アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

CD批評:小林 香織

小林 香織 / アーバン・ストリーム3

URBAN STREAM-1 かおりん,ごめん。『URBAN STREAM』(以下『アーバン・ストリーム』)だけは擁護できません。ハズレでした。

 『アーバン・ストリーム』のCDジャケット。大人びていますよね(失礼。小林香織さん,美しすぎてカワイすぎる3●歳の現役アイドル!)。
 管理人はジャケット同様“URBAN”してると思っていました。ところがR&Bだったんですね。FUNKまでで止めていた方が良かったかもしれませんね。

 かおりん,そろそろアコースティックに寄ってみませんか? アルト・サックス,ますます上手になっています。アドリブもドライブできるし,本格派ジャズ・サックスにも挑戦してほしいものです。せっかくの実力派なのですから「天が与えた二物」を活かさないのは勿体ないです。

 『アーバン・ストリーム』のR&Bサウンドでは,アルト・サックスがバックに隠れてしまったように思います。特に『アーバン・ストリーム』の打ち込みは音が軽いです。軽すぎてアルト・サックスが“ゲスト入り”してしまったように思います。

 あと心配なのが,かおりんが大好きなライブです。『アーバン・ストリーム』のフォロー・ツアー,どんな感じになるのでしょう? KKバンドでの華やかなサックス・イメージが湧きませんでした。

 ??マークで頭一杯な『アーバン・ストリーム』全13トラック中,安心して聴けたのは【LOVIN’ YOU】と【SEPTEMBER】の大ヒット既存カヴァーの2トラックのみ。この2トラックはいい。かおりんのアルト・サックスの色が立っています。

 …と言うことで,管理人は『アーバン・ストリーム』を【LOVIN’ YOU】と【SEPTEMBER】だけをリピートするばかり。購入後7日目にして残りの11トラックは聴かなくなってしまいました。本当にごめんなさい。

URBAN STREAM-2 管理人の『アーバン・ストリーム』の評価は星三つ。ただ通常盤ではなく「初回限定盤」の購入者は星三つ半。星半分プラスは香港ライブ映像の「特典DVD」!

 これがいいんです。これでこそ小林香織なんです。このメドレー視聴して,改めて【SOLAR】の良さを実感しました。次作はリズムではなくメロウとJAZZYにこだわって!

    CD
  01. Prayer
  02. Time
  03. Dream Market
  04. Gotta Go to School (Interlude)
  05. Gotta Go to School
  06. Solitude
  07. Cats & Dog
  08. Tears
  09. Sultry Nights
  10. Back Street
  11. Lovin' You
  12. September
  13. City Lights

    DVD
    Medley:
  01. Kira-Kira
  02. Airflow
  03. Shiny
  04. Solar
  05. PRECIOUS

(ビクター/JVC 2013年発売/VIZJ-14)
★【初回限定盤】 CD+DVD

人気ブログランキング − 音楽(ジャズ)

小林 香織 / SEVENth4

SEVENth-1 小林香織の「アジアの歌姫」宣言。それが『SEVENth』である。

 『SEVENth』は“全方位”アジア・シフト。小林香織と台湾,韓国はもはや切り離せない関係。『SEVENth』は何と日本だけでなく台湾,韓国でも同日発売。もはや3カ国がホームと言っていい。事実『SEVENth』の発売プロモーションは日本よりも台湾優先なのであります。
 韓国でのライブDVD,台湾発信ユーチューブで火がついたかおりんの爆発的アジア人気は『SEVENth』でタイと香港にまで拡大予定。

 そう。小林香織は,なんとタイのSAX SOCIETYより「THE MOST BEAUTIFUL SAXOPHONIST IN ASIA」(アジアで最も美しいサックス奏者)なる称号を贈られたし【新不了情〜つきせぬ想い】は香港映画の主題歌のカヴァー
 次は中国でのりピー越え! 小林香織が管理人の大好きなツー・トップ=「アジアのアイドル」酒井法子と「アジアン・ビューティ矢野沙織を越えていく〜。もはや管理人の生活はかおりんシフトなのです。あっ,来週からはちーたんシフトの予定ですが…。

