CD批評:安藤 まさひろ
2007年12月08日
安藤 まさひろ / メロディー・ブック / CHARLIE & IDOL
『MELODY BOOK』の3曲目は【CHARLIE & IDOL】(以下【チャーリー&アイドル】)。
【チャーリー&アイドル】は“メロディ・メーカー”安藤まさひろが捧げる【アイドル】たちへのリスペクト! と言うのも,どこからどう切っても“極上メロディ”のオンパレードなのだから…。
イントロ+26秒からのAメロは,どんな展開にも対応できる“懐の深い”メロディ・ライン。そこへ登場するのが1分15秒からの大サビであるが,やはりこの組み合わせが最良なのだろう。
TVCMでも買い物中でも,どんな場面にも対応可能。読者の皆さんも耳にしたことがおありなのでは?
2分3秒からのアドリブは,ジャズ・ギター・テイスト! 【チャーリー&アイドル】の【チャーリー】とはチャーリー・クリスチャン?
オルタードスケールやオクターブ奏法による“トーンを下げた”アプローチが,胸に染み入る夏の虫です。
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
MASAHIRO ANDOH : Electronic and acoustic guitar
MASANORI SASAJI : Synthesizers and keyboards
DAREK LANE JACKSON : Bass
JUN AOYAMA : Drums

メロディー・ブック
2007年11月02日
安藤 まさひろ / メロディー・ブック / THE BOGI CLUB
『MELODY BOOK』の4曲目は【THE BOGI CLUB】(以下【ボギー・クラブ】)。
【ボギー・クラブ】は,俄然盛り上がるイケイケ・ナンバー! ダンス&ダンスの歌謡テクノ? EVEの不思議なバック・コーラスも含めて【ボギー・クラブ】での安藤バンドは「米米CLUB」なのである。
とにかく「うなり,乗りまくり,冴えまくり,吠えまくる」安藤まさひろのエレキ・ギターこそ「カールスモーキー石井」! 実際は「地蔵ギター」の安藤まさひろが(音イメージとしては)七変化のアドリブを奏でながらステージ狭しと“踊りまくっている”。
全編凄いが特にテーマ明け,2分5秒からのアドリブが“快感”である。管理人も「ジェームス小野田」役でいいから,安藤まさひろの隣りで,一緒に“踊り狂いたい”ものである。
ただし「カールスモーキー石井」の大活躍は“大所帯”「米米CLUB」のサポートがあってのもの。そう。【ボギー・クラブ】での安藤まさひろの大活躍も,青山純&笹路正徳という強力サポーターの賜物であろう。
青山純の生ドラムに笹路正徳のシンセ+打ち込みが見事に絡みつき,たった2人で「米米の本体+ビッグ・ホーンズ・ビー」を兼ねている。
【ボギー・クラブ】では毎晩,安藤バンドの魅せる(聴かせる)パフォーマンスが上演されている。今夜,読者の皆さんも【ボギー・クラブ】へ出かけてみませんか?
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
MASAHIRO ANDOH : Electronic and acoustic guitar
MASANORI SASAJI : Synthesizers and keyboards
JUN AOYAMA : Drums
EVE : Background Vocal

メロディー・ブック
2006年12月17日
安藤 まさひろ / メロディー・ブック / HARLEQUIN
『MELODY BOOK』の2曲目は【HARLEQUIN】(以下【ハーレクィン】)。
【ハーレクィン】は,笹路正徳の繰り出す“必殺”シンセ・ベースに乗せた,安藤まさひろ“お気に入り”のボーカル・ナンバー。
このグルーヴ感にシンディのボーカルが確かに合う。合う。
安藤まさひろのギター・ソロは曲の“間奏”って感じの軽いノリ。1分4秒からの美しい音色のバックで,小鳥の“さえずり”が聴こえる。このアイディアが妙にツボにハマッテしまう。好きだ。
2分24秒からのアドリブは“さりげなく”ハイテクを披露した感じ。あくまでも“さりげなく”。ここが安藤らしい。
そう。この“飛び跳ねた”感じは,笹路正徳の世界! 安藤メロディーがポップかつファンクに変貌し,やけに耳に残る。
今後も笹路正徳と組みさえすれば,安藤まさひろが一度は断念した“歌もの”をいつでも発表できそうな勢いを感じさせる。
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
MASAHIRO ANDOH : Electronic and acoustic guitar
MASANORI SASAJI : Synthesizers and keyboards
JUN AOYAMA : Drums
CINDY : Vocal
CARL MOORE : Vocal

メロディー・ブック
2006年07月20日
安藤 まさひろ / メロディー・ブック / ROMANCE
『MELODY BOOK』の5曲目は【ROMANCE】(以下【ロマンス】)。
【ロマンス】は,子供の頃どこかで聞いた“おとぎ話”の世界! 「夢の国」の物語である。
“ギコギコ”弦楽器がリードする前半から,ストリングスとアコギがリードする中盤への移行の仕方が,映画のサントラ的手法を連想してしまう。
ハイライトは“ザ・ストリングス”と安藤まさひろのアコギが絡み始める,1分31秒からの盛り上がり方にある。
互いに“音”を意識して“重ね合う”ハーモニーの美しさは,クラシックとかヒーリングのそれであり,フュージョン以外にもチャレンジできる,ソロCDならではの楽しみであろう。
さて,自分でもよく分からないのだが【ロマンス】の第一印象は,なぜか岡村孝子の【夢をあきらめないで】だった。
どこがどう似てるかを,説明できる自信はない。その当時,単に大ヒットしていた影響なのかもしれない。でも,今,繰り返し聴いてもやっぱり【夢をあきらめないで】に聴こえてしまった。
読者の皆さんの耳にも,そう思って聞くとそう聞こえるかも…。試してみていただけますか?
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
MASAHIRO ANDOH : Electronic and acoustic guitar
MASANORI SASAJI : Synthesizers and keyboards
MASATOSHI MAEDA GROUP : Strings

