のしずく
  06. 雲のゆくえ
  07. <Interlude>
  08. 虚栄の街
  09. Uターン

(アーント/ANT 1984年発売/ANT-11)
(ライナーノーツ《ポエム》/柏田道夫)

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松岡 直也 / ウェルカム5

WELCOME-1 『WELLCOME』(以下『ウェルカム』)は松岡直也の2枚目のライブ盤である。
 これは正しい情報である。しかし管理人は長いこと『ウェルカム』を,モントルー・ジャズ・フェスティバルライブ盤,だと思い込んでいた。

 誤解のきっかけは『ウェルカム』封入のライナーノーツ。そこには延々と1983年のモントルー・ジャズ・フェスティバル出演時のドキュメントが綴られている。1時間20分の演奏時間とも書かれている。そう。『ウェルカム』の真実である,2曲のスタジオ録音と六本木ピット・インでのライブが半分以上との説明はない。

 しかしこれは誤植ではない。きっとこれはワーナー・パイオニアの狙いであったのだろう。そしてこの全てを松岡直也も容認したのだろう。そう。『ウェルカム』は“仮想”モントルー・ジャズ・フェスティバルの完全実況盤なのである。

 2曲のスタジオ録音トラック=【ザ・マジシャン(オープン・セサミ!)】【シオン−ウェルカム】の演奏も,5曲の六本木ピット・インでのライブ・トラック=【ア・ソング・オン・ザ・ウィンド】【九月の風】【アモローサ】【モノローグ】【夕なぎ】の演奏も,あの日,あの時,モントルーで演奏した“雰囲気そのまんま”に録音されているのだ。

 騙されたと思って1度「レマン湖のほとり」を思い浮かべながら聴き通してみてほしい。録音の場所も日時も異なれど(当然音質も異なれど)一夜のショーに異論なし。
 まずは1曲目の【ザ・マジシャン(オープン・セサミ!)】の存在である。原曲は『海辺のステファニー』収録。『海辺のステファニー』収録の【ザ・マジシャン】は中近東チックなアレンジなのに対して『ウェルカムヴァージョンは疾走感溢れるラテン・ロック・アレンジ。この臨場感溢れる演奏に,ずっとライブ・テイクと信じて疑わなかった。

 そしてラストの【シオン−ウェルカム】でのフェード・インする拍手と高橋ゲタ夫のメンバー紹介。その後,観客の歓声に呼応して始まる松岡直也のリリカルなアドリブ。これはライブならではでしょ? しなやかなリズムとメロディ・メイキング。この臨場感溢れる演奏に,ずっとライブ・テイクと信じて疑わなかった。

 正真正銘のライブ・テイク=モントルー・ジャズ・フェスティバルと六本木ピット・インでのライブ・テイクで感じる松岡直也のオリジナリティ。「外タレ」ラテン・フュージョン・バンドに興奮したのはスイスの観客だけではない。ピット・インの観客の熱狂振りは「外タレ」のソレ。そう。スイスでも日本でも同じ熱狂=舶来のリズム天国と哀愁の美メロにメロメロなのだ。

 『ウェルカム』を聴けば,読者の皆さんも一音でライブ会場へとトリップできる。ここは“仮想”モントルー。隣りには松岡ファンのスイス人。きっと大勢の観客と共に【サンスポット・ダンス】に踊り狂うことだろう。

※ 『ウェルカム批評ジャケット写真はミュージック・カセット・テープ版です。

  01. THE MAGICIAN(Open Sesame!)
  02. A SONG ON THE WIND
  03. THE SEPTEMBER WIND
  04. AMOROSA
  05. MONOLOGUE
  06. EVENING CALM
  07. MAPLE WIND
  08. SUNSPOT DANCE
  09. A FAREWELL TO THE SEASHORE
  10. TOUCH THE NEW YORK PINK
  11. CHILLON-WELCOME

(ワーナー・パイオニア/WARNER-PIONEER 1983年発売/LKI-3012)
(ライナーノーツ/I.O.)

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松岡 直也 / 午後の水平線5

A FAREWELL TO THE SEASHORE-1 管理人は長い間『A FAREWELL TO THE SEASHORE』(以下『午後の水平線』)が大好きだった。でも2011年の今,声を大にして叫びたい。
 管理人は『午後の水平線』を愛しています。以前の好きは「子供の好き」。現在の好きは「大人の好き」なのです。

 はて,一体を書いているの? 要は同じ好きでも好きレベルは「雲泥の差」なのです。浮気をしても巡り巡ってモトサヤへ帰ってくる? やっぱり『午後の水平線』が大好きなのです。そして以前の何倍も愛してしまっているのです。

 つい最近,このCD批評松岡直也レヴューのために,毎日松岡直也を聴いていた。そして感じたこの“と・き・め・き”。この“と・き・め・き”は松岡直也の全所有ディスコ・グラフィの中で『午後の水平線』が唯一無二。