 『SEVENth』は小林香織初のセルフ・プロデュースは“身内三昧”。昨年立ち上げたガールズ・ロック・バンド「ブラックベリーズ」との共演は自然な流れとして『PRECIOUS』での「KANA&TAMA−CHAN」に続いて「KOBAYASISTERS」の片割=妹の「NATSUMI−CHAN」がコーラス参加。そして父上=小林稔の仕事繋がり【DRIVER’S MEETING】収録。小林香織自身のバースディ・ソング【OCTOBER 20TH】まで入れている。
 正に『SEVENth』は,プロデューサー=小林香織=職権乱用の“やりたい放題”な7枚目のCDなのであります。

SEVENth-2 でもでも小林香織の本当の“やりたい放題”はフュージョン・サックス。ファンキーでメロディアスなアルト・サックスが相変わらず絶好調のエモーション。
 「ブラックベリーズ」でのリード・ボーカルに飽き足らず,もう一人の小林香織セッションはするは,テナー・サックスフルートコーラスまで披露するは…。

 そう。紆余曲折の結果『SEVENth』で“和製キャンディ・ダルファー”が戻ってきた。うれしい〜。特典DVDでの【THE KIRA−KIRA EXTRA】での“ジャズ界のアイドル”復活がもっとうれしい〜。このまま「アジアの歌姫」へと駆け上れ〜。

 コンポーザー=小林香織の【OCTOBER 20TH】【IT’S THE STAR CONNECTION】は永遠の大名曲だと思います。

    CD
  01. England Funk
  02. October 20th
  03. 個性派モチーフ
  04. Nocturne
  05. Bar Wave
  06. The Awakening of Love
  07. Driver's Meeting featuring Asano Sho
  08. ONE!
  09. Europe
  10. LAST GAME
  11. 新不了情〜つきせぬ想い
  12. It's the Star Connection

    DVD
  01. England Funk
  02. LAST GAME
  03. The KIRA-KIRA Extra

(ビクター/JVC 2012年発売/VIZJ-13)
★【初回限定盤】 CD+DVD

人気ブログランキング − 音楽(ジャズ)

小林 香織 / グロウ4

GLOW-1 アイドル路線の『ファイン』からアダルト・コンテンポラリーの『GLOW』(以下『グロウ』)へ。

 小林香織が“少女から大人の女性へ”脱皮した。『グロウ』は,プロデュース&アレンジに『ソーラー』の大坪稔明氏を再び起用し,ダンサブルでリズミック,メロウかつエモーショナルに“ジャズ界の歌姫”らしく自分の感性を表現している。

 『グロウ』で感じたアダルト路線。当初はバックの凄腕ジャズメンが“クールにグルーヴ”しているせいだと思っていたが,このディープ・インパクトは小林香織の熟成の証し。アルト・サックスの音色も野太く深い陰影の表情を見せている。

GLOW-2 『ソーラー』『ファイン』での“王道”フュージョンサックスからアナーキーでファンキーな方向へ。ずっとクラシック界の優等生だった小林香織が自由奔放なジャズ界で悪さを覚えだした。
 冒険したのかなぁ。でも実はちょっぴりワルなのが“素”の小林香織だったりして?

GLOW-3 PVの2曲=ミディアム・バラードの【エアフロー】とハート・ウォーミングな【ウォームス】のような“純粋無垢の箱入り娘”路線をまだまだ期待したいのだが,女性は短期間で大変身するからなぁ。

GLOW-4 『グロウ』が“ジャズ界のアイドル”小林香織の聴き納めかな?
 次作へ期待半分不安半分。

    CD
  01. AIRFLOW
  02. WARMTH
  03. PASSING LANE
  04. WALK IN THE NIGHT
  05. DAWN IVORY
  06. MONOCHROME
  07. EXPLORE THE FIELD
  08. LULLABY CHILD
  09. TOY'S JAM
  10. HOW DEEP IS YOUR LOVE