メロディー・ブック
2006年07月16日
安藤 まさひろ / メロディー・ブック / EYES OF THE DRAGON (OVERTURE)
『MELODY BOOK』の1曲目は【EYES OF THE DRAGON(OVERTURE)】(以下【アイズ・オブ・ザ・ドラゴン(オーヴァチュア)】)。
ザ・スクェア・ファンの読者なら,1曲目と9曲目のトラック名が同じで,1曲目が9曲目の“チラリズム”という構成を見て『ADVENTURES』を思い浮かべるかもしれない。そう。ザ・スクェア初の大ヒット・アルバムである。
つまり【アイズ・オブ・ザ・ドラゴン(オーヴァチュア)】は,安藤まさひろにとっては【アドヴェンチャー】的位置付けと見た!
仮にそうではないとしても,無意識にそうしていたとしたら“大ビンゴ”! ビンゴの方がうれしいので,この推論が外れていますように…。 ← 管理人の文脈の方が本論を外れている…。
【アイズ・オブ・ザ・ドラゴン(オーヴァチュア)】は,7/8拍子という変拍子に上を,それはそれは“白馬の王子様”のように素敵な,極上のメロディー・ラインが自由に駆け巡っていく!
37秒からのテーマ1と53秒からのテーマ2が繰り返し交錯し,うねうね前進する感じが“ドラゴン”ぽくて,気持ちいい。
管理人の中での,この“ドラゴン”のイメージは「まんが日本昔ばなし」のオープニングに登場する“坊や”を背中に乗せた龍! さあ【アイズ・オブ・ザ・ドラゴン(オーヴァチュア)】の背中に乗って,いざ“安藤ワールド”探検の扉を開きましょ。
ん? 白馬なのか,龍なのか? お好きな駄獣をお供に…。
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
MASAHIRO ANDOH : Electronic and acoustic guitar
MASANORI SASAJI : Synthesizers and keyboards
DAREK LANE JACKSON : Bass
JUN AOYAMA : Drums

メロディー・ブック
2006年07月15日
安藤 まさひろ / メロディー・ブック
相当昔の話なので,うろ覚えで申し訳ないのだが,インパクトだけは忘れないTV番組のお話。タモリ司会でカシオペアとザ・スクェアのTV初共演を見た。雑談がメインで,セッションはあったようななかったような…。
肝心のセッションは忘れてしまっても,こんなトークの“オチ”だけは今でも鮮明に覚えている。「カシオペアはメンバーの出入りがほとんどないのに,スクェアは出入りが激しいですね。これはリーダーの“人徳”の差?」。
実際は“絶対に”そんなことはないのだろうが,安藤まさひろも苦笑するしかなかったようだ。安藤まさひろとは“旧知の仲”ゆえの“ほのぼの”としたやりとりであったが,ナイスなツッコミのタモリはさすが。一人で超ウケテシマッタ。
この時タモリからのフォローはなかったと思うので,ここで管理人からのフォローを…。
「人をつなぎとめるのは苦手でも,実力派ミュージシャンを“集め寄せる魅力”と“才能発掘の才”はたっぷりなんですよ。ねっ,安藤さん!」 ← フォローになっていない?
そんな安藤まさひろの“誘引力”たっぷりなエキスが詰め込まれているのが,安藤のファースト・ソロCD『MELODY BOOK』(以下『メロディー・ブック』)である。
ズバリ“ギタリスト・安藤まさひろ”よりも“メロディー・メーカー・安藤まさひろ”としての特徴を全面に押し出している。
そう。安藤まさひろのルーツはビートルズ。この全9トラックは,フュージョン・ファンだけではなく,ポップス,ロック・ファンにも訴える,キャッチーな“安藤メロディー”のオン・パレードである。
そう聴こえてしまうのは,笹路正徳のアレンジによるところが大きいのかも? この2人の組み合わせが,殊の外『メロディー・ブック』をポップ・アルバムにクリエイトした一因であろう。
『メロディー・ブック』のもう一つの聴き所は,バリバリのギター・プレイ! 安藤まさひろは日本を代表する“生粋の”ギタリスト! ギター小僧の“教則”と呼ぶにふさわしい,ハイ・テクニックなアドリブの連続を楽しめる。
さて,スクェア・ファンの焦点は当然,バンドとソロ作での音の違いであろう。管理人の意見としては“スクェアそのまんま”だ。
伊東たけしの“失敗”で懲りたので『メロディー・ブック』がスクェアのニュー・アルバムであるかのような“淡い期待”を捨てたのが良かったのかも…。“恐る恐る”聴き始めたが,まるで違和感なし! ボーカル入りが2曲もあるが,それも全く気にならない。
『メロディー・ブック』は80%,ザ・スクェアの音! ブラインドして“スクェアの新作”と紹介しても信じてもらえることだろう。
やはり安藤まさひろがザ・スクェアの“屋台骨”。人徳が薄くとも(冗談です)ザ・スクェアのリーダーは安藤まさひろなのだ。
仮に読者の皆さんがザ・スクェア・ファンでもなく,フュージョン好きでもなく,ギター小僧でもない“堅物”だとしても,真の音楽ファンならきっと心から楽しめる! 今夜も『メロディー・ブック』の残り香が,次のバンド・メンバーを集め寄せる。
管理人もすでに安藤の魅力に首ったけ。早く捕獲して欲しいものである。(T−スクェアのライナー・ノーツ担当希望!)
(1986年録音/32DH454)
