 自分の中で松岡直也は『夏の旅』『ロング・フォー・ジ・イースト』『スプラッシュ・アンド・フラッシュ』『ウォーターメロン・ダンディーズ』『ハートカクテル』『日曜島へ』がピークという評価が確立されてしまっていて『夏の旅』以前&『日曜島へ』以後の松岡直也は「それなり」と思っていた。
 そう思っていたからこそ『午後の水平線』のメガトン・パンチがクリーン・ヒット。カウンターで『午後の水平線』に“魂をエグラれてしまった”みたい。

 元々,管理人と松岡直也の「出会い」は『午後の水平線』だった。聴いたのは松岡直也が売れていたから。そんなもん。当時中学生の管理人が愛していたのはカシオペアスクェアナニワの“御三家”だった。プリズムMALTA松岡直也渡辺貞夫高中正義らは“おつまみ”だった。
 そんな“おつまみ”の中でも,本当によく摘んでいたのが『午後の水平線』。ギター・フュージョン好きの読者の皆さんなら“おつまみ”理由は分かるでしょ?

 昔好きだった音楽を耳にすると,所謂「思い出が甦る」経験をするものです。管理人も『午後の水平線』と共に過ごした青春の思い出が甦ってくることを期待していました。
 …が,2011年に聴く『午後の水平線』がとにかく新鮮。顔馴染みの友人とある日突然恋が始まった感覚? 完全にときめいちゃったのであります。

 ギターとリズムが突っ込み気味で前のめりのイケイケ【サンスポット・ダンス】。【午後の水平線】こそ松岡直也の真骨頂。爽やかな哀愁ロマンティックの佳曲。チャーミングな管理人一番のお気に入り【メイプル・ウィンド】。妖艶なマイナー・ナンバー【オブリビオン・イン・ザ・サンド】。夕凪な【夕なぎ】。ハートカクテルの走りな【フリー・ヴァイッジ】。これぞラテン・フュージョンの王道【モノローグ】。さよなら夏の日【ザ・ラスト・サマー・デイ】には隠しトラックの【夕なぎ】のメロディー。

 曲調やジャケットのセンスからして“バカ売れ”『九月の風 〜 通り過ぎた夏』を意識した『午後の水平線』であるが,出来上がりは「似て非なるもの」。『午後の水平線』は『九月の風 〜 通り過ぎた夏』の続編ではなく『夏の旅』の序曲であった。完。

※ 『午後の水平線批評ジャケット写真はミュージック・カセット・テープ版です。

  01. SUNSPOT DANCE
  02. A FAREWELL TO THE SEASHORE
  03. MAPLE WIND
  04. OBLIVION IN THE SAND
  05. EVENING CALM
  06. FREE VOYAGE
  07. MONOLOGUE
  08. THE LAST SUMMER DAY

(ワーナー・パイオニア/WARNER-PIONEER 1983年発売/LKF-8052)

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松岡 直也 / 見知らぬ街で4

FALL ON THE AVENUE-1 『THE SEPTEMBER WIND』の大ヒットは松岡直也に苦渋の決断を迫った。ウィシングの活動休止である。
 理由はウィシングの各メンバーが売れっ子となりコンボとしてのスケジュール調整が難しくなったから。

 こうしてソロとなった松岡直也の再出発作がサルサの本場=NY録音である『FALL ON THE AVENUE』(以下『見知らぬ街で』)である。
 オマー・ハキムディーン・ブラウンフュージョン勢。ジェリー・ゴンザレスニッキー・マレロレイ・バレットラテン勢が入り混じる「異文化コミューニケーション」大セッション
 単純にラテン勢+フュージョン勢=ラテン・フュージョンになってはいない。ウィシングとも異なっている。そう。これぞ「ニュー・松岡直也サウンド」の誕生である。

 躍動感みなぎるリズムの上を“哀愁のメロディー”が飛翔する松岡直也ならではの音世界。“どことなく土臭くてどことなく都会的な”ラテン・フュージョンに『FALL ON THE AVENUE』&『見知らぬ街で』のタイトルがドンピシャリ。「異文化コミューニケーション」大セッションが「ニュー・松岡直也サウンド」のキーワードでまとまっている。怒涛の美メロ・ラッシュが素晴らしい。

FALL ON THE AVENUE-2 さて,管理人にとっての『見知らぬ街で』は高音質盤のイメージである。
 管理人の昔の松岡直也・コレクションは『THE SEPTEMBER WIND』『A FAREWELL TO THE SEASHORE』『WELCOME』がカセット・テープで『見知らぬ街で』のみLP

 アナログ・レコードで聴く『見知らぬ街で』の高音質が未だに忘れられません。ドラムティンバレスコンガラテンパーカッションの音圧が高いため,針圧が軽いとトーン・アームが弾き飛ばされていました。ゆえに今回の再発CDの音質には少々閉口気味。青春の感動が2割薄。