    DVD
  01. AIRFLOW [VIDEO CLIP]
  02. WARMTH [VIDEO CLIP]

(ビクター/JVC 2007年発売/VIZJ-7)
★【初回限定盤】 CD+DVD

人気ブログランキング − 音楽(ジャズ)

小林 香織 / PRECIOUS4

PRECIOUS-1 待ちに待ちましたよ。待ち焦がれましたよ。かおりん。
 小林香織が“ジャズ界の実力派アイドル”へと脱皮した『SHINY』から3年ぶりとなる“待望の”オリジナルCDが『PRECIOUS』。

 『PRECIOUS』には小林香織の“濃密な3年間”が投影されている。『PRECIOUS』で小林香織は“ジャズ界の実力派アイドル”から“ジャズ界の実力派女優”への変貌期。
 よくあるでしょ? アイドルから女優への転向。小林香織が目指した役割モデルは「篠原涼子」。かわいい系改め“カッコイイ女”を目指したのだ〜。

 その証拠がCDジャケット。『PRECIOUS』のジャケット写真はジーンズに黒革ブーツ。シルバー・アクセが揺れるストリート系。そう。宝塚で例えれば“かわゆい娘役から男役へ”の振り幅であろう。
 もはや管理人の大好きなアイドル系の面影が薄れたのは淋しい限り。かおりんを「絶世の美女」だと思っている。AKBにでも入ればメディア選抜も間違いない。読者の皆さんも是非『GOLDERN BEST』での“キラキラおめめ”を見てくださいよ〜。マジでピーターパンの星が瞳に入ってましたから〜。
 
 しか〜し,かおりんの変わり様は音楽にこそ顕著。『PRECIOUS』の楽曲は実にバラエティ。3年ぶりのオリジナル・アルバムゆえ,様々なアイディア&エッセンスが散りばめられている。やりたいことがたまっていたのだと思う。
 でも『PRECIOUS』には「とっ散らかった感」はない。理由は一本の筋=小林香織の“ファンキーサックス”の確立である。

 ここで訂正。小林香織の役割モデルは「篠原涼子」改め「キャンディ・ダルファー」。
 小林香織は,そのデビュー時より“和製キャンディ・ダルファー”と称されてきた。その称号が『PRECIOUS』において身の丈に合ってきた。もう“背伸びしなくても”キャンディ・ダルファー完全消化。そこから小林香織の“新しい個性”が聴こえ始めている。
 『PRECIOUS』でついに師匠越え?(← 評価は時期尚早。次作で「キャン・ダル越え」を高らかに宣言してほしい!)

 さて『PRECIOUS』の聴き所は“小林香織のバンド・サウンド”にある。小林香織のレギュラー・バンド=「K.K.BAND」が指揮者=小林香織の“ファンキーサックス”の変化に瞬時に反応している。ここに小林香織の“濃密な3年間”の秘密があった。

PRECIOUS-2 大坪稔明笹路正徳重実徹と続いた大物プロデューサーの手を離れ,JINOつながりで巡り会った村田隆行プロデュース。
 村田隆行は「K.K.BAND」のベーシスト。そう。普段,小林香織の魅力を一番近い位置から見つめボトムを支え続ける“現場叩き上げの”プロデューサー。村田隆行の働きで,完全に小林香織のバンド・サウンドが固まっている。新メンバーも「KANA&TAMA−CHAN」も大活躍である。
 そう。小林香織村田隆行&「K.K.BAND」+犬ネコまで含めた「小林香織ファミリー」のイメージの共有が明確なのだ。

 新境地の4トラック【OVERTURE 〜火の鳥〜】【PROLOGUE 〜GREAT INDIA〜】【GREAT INDIA】【MAXIMUM ATTACK】で感じる馬力の上昇。アルト・サックスの音色が野太くなった。良くも悪くも「もう元には戻らない&戻れない」。
 一方,従来路線のフュージョン・サックスPRECIOUS】【TANABATA】【KAHLUA MILK】は“変声期”の小林香織が記録されている。良くも悪くも「もう元には戻らない&戻れない」。

 初回限定盤のお楽しみ=特典DVDの編集にはダメ出ししたい。篠原涼子やキャンディ・ダルファーを越える「大女優の卵」小林香織嬢ですぞ〜。この“やっつけ仕事”は「ビクターの汚点」と語り継がれるべき歴史的な不出来である。金返せ〜?

    CD
  01. Overture 〜火の鳥〜
  02. PRECIOUS
  03. TANABATA
  04. Prologue 〜Great India〜
  05. Great India
  06. Kahlua Milk
  07. Organic Relation
  08. Maximum Attack
  09. Garniture
  10. Stay with You
  11. Peridot
  12. Nothing's Gonna Change My Love for You

    DVD
  01. TANABATA
  02. Prologue 〜Great India〜
  03. PRECIOUS

(ビクター/JVC 2011年発売/VIZJ-11)
★【初回限定盤】 CD+DVD

人気ブログランキング − 音楽(ジャズ)

小林 香織 / ソーラー4

SOLAR-1 “ジャズ界の歌姫”と来れば,akikoであろうが(えっ,誰,最近ジャズ・ボーカリストへ転進した,元SPEEDのhiroとか元モー娘。の加護ちゃんだって言っているのは)管理人から“ジャズ界の歌姫”の称号を贈りたいもう一人のディーバがいる。アルト・サックス奏者の小林香織である。

 え〜っ,小林香織ってボーカリストじゃないじゃん。それに小林香織って“ジャズ界のアイドル”なのでは?(えっ,誰“ジャズ界のアイドル”の称号も元SPEEDのhiroとか元モー娘。の加護ちゃんだって言っているのは ← クドイ)

 鋭いツッコミその通り。小林香織は“ジャズ界のアイドル”にして“ジャズ界の歌姫”! 正統派アイドルとしても通用するバツグンのルックスは管理人のド・ストライク。しかしアイドル系の容姿以上に管理人の心を動かしたのは,マイク代わりに持つアルト・サックスである。

 小林香織はテクニシャンである。アルト・サックスの音色全てを鳴らしきり,妙に聴かせてくる。実にカッコよく聴かせるツボを心得ている。小林香織の“歌心溢れる”アルト・サックスは,本当に歌詞を歌いながら“メタルの吐息”を吹き込んでいるかのよう? 固めのサスで峠を越えてトンネル過ぎたらネパールに到着した感じがする。 ← この表現,分かるかなぁ。

 そう。小林香織アルト・サックスは表面が硬い。絶対に男性サックスの系譜にある。しびれるくらいに超カッコイイ。
 しかし一皮剥けば“純無垢”でハート・ウォーミング。内面は柔らかい。アルト・サックスに恋した,おセンチな乙女の理想郷なのだ。

 そんな小林香織の“表面男性内面女性の変形マーメイド・スタイル”は,デビューCDSOLAR』(以下『ソーラー』)に色濃い。

 『ソーラー』のベーシックは打ち込み系。バックに負けじと小林香織フュージョンサックスがパワフルに鳴り響いている。華やいだアルト・サックスの連発に世界が一気に明るくなる。

 “イケイケの”【バード・アイランド】【サンセット・オーシャン】【スモーキー】での強烈なアドリブは“和製キャンディ・ダルファー”の評判通りの存在感である。
 しか〜し『ソーラー』のハイライトは“歌心溢れる”乙女のバラード。【トゥモロウ】【変わらぬ想い】のカバーには拍手喝さいである。小林香織は素晴らしいジャズメンである。

SOLAR-2 『ソーラー』とは,突き抜けるような青い空の中で,どこまでも光り輝く太陽にちなんだ言葉。小林香織が届けてくれる“強さと優しさ”が『ソーラー』パワー! ジャズという音楽に付きまとう,重苦しさのかけらもない,とっても爽やかなフュージョンサックスである。シャイニー・サンサンサンである。