  01. TOUCH THE NEW YORK PINK
  02. A SONG ON THE WIND (REMEMBER ME)
  03. FALL ON THE AVENUE
  04. MIRAGE
  05. LIGHT OF LOVE
  06. TIME AFTER TIME

(アーント/ANT 1982年発売/ANT-9)
(ライナーノーツ/瀬戸由紀男)

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松岡 直也 & ウィシング / 九月の風 〜 通り過ぎた夏4

THE SEPTEMBER WIND-1 松岡直也の音楽活動30周年記念盤『THE SEPTEMBER WIND』(以下『九月の風 〜 通り過ぎた夏』)は,30周年記念を超えた松岡直也ベストCD
 何と!オリコン第2位,半年間30位以内にチャートイン! カシオペアの『PHOTOGRAPHS』でもT−スクェアの『TRUTH』でも成し遂げられなかったJ−フュージョンのNO.2ヒット!( ちなみにNO.1は高中正義の『SAUDADE』がオリコン第1位 )

 ここで松岡直也の音楽性について語ろうと思うが,最重要作『夏の旅』を境に松岡直也サウンドは異なっている。
 つまり松岡直也ラテン・フュージョンは『夏の旅』以前がラテン・フュージョンラテン寄り。『夏の旅』以後がラテン・フュージョンフュージョン寄り。
 よって『九月の風 〜 通り過ぎた夏』が松岡直也ベストCDとは思っていない。ヒットの秘密は松岡直也の音楽性と別の次元の話である。

 『九月の風 〜 通り過ぎた夏』は,ベスト盤にしてトータル・コンセプト盤。唯一の書き下ろし&CM曲&アルバム・タイトル曲である【THE SEPTEMBER WIND(YOU’RE ROMANTIC)】を生かす“ロマン主義な”選曲がなされている( というのも『フィエスタ・フィエスタ』から1曲も選ばれていないのが不満なだけである。『フィエスタ・フィエスタ』はWESING名義ではないから除外? )。
 【THE SEPTEMBER WIND(YOU’RE ROMANTIC)】を基準に,似たようなもの,非なるもの,そしてつなぎの“波の音”。あの「ザザ〜ッ」のSEが効いている。

 ズバリ『九月の風 〜 通り過ぎた夏』のコンセプトは“日本の”ラテン・フュージョン=“ワビサビ”ラテン・フュージョンである。日本でもなくラテンでもない「異国情緒」に溢れている。
 松岡直也ウィシングが,実際に世界に飛び出してみて初めて感じた自分たちのオリジナリティ。この“ワビサビ”ラテン・フュージョンを奏でられるのは,世界広しと言えども松岡直也ウィシングのみ。この「異国情緒」を押すっきゃないでしょう。ねっ,ワーナーさん。

 だ・か・ら『九月の風 〜 通り過ぎた夏』なのです。熱風ではなく秋風なのです。夏が恋しくなる爽やかな波風なのです。ロマン主義なのです。

PS 『九月の風 〜 通り過ぎた夏』を聴きまくったせいで,未だに『ザ・ウィンド・ウィスパーズ』『マジョルカ』『ソン』『ザ・ショー』は未聴です。これって言い訳ですか?

※ 『九月の風 〜 通り過ぎた夏批評ジャケット写真はミュージック・カセット・テープ版です。

  01. THE SEPTEMBER WIND(You're Romantic)
  02. A SEASON OF LOVE
  03. MISTICA LATINA
  04. ADRIA
  05. THE SHOW
  06. NOCHE CORRIENDO
  07. A MEMORY OF MAJORCA
  08. EVENING TIDE

(ワーナー・パイオニア/WARNER-PIONEER 1982年発売/LKF-3013)

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松岡 直也 & ウィシング / ライブ・アット・モントルー・フェスティバル4

LIVE AT MONTREUX FESTIVAL-1 『FIESTA FIESTA』で世界進出した松岡直也ウィシングモントルー・ジャズ・フェスティバルにて真に世界デビュー
 その完全実況盤が『LIVE AT MONTREUX FESTIVAL』(以下『ライブ・アット・モントルー・フェスティバル』)である。

 日本のサルサ・バンドとして世界へ名を轟かした松岡直也ウィシング松岡直也ビッグ・バンドであったが,一般への認知度はほぼゼロ。モントルー・ジャズ・フェスティバル出演で生音を持っての殴り込み。知識ゼロの観客への期待と恐怖がクロスするステージング。結果は…。

 観客の腰をKOの大成功である。オオウケであった。リップサービスなしの称賛の拍手。クロード・ノブスによるイントロダクションからアンコールまでの無編集・完全ドキュメントゆえ,会場の盛り上がりが忠実に再現されている。
 オープニングの【THEME】が固い。続く【DESAFIO】で一息つく。【PENNY MARKET】から落ち着いき出した演奏は【NOCHE CORRIENDO】からノッテくる。特に素晴らしいのが清水靖晃マイケル・ブレッカーばりのテナー・ソロ。観客のストレートな反応がエキサイティング。
 松岡直也ビッグ・バンドに,トゥーツ・シールマンスモンゴ・サンタマリアの大物ゲスト陣が参加するDISC 2の演奏はDISC 1とは大違い。“バンドはライブ&観客の声援で成長する”ことを如実に実感してしまう。

 尤も,ライブに付き物のハプニング。【DRIED FLOWER & DRIED LOVE】で土方隆行ギターが落ちる。【QUE PASA AMIGO】ではモンゴ・サンタマリアとのエンディングが決まらない。
 しかし最大のハプニングは60分の持ち時間が90分への延長戦。リハーサルも出来ずトリから2番手の出演順に変更。そして本番直前にトップ・バッターへと再変更。なのに運営側から【MISTICA LATINA】【RAP OUT(OYE BAILA MI SON)】【ADRIA】へGOサイン。海外のジャズ・フェスでは何が起こるかわからない?

LIVE AT MONTREUX FESTIVAL-2 『ライブ・アット・モントルー・フェスティバル』録音時,世界でラテンと言えばサルサのことであり,ラテン・フュージョンの香りを創造していたのはチック・コリアぐらいなもの。そんな中,ここまで成熟したラテン・フュージョン松岡直也ウィシングを造り上げていた事実に驚いてしまう。

 日本が誇る最強メンバー「松岡直也と愉快な仲間たち」のバンド・サウンド。その中心に鎮座する松岡直也のモントゥーノ。汗をカキカキ笑いながら演奏している感じがする。この手の雰囲気が大好きなのであります。

  DISC 1
  01. THEME
  02. DESAFIO
  03. PENNY MARKET
  04. NOCHE CORRIENDO
  05. MISTICA LATINA
  06. RAP OUT (Oye Baila Mi Son)
  07. ADRIA

  DISC 2
  01. FALL FOREVER
  02. DRIED FLOWER & DRIED LOVE
  03. FISHERMAN'S BREAK
  04. QUE PASA AMIGO

(アーント/ANT 1980年発売/ANT-13-4)
(CD2枚組)
(ライナーノーツ/吉成伸幸,瀬戸由紀男)

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松岡 直也 & ウィシング / フィエスタ・フィエスタ5

FIESTA FIESTA-1 “風雲急を告げる”かの如く『FIESTA FIESTA』(以下『フィエスタ・フィエスタ』)が“日本のラテン・フュージョンの夜明け”を告げている。
 ついに日本にもラテン・フュージョン・ブームが上陸したのだ。

 のっけからとにかくサウンドが艶やか! パッカーンと脳天に青空が広がっていく! 青い空,青い海,白い砂浜…。あぁ…。
 もうJALに飛び乗ってキューバかジャマイカにでも飛んで行きた〜い。気分だけでもラテンできる『フィエスタ・フィエスタ』のパワーは絶大である。
 何を隠そう,管理人の選ぶ,初期松岡直也ウィシング時代)のフェイバリットが『フィエスタ・フィエスタ』なのである。実に緻密に計算されたアレンジなのに,そんなのどーでもいいくらいに「底抜けに楽しい」。3パーカッションゲタ夫ポンタのリズムが最高ではないかっ!(← だから無意味なアルバム・レビューなど今回は書きません)

 『フィエスタ・フィエスタ』で訪れた日本のラテン・フュージョン・ブーム。この後,日本のラテン・フュージョンが世界進出。
 どうですか! このウィシングの豪華メンバー。松岡直也大村憲司高橋ゲタ夫村上秀一ペッカー向井滋春土岐英史清水靖晃EVE吉田美奈子。そう。ウィシングKYLYN以前なのだ。

FIESTA FIESTA-2 全曲名演名盤な『フィエスタ・フィエスタ』の聴き所はこうである。

 【ポン・ジ・アスーカル】の【パート1 ディライト】はスキャットとコーラスと演奏したり休んだりの落ち着かないパーカッション・ワークの妙。【パート2 ジュビレイション】は空間を浮遊するクィーカ。【フィエスタ・フィエスタ】はアフロ・カリビアン・ジャマイカン・レゲエ。【シルバー・ナイト・フィーバー】はソウルフルなディスコ・フュージョン。【ムーン・ライト・サンド】は100%ブラジリアン。【テイク 6・4・5】はドリア・モードのアドリブ合戦。

  01. Pao De Acucar
    part 1 Delight
    part 2 Jubilation
  02. Fiesta Fiesta
  03. Silver Night Fever
  04. Moonlight Sand
  05. Take 6・4・5