 『ソーラー』で,管理人は小林香織に瞬殺のKO負け。もう,かおりんにメロメロである。
 無邪気な笑顔で見る人を魅了し,原曲を絶妙にフェイクした心ときめくフレージングで聴く人をも魅了する。小林香織は,正真正銘「見てよし聴いてよし」の“ジャズ界のアイドル”にして“ジャズ界の歌姫”である。

PS 『ソーラー』のジャケット写真は,ジャズ界ではなく“クラシック界のアイドル”風なのでは? なぜに? やっぱり村治佳織なのでしょう。いやっ,AKBは大島優子の時代です。

  01. Solar
  02. I Love Your Smile
  03. Bird Island
  04. Tomorrow (Better You, Better Me)
  05. Another Way
  06. Sunset Ocean
  07. Nothing's Gonna Change My Love For You
  08. Smoky

(ビクター/JVC 2005年発売/VICJ-61267)

人気ブログランキング − 音楽(ジャズ)

小林 香織 / シャイニー4

SHINY-1 『SHINY』(以下『シャイニー』)から,ビクターのコピーが“ジャズ界のアイドル”から“ジャズ界の実力派アイドル”へと変わった。
 そう。小林香織を“実力派”として売り出しに来た。

 『シャイニー』は“実力派”にふさわしい,アイドル路線を捨てたハードなサウンドである。メタル系の音で“ぶいぶい”吹かしている。トンガリ系である。

SHINY-2 『シャイニー』のサウンド・イメージはDIMENSIONであり勝田一樹だったのでは?

 残念ながら『シャイニー』ではDIMENSIONまでは届かなかった。ここは是非ビクターさんのコネを利用して,最高のデヴィッド・サンボーンをフィーチャリングしたみせたマーカス・ミラー・プロデュースを!

SHINY-3 『シャイニー』を聴くまでは草食系とばかり思っていたが,実際の小林香織は肉食系女子だった。筋トレに最近ハマリだしたようですし。ガーン。
 でもでも管理人の大好きなかおりんはまだDVDの中にいました。かわいすぎ〜。

SHINY-4 DVD’07韓国公演ドキュメンタリー】の密着ステージ裏での小林香織は素のアイドル。顔よし+性格よし+肉食系と来たらいくっきゃないでしょ。韓国でも台湾でもいくっきゃない?

SHINY-5 『シャイニー』からかおりんはアルト・サックスフルートに加えてテナー・サックスも吹いています。

PS 「SHINY-5」の写真は非売品の『シャイニー』販促ポスト・カードです。

    CD
  01. SHINY
  02. MINOR REASON
  03. CHILDREN'S DREAM
  04. SUNNY
  05. CHILLIN' IN MANHATTAN
  06. WEST POLICE
  07. INTERLUDE
  08. LONG TRAIN RUNNIN'
  09. FOREVER
  10. BLACK SAPPHIRE
  11. STARRY HEAVENS

    DVD
  01. SHINY [VIDEO CLIP]
  02. '07韓国公演ドキュメンタリー

(ビクター/JVC 2008年発売/VIZJ-9)
★【初回限定盤】 CD+DVD

人気ブログランキング − 音楽(ジャズ)

小林 香織 / ファイン / WHAT'S GOING ON3

 『FINE』の9曲目は【WHAT’S GOING ON】(以下【ホワッツ・ゴーイン・オン】。


 小林香織の【ホワッツ・ゴーイン・オン】は「フィーチャリング・さかいゆう」で“バック・ボーカリスト小林香織を楽しめる。

 さかいゆうとの掛け合いや間奏でのアルト・ソロは“実力派”小林香織の証しである。しかしリード・ボーカルはゲスト・ボーカル。リーダーとしてさかいゆうと対等に渡り合ってほしかった。
 音では追いついた“和製キャンディ・ダルファー小林香織。あとはキャンディ・ダルファーばりの貫禄と小林香織なりの存在感を打ち出せれば異名で紹介されることも少なくなる?