(ビクター/JVC 1979年発売/VICL-62862)
(ライナーノーツ/青木啓,松岡直也)
(★紙ジャケット仕様)

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松岡 直也 / 海辺のステファニー4

STEFFANIE DE PRAIA-1 『STEFFANIE DE PRAIA』(以下『海辺のステファニー』)は,ラテン・フュージョンの“御大”松岡直也が,売れないサルサに見切りをつけてチャレンジした“ラテンジャズ・ポップ”CD

 日本のラテン・フュージョン渡辺貞夫と共にリードしてきた松岡直也であるが,元来ジャズ畑な渡辺貞夫がブラジルなら,松岡直也はキューバでありプエルトリコである“根っからのサルサマン”。

 そんな松岡直也が“意識的に”ラテン・フュージョンにはないポップス感覚でリズムを散りばめている。いいメロディーである。そう。『海辺のステファニー』は,後の中森明菜【ミ・アモーレ】,そして“アイドル好きなら外せない”畠田理恵【ターミナル】へと繋がるジャズ・ポップの名盤であろう。

 しかしここは松岡直也。「隠しても隠し切れない&あきらめてもあきらめきれない」ラテンの血が騒いでいる。
 そう。『海辺のステファニー』は,ジャズ・ポップの名盤にして和製サルサの入門盤。インタープレイを極力排した,いいメロディーとラテンのリズム。く〜っ。

 しかし管理人の脳裏に浮かぶ『海辺のステファニー』の海辺とはカリブ海ではなく地中海。何となくヨーロピアンな香りがする。
 理由はズバリ,松岡直也のソフト・タッチ。松岡直也キーボードの音使いが脱サルサしブラジリアン・フレーバー。そして時折スパニッシュ。“もろ”チック・コリアする瞬間が地中海。

 さて,管理人が購入した『海辺のステファニー』は,2000年に立ち上げた松岡直也の自己レーベル「アーント」記念の再発盤。しかしこの再発盤は訳有りである。リマスタリングは当然としてオリジナル盤と曲順が変更されている。
 そんな中,再発盤でもオリジナル盤でも“不動のオープナー”である【海辺のステファニー】が興味深い。「あれ〜,初めてのはずなのに,絶対どこかで聞いたことがある…」的な松岡直也の十八番=使いまわし見破ったり〜。

STEFFANIE DE PRAIA-2 【海辺のステファニー】の原曲は『THE SEPTEMBER WIND』の【思い出のマジョルカ】である。
 正式には【思い出のマジョルカ】の原曲が【海辺のステファニー】なのだが,どうしても聴き馴染んだ【思い出のマジョルカ】がオリジナルに聞こえてしまう。
 『THE SEPTEMBER WIND』がカセット・テープで『海辺のステファニー』がリマスタリングな音質の格差が決定的要因?

  01. Steffanie De Praia
  02. I Saw Zill One Rainy Day
  03. Garota De Bahia
  04. If You Wanna Go Away
  05. The Magician
  06. Feeling So Nice
  07. Mina
  08. The Sun Also Rises
  09. Wakare

(アーント/ANT 1978年発売/ANT-3)
(ライナーノーツ/稲垣次郎,松岡直也)

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松岡 直也 / ウォーターメロン・ダンディーズ / ペリエにレモン4

 『WATERMELON DANDIES』の6曲目は【ペリエにレモン】。


 【ペリエにレモン】が“超ゴキゲン”である。菅野真吾ボーカルが“たまらなく”楽曲にマッチしている。バックの盛り上がりと連動するボーカルが(本人は気付いていないだろうが)カルロス菅野・転進への伏線であろう。
 思わず聞き惚れてしまう詩の世界観に誘われてしまわないのは,カルロス菅野がまだ菅野真吾パーカッショニストだったから? クールな歌声と熱い演奏が“超ゴキゲン”なのである。

 3分0秒から始まる高速ギグは,松岡直也キーボード・ソロに襲い掛かるパーカッション隊の“切れ味”が聴き所! 菅野真吾のエフェクトされたボーカルに全員が呼応した“ハイな”ラテン・フュージョンの真骨頂である。 

 さてさて,ここまで書いてきてあれだが,管理人の【ペリエにレモン】は,高橋ゲタ夫ベース・ラインに耳を這わせる一点のみ! うまいのかへたうまなのか? とにかく夢中になれる!

NAOYA MATSUOKA : Keyboards
GETAO TAKAHASHI : Bass, Vocal
HIROMICHI TSUGAKI : Keyboards
NORIYUKI HIROSE : Drums
AKIRA WADA : Guitar
WILLIE NAGASAKI : Timbales
SHINGO KANNO : Congas, Vocal

松岡 直也 / ウォーターメロン・ダンディーズ / MAMBO ISLAND4

 『WATERMELON DANDIES』の7曲目は【MAMBO ISLAND】。


 【MAMBO ISLAND】に,松岡直也グループが息長く継続できた秘訣が隠されている。そう。松岡直也の“リーダーシップ”である。

 【MAMBO ISLAND】の聴き所は,カルロス菅野ウィリー長崎広瀬徳志田中倫明4人による「ハイパー・ラテン・パーカッションズ」に,高橋ゲタ夫ベース和田アキラリズム・ギターを加えた6人のリズム隊が大暴れする“MAMBO”にある。

 しかし,この“MAMBO”のコンダクターは松岡直也のモントゥーノ! クリエイトするラテンのリズムを“腰で乗りこなす”松岡直也ラテン・ピアノである。そう。足ではなく腰でリズムを刻むピアノグルーヴである。
 1分13秒以降,次々と襲い掛かる「ハイパー・ラテン・パーカッションズ」の4人の猛者とのバトルにひるむことなく,最高潮のピアノ・ソロで“敢えてスローな”アドリブをかますとは…。
 真に松岡直也は「大きな男」であった。

NAOYA MATSUOKA : Keyboards
GETAO TAKAHASHI : Bass
HIROMICHI TSUGAKI : Keyboards
NORIYUKI HIROSE : Drums
AKIRA WADA : Guitar
WILLIE NAGASAKI : Timbales
SHINGO KANNO : Congas

GUEST PLAYER
MICHIAKI TANAKA : Bongos

松岡 直也 / ウォーターメロン・ダンディーズ / TANGO RENGUE4

 『WATERMELON DANDIES』の3曲目は【TANGO RENGUE】。


 【TANGO RENGUE】は,松岡直也プレゼンツ“ハッピー・ウェデイング”!
 自分でも,なぜそう思うのか,不思議であるが「タータラッタララ タララララララ〜♪」のサビを耳にすると,純白のウェディング・ドレス(今日現在では,エビちゃん)をイメージしてしまうのだ。
 結婚式場のCMか何かでBGMとして流れていたのかなぁ?

 松岡サウンドの“生命線”である,高橋ゲタ夫ベースが,いつもの3割増しで躍動的! ノリノリ・ラテン・ビートの上空を“エレガント”に鳴り響く,津垣博通シンセ・オーケストレーション! これが見事にキマッテいる&ハマッテいる。
 
 松岡直也キーボードも,サビの連打が毎回微妙に異なっている。1回目が強めのアタックであれば,2回目はややソフトに,3回目はオケに合わせて“華やいだ”タッチ!
 この「来るぞ,来るぞ,そしてキターッ!!」の快楽が,もう最高! エビちゃんなら最高!

NAOYA MATSUOKA : Keyboards
GETAO TAKAHASHI : Bass
HIROMICHI TSUGAKI : Keyboards
NORIYUKI HIROSE : Drums
AKIRA WADA : Guitar
WILLIE NAGASAKI : Timbales
SHINGO KANNO : Congas

松岡 直也 / ウォーターメロン・ダンディーズ / SUN DOWN5

 『WATERMELON DANDIES』の5曲目は【SUN DOWN】。


 【SUN DOWN】とは,夏の日の夕暮れ? 松岡真由美作曲=おセンチ・ソングの決定版である。この和音&ハーモニーに感動してしまう。心が“ホッ”とする,例のアレである。
 中村哲テナー・サックスも素晴らしいが【SUN DOWN】は真の歌ものである。歌詞をつけたら【ミ・アモレ】以上の大ヒット間違いなし,と思っている。

 【SUN DOWN】成功の要因は“メロディの良さ”に尽きる! あのサビを聴けば聴くほど涙する。夏の夕暮れソングが物悲しい秋の始まりを告げている。淡々としたシンプルな演奏が逆に胸に突き刺さる。あぁ。

 NO! シンプルな演奏は松岡直也一人。他のメンバー全員がサビと同時にドラマティックに激動する! 和田アキラが,高橋ゲタ夫が,カルロス菅野が“いぶし銀”の裏方役に徹している。特に活躍目覚ましいのがドラマー広瀬徳志! 3分19秒からの広瀬徳志ドラミングを追いかけるだけでも真に感動的!
 管理人の主張=「ジャズフュージョンはミディアムが一番説」は伊達じゃありませんよ〜。

NAOYA MATSUOKA : Keyboards
GETAO TAKAHASHI : Bass
HIROMICHI TSUGAKI : Keyboards
NORIYUKI HIROSE : Drums
AKIRA WADA : Guitar
WILLIE NAGASAKI : Timbales
SHINGO KANNO : Congas

GUEST PLAYER
SATOSHI NAKAMURA : Tenor Saxophone

松岡 直也 / ウォーターメロン・ダンディーズ / A FIRST FLIGHT4

 『WATERMELON DANDIES』の2曲目は【A FIRST FLIGHT】。


 【A FIRST FLIGHT】は,和田アキラエレキ・ギターを大プッシュした“ギター・フュージョン”であるのだが,不思議とどこからどう聴いても“松岡サウンド”へと仕上がっている。