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax
MASANORI SASAJI : Keyboards, Percussions
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
KENJI HINO : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums
CARLOS KANNO : Percussion
YU SAKAI : Vocal
MASATSUGU SHINOZAKI STRINGS

小林 香織 / ファイン / MOMENT OF LONELINESS3

 『FINE』の8曲目は【MOMENT OF LONELINESS】(以下【モーメント・オブ・ロンリネス】。


 ジャズフュージョンに“恋する”小林香織が,憧れの日野皓正と初共演した【モーメント・オブ・ロンリネス】であるが,2人の相性はよろしくない。
 これが市原ひかりと組んだなら,もっいい感じのポップなジャズになったと思うのだが…。

 【モーメント・オブ・ロンリネス】では,名プロデューサー=笹路正徳も悩んだのでは? 小林香織の“演奏力”は素晴らしい。明るく伸びやかに,しかし情感を込めてサラリと吹ききる。
 方や,2分19秒からの日野皓正アドリブ! これぞ黒光の汗の音,重量感を伴う男のラッパ! バックがスムーズ・ジャズしていようが,お構いなしのトランペットにしびれてしまう。

 小林香織日野皓正が絡みあう,4分45秒からの笹路サウンドが,100%小林香織寄り。日野皓正ジュニア=日野賢二さえも小林香織寄りのベース・プレイ。完全にヒノテルが浮いてしまったのが惜しまれる。
 父親との相性の悪さで,JINOとも【モーメント・オブ・ロンリネス】することを願う,かおりんファンであった。

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax
MASANORI SASAJI : Keyboards, Percussions
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums
TERUMASA HINO : Trumpet solo

小林 香織 / ファイン / SLEEP ON IT4

 『FINE』の7曲目は【SLEEP ON IT】(以下【スリープ・オン・イット】。


 土方隆行カルロス菅野笹路正徳が“精魂込めて創り上げた”ゴキゲンなイントロを,たったの一吹きで自分の物としてしまう,アルト・サックス・プレイヤー小林香織。【スリープ・オン・イット】は,アルト・サックス・プレイヤー小林香織の存在際立つフュージョン・ナンバー。

 バックの野獣どもを振り切る,2分28秒でのアドリブの入りがお見事! 小林香織アルト・サックスが,チャカ・カーン以上に歌う歌う! 歌ものに強いかおりんであった。

 4分17秒からの野村義男ギター・ソロにエリック・ゲイルを期待するのは間違いである。純粋に4分50秒からラストまでの小林香織との“掛け合い”が楽しめる。

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
KENJI HINO : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums
CARLOS KANNO : Percussions
YOSHIO NOMURA : Guitar solo

小林 香織 / ファイン / KIRA-KIRA(DVD)4

 『FINE』『SPECIAL DVD』の1曲目は【KIRA−KIRA】(以下【キラキラ】)。


 【キラキラ】こそ,アイドル=小林香織の映像デビュー作! さぞ気合いの入ったPVだろうと期待したが,出来としては“いたって普通”。よくある「客なしライブ」の演奏シーン。

 ただしこの普通の映像が,かえって小林香織の魅力を際立たせている。凝りに凝った料理も良いが,素材そのものを味わうのもまた楽しい。小林香織は今が“旬”のアイドルである。

PS 映画「電車男」を見ました。中谷美紀がきれいでかわいい。エルメスには中谷美紀がぴったり。NO。ドラマ「電車男」も見ました。伊東美咲がきれいでかわいい。エルメスには伊東美咲がぴったり。NO。NO。エルメスと言えば小林香織。管理人には小林香織

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
AKIRA OKAZAWA : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums

小林 香織 / ファイン / GRACE4

 『FINE』の6曲目は【GRACE】(以下【グレース】)。


 【グレース】は,小林香織の“ピュアな”感性が素直に溢れ出たバラード。健全にフュージョン・サックスだけに打ち込む,巷のアイドル以上にアイドルらしい「清く正しく美しい」私生活が“ピュアな”アルト・サックスの音色から伝わってくる!