 和田アキラエレキ・ギターも,いつもとは少し違うロック・テイスト。歪み&ディストーションがかかっているし,危機感をあおる緊迫のフレーズ集である。
 でも,それでも松岡直也キーボードが鳴り出すと同時に“おいしいところだけ”かっさらわれてしまっている。当て馬=和田アキラが不憫である。

 1分31秒と2分53秒からの松岡直也キーボード・ソロは,短いとは言え【A FIRST FLIGHT】の全体を支配している。
 夏休みに田舎のおばあちゃん家を,初めてたった一人で訪ねた【A FIRST FLIGHT】の“ドキドキ感”!
 今ならもれなく「キッズおでかけサポート」(JAL)がついてくる。もう二度とあの“ドキドキ感”は味わえない…。

NAOYA MATSUOKA : Keyboards
GETAO TAKAHASHI : Bass
HIROMICHI TSUGAKI : Keyboards
NORIYUKI HIROSE : Drums
AKIRA WADA : Guitar
WILLIE NAGASAKI : Timbales
SHINGO KANNO : Congas

松岡 直也 / ウォーターメロン・ダンディーズ / WATERMELON DANDIES4

 『WATERMELON DANDIES』の8曲目は【WATERMELON DANDIES】。


 「くだもの気分で 生きてはいるけど ほんとは野菜育ちだぜ〜♪」。高橋ゲタ夫の歌う,この歌詞にドキッとさせられる読者の皆さんも多いのでは? かく言う管理人もその一人です。田舎育ちの都会人気取り…。

 【WATERMELON DANDIES】は,そんな哀愁を一蹴する,ラテン・ボーカル・ナンバー。
 ノリも音も“軽い”ので,特に歌詞が“うるさいわけでもなく”ちょうどいい。聴きたい時にだけ歌詞に耳が行く,何ともリスナー思いのトラックであります。

 イントロから続く,ご機嫌なパーカッションを中心に,全ての楽器が「松岡直也グループ」に必要不可欠な音を奏で出す。「やって参りましたスイカ男♪」! うむ。何ともいい感じで,ちょうどいい。結構好きです。

NAOYA MATSUOKA : Keyboards
GETAO TAKAHASHI : Bass, Lead Vocal
HIROMICHI TSUGAKI : Keyboards
NORIYUKI HIROSE : Drums
AKIRA WADA : Guitar
WILLIE NAGASAKI : Timbales
SHINGO KANNO : Congas, Background Vocal

GUEST PLAYER
MICHIAKI TANAKA : Bata(Oconcolo)

松岡 直也 / ウォーターメロン・ダンディーズ / A MIDNIGHT LAMENT4

 『WATERMELON DANDIES』の4曲目は【A MIDNIGHT LAMENT】。


 【A MIDNIGHT LAMENT】は,松岡直也としては貴重なサックス入り! 中村哲の“ダークに引き締まった”テナー・サックスが全編でフューチャーされていてカッコイイ。

 しかし誰と共演しようとも,松岡サウンドは松岡サウンド! 【A MIDNIGHT LAMENT】も,主導権はラテンフュージョンのリズム隊が握っている。
 イントロの“タイトな”アタックは“打ち込みのような生音”でドキドキさせられるが,特に1分7秒から21秒までを聴いてほしい。
 中村哲のブローの後ろで,忙しくアクセントをつけ続けるリズム隊。このコンビネーションがハマッテいる。

 一方,松岡直也よりも津垣博通に活躍の場が多い“鍵盤隊”であるが,要所要所での“光るプレイ”は松岡直也のもの。
 Wキーボードの鍵盤隊が,中村哲アドリブの後ろで「松岡直也グループ」の音造りに励んでいる。ド迫力のテナー・サックスにも負けない名コンビぶりは,さすがである。

NAOYA MATSUOKA : Keyboards
GETAO TAKAHASHI : Bass
HIROMICHI TSUGAKI : Keyboards
NORIYUKI HIROSE : Drums
AKIRA WADA : Guitar
WILLIE NAGASAKI : Timbales
SHINGO KANNO : Congas

GUEST PLAYER
SATOSHI NAKAMURA : Tenor Saxophone

松岡 直也 / ウォーターメロン・ダンディーズ / ワクワク・ソンゴ!4

 『WATERMELON DANDIES』の1曲目は【ワクワク・ソンゴ!】。


 【ワクワク・ソンゴ!】は,典型的な松岡サウンド! イントロから始まるパーカッションのアタックにドラムキーボードのユニゾン・バッキング!
 このわずか2秒の音だけで「あっ,松岡直也だ」と識別できてしまう。その後のグルーヴ感と言ったら…。正に“松岡ワールド”全開である。