 【グレース】は,小林香織から他界した祖母へのレクイエムであるが,悲しさよりも喜びいっぱい! 愛する祖母との楽しい思い出が喪失感を埋め,悲しみに打ち勝っていく! これぞ「希望のレクイエム」である。

 3分41秒からのアドリブは,一人浜辺で黄昏ながら祖母と交わす会話のようである。小林香織が届かぬ思いを,強がった様子を隠そうと“クール”に,でも精一杯伝えようと“もがいている”。祖母からの答えは“そよ風”のよう。優しくほほを撫で返す。

 聴き逃せないのは,1分52秒からの間奏である。祖母の“そよ風”は,実は大御所4人による演出であった。笹路正徳土方隆行岡沢章村上“ポンタ”秀一の4人が,小林香織の最高のサポーター役に徹している。
 アルト・サックスと見事に溶けあう大御所4人なら,きっと業界中の悪い虫からも保護してくれることでしょう。あっ,赤ずきんちゃんの中でのおばあさんはオオカミでしたね。もしかして? 逃げろ,かおりん!

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
AKIRA OKAZAWA : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums

小林 香織 / ファイン / GRACE(DVD)4

 『FINE』『SPECIAL DVD』の3曲目は【GRACE】(以下【グレース】)。


 【グレース】での小林香織のテーマは「レディ」! 真剣な眼差し&愁いに沈んだ“大人な”表情。シックな寒色系映像が決まっている。

 【グレース】の名場面についていろいろ書こうと思ったが,全てはラストでのケニー・G! 浜辺での夕焼けシルエットはどう見てもケニー・Gを意識したとしか思えない。
 でも“カッコイイ”は小林香織には似合わない。この映像で根っからの妖精(陽性)少女であることが証明されている。

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax & Flute
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
AKIRA OKAZAWA : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums

小林 香織 / ファイン / DRIVING4

 『FINE』の5曲目は【DRIVING】(以下【ドライヴィング】)。


 【ドライヴィング】は,ロング・トーンを多用した,小林香織の“歌うアルト・サックス”が聴き所。(55秒から1分3秒などで)一人オーヴァー・ダビング?を駆使し,見事に歌う&歌い上げる!

 聞けば【ドライヴィング】は,エヴリシング・バット・ザ・ガールのヒット・ナンバーとのこと。原曲はよく知らないのだが,友人に「きっと聞いたことがあるはず」と言われたので,どこかで耳にしたことがあるらしい。
 【ドライヴィング】に,何となく“懐かしさ”を感じてしまったのはそのせい? いや,これぞ香織嬢のテクニックと言い切ってしまおう! どうですか,この“グローヴァー・ワシントンJr似”の甘〜いロング・トーン!

 …と,しばらくは小林香織一人に気を取られてしまうが,繰り返し聴き込むと,バックの名演あっての“グローヴァー・ワシントンJr似”であることに気付かされる。思えば『ワインライト』の成功の陰にも,マーカス・ミラースティーブ・ガッドがいたものなぁ。

 【ドライヴィング】での笹路サウンドに,いつものようなカラフルさはない。これは“ファンク”である。笹路正徳キーボードが“揺れている”。
 土方ポンタ菅野もいいが,特筆すべきは日野“JINO”賢二ベース! 波打つグルーヴ小林香織の“息遣い”と調和&連動している。グレート!

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax & Flute
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
KENJI HINO : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums
CARLOS KANNO : Percussion 

小林 香織 / ファイン / LOVELY BLOSSOM(DVD)4

 『FINE』『SPECIAL DVD』の2曲目は【LOVELY BLOSSOM】(以下【ラヴリー・ブラッサム】)。


 「演奏シーンなし」の完全なるアイドル映像は,ブラッサム繋がりで,小林香織主演=松田聖子の【チェリーブラッサム】と思って良い。
 南の島での分刻みの撮影で,AM10:00からPM4:30までのスナップ・ショット満載である。

 ショッピングに子猫との戯れ,ラストでの“お約束”浜辺での砂遊びに至るまで,キラキラ輝く笑顔が魅力的!
 お気に入りは,PM12:00でのクルージングでの笑顔とPM3:30の波に襲われた際の笑顔が超キュート!
 PM4:30のウォーター・スライダーでのバンザイ風景は,無邪気に遊ぶ“おこちゃま”香織嬢である。小林香織の“保護者”としては,まだまだ自由に遊ばせてあげたいと思ってしまう。うん。