 【ワクワク・ソンゴ!】の前半は菅野真吾カルロス菅野ボーカルがメロディーを綴っていく。ビートに言葉が乗っかっていくので,ボーカルが不思議と気にならない。ラテン・フュージョンの持ち味そのまんま。邪魔していない。

 1分56秒からのJAZZYなピアノベースの“絡み”が合図となって,後半はメンバーの短いソロ回しが大フューチャー。
 「ん〜快感」のフレーズに合わせパーカッションギターが唸り出す。聴き所は松岡直也キーボード・ソロ直後,3分24秒の「ヘイ!」で一応の盛り上がりを見せた後の二巡目のソロ回し。
 特にウィリー長崎菅野真吾へと続く幾分長めのパーカッション・ソロ。二人のプレイ・スタイルを聴き分けられる絶好のチャンスである。

 しかし真の聴き所は,最高のソロ回しを支える的確なユニゾン・バッキング。この“ノリ”こそが,松岡直也の醍醐味!
 フュージョンのハイテク・ソロに熱狂するのは頭の中。身体はラテンのリズムに反応している。身体は実に正直である。

NAOYA MATSUOKA : Keyboards
GETAO TAKAHASHI : Bass, Vocal
HIROMICHI TSUGAKI : Keyboards
NORIYUKI HIROSE : Drums
AKIRA WADA : Guitar
WILLIE NAGASAKI : Timbales
SHINGO KANNO : Congas, Vocal

松岡 直也 / ウォーターメロン・ダンディーズ4

WATERMELON DANDIES-1 なんとなく,夏と言えば“ラテン・フュージョン”! “ラテン・フュージョン”と言えば“大御所”松岡直也である。やはりホットな夏には,この“分厚いリズム”が恋しくなる。

 基本的にラテン,サルサ系のリズムは大体どれもワン・パターン? リズムの微妙な違いは管理人には正直よく分からない。
 ではどれも同じに聴こえるかと言うとそうではない。同じリズムが鳴っているようで,そこにはトラック毎の個性がある。
 イントロの数音で「あっ,このトラックだ」と判別できる。不思議なものである。

 この“なぞ”を解くカギがある。そう。それこそ松岡直也ピアノシンセサイザーが織りなす“唯一無二”の音作りにある。
 音楽活動50年以上のキャリアを有する歴戦のツワモノは,ジャズフュージョンのみならず,映画・TV・CM界でも大活躍。他のアーティストのプロデュースもするし,日本レコード大賞の作曲賞&編曲賞も受賞している。なんともマルチな才能である。

 しかし松岡直也,最大の才能こそ“ラテン・フュージョン”! ラテンのリズムの使い方が上手いのだ。
 無理なくスイスイ,極上のメロディを“分厚いリズム”へと乗せていく。彼自身のピアノの音だけではない。強力なリーダーシップでバンド全体をもコントロールしていく。
 この優れたバランス感覚が,イントロの数音でそれと分かる,トラック毎に特有の“彩り”を添えているのである。

 そんな松岡直也が強力に“夏”を意識したのが『WATERMELON DANDIES』(以下『ウォーターメロン・ダンディーズ』)!
 しかしこの夏は「盛夏」「汗だくの夏」「情熱の夏」と言った“燃える”世界ではない。もっと“ほのぼの”とした,きらめく夏の想い出! 何と言っても「スイカ男」がテーマなのですから…。
 金魚売り,風鈴売りのような,それはそれは“風情”感じる「小学生の頃大好きだった」夏の音なのである。楽しい長〜い夏休みの音。スイカ割り? スイカの丸かじり?

 夏休みの想い出が多岐に渡っているように『ウォーターメロン・ダンディーズ』も実にカラフル!
 “ラテン・フュージョン”と一言で片づけるのは実に勿体ない。タンゴサックスボーカルなど,いつもの松岡直也では“お耳にかかることの少ない”編成も新鮮だ。

WATERMELON DANDIES-2 『ウォーターメロン・ダンディーズ』の“目玉”は3曲のボーカル・ナンバーだろう。歌入りだから好きとか嫌いとか,そんな次元を飛び越えて無条件に楽しめる。自然と身体が反応してしまう。「ボーカル=リズム楽器」説もまんざらウソではない。

 『ウォーターメロン・ダンディーズ』で感じる,いい感じのJAZZYさ,けだるさこそ,松岡直也の夏=“ラテン・フュージョン”の夏! 「いよっ,スイカ男〜」!

  01. ワクワク・ソンゴ!
  02. A FIRST FLIGHT
  03. TANGO RENGUE
  04. A MIDNIGHT LAMENT
  05. SUN DOWN
  06. ペリエにレモン
  07. MAMBO ISLAND
  08. WATERMELON DANDIES

(ワーナー・パイオニア/WARNER-PIONEER 1986年発売/32XL-151)

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