 「KAORI」と書き終えた瞬間に,波に消されてしまうPM2:30の映像はお見事! これぞプロのイメージDVDである。

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax & Flute
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
KENJI HINO : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums
CARLOS KANNO : Percussion

小林 香織 / ファイン / LOVELY BLOSSOM4

 『FINE』の4曲目は【LOVELY BLOSSOM】(以下【ラヴリー・ブラッサム】)。


 【ラヴリー・ブラッサム】は“爽やかな”ミディアム・チューン。小林香織には,この手の曲が実に良く合う。新境地開拓の趣きである。

 冒頭のベースアコギのアンサンブルに,キーボードの絡みだけで十分ファンタジー! そこへ持ってきて小林香織の“あの”一音で全てが決まりである! 伸びやかな音と“サンサン”と降る太陽が「笑顔&笑顔」を作り出している。

 …と感想を抱いたのには訳がある。イメージビデオのDVDが強烈すぎて,どうも【ラヴリー・ブラッサム】のイメージにあの映像が重なってしまう。“天真爛漫”の香織嬢が実にまぶしすぎる。ああ…。
 もう純粋に音そのものでは判断できませぬ。小林香織本人もアイドルになりきった“ノリノリの熱演”なので,このまま自由に遊び回らせていたい,と思う“オヤジ心”もあるのだが,セッション・シーン“抜き”のイメージビデオだけは,もう止めていただけないだろうか…。

 ビクター(レコード会社)にも,小林香織の一番の魅力はアルト・サックスにある,という事実を再認識していただきたい。
 そう。3分40秒の“野太い”アルトは,フュージョン道へ全力投球する,サックス少女の一面を鮮明に映し出している。

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax & Flute
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
KENJI HINO : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums
CARLOS KANNO : Percussion

小林 香織 / ファイン / FREE4

 『FINE』の3曲目は【FREE】(以下【フリー】)。


 【フリー】は“二刀流”小林香織の面目躍如。アルト・サックスをサイドで鳴らし,フルート勝負のトラック!

 中学のブラバンでフルート担当だったという小林香織。年季の入ったフルートの音は,元気に“吹き鳴らす”アルト・サックスとは異なり“しっとり”と歌い上げる感じのプレイ。
 【フリー】は,ブラバン・香織嬢の思い出の一曲ということで,余計に「思い入れタップリ」の情感がたたずんでいる。“笛吹き”としてのテクニックも一流である。

 しかし,正直,聴き所は1分16秒からのアルト・サックスであろう。この短いフレーズでこんなに印象的に吹けるなんて…。
 抑えの効いた,珍しくも“物静かな”アルト・サックスは音色がいいので,つい“うっとり”と聴き惚れてしまう。
 そう。チリバツなフルートと,変幻自在なアルト・サックスは,もはや二刀流の域を超えた“四,五刀流?”である。
 【フリー】はポップスの超名曲であるが,管理人にとっては,小林香織を“本格派”ジャズメンと認識させてくれた“J−フュージョン”思い出の一曲である。

 ところで,CDのクレジットにベーシストの名前がない。なかなかの名演ゆえ,単なるミス・プリントではもったいない。どなたかベーシストについての詳細キボンヌ。

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax & Flute
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums

小林 香織 / ファイン / ENERGY4

 『FINE』の2曲目は【ENERGY】(以下【エナジー】)。


 【エナジー】で感じる“ポップ感”は,笹路正徳プロデュースの賜物。そう。正に豪華なポップ・チューン! う〜む。
 【エナジー】の持つ,メジャー&キャッチーの連続は嫌いじゃないが,ここまでの“ポップス寄り”のアレンジはどう考えても笹路の“やりすぎ=オーバー・ファンク?”である。
 お陰でフュージョン特有の“ドキドキ感”が薄められてしまっている。マジで“アイドルのシングル曲”っぽくて管理人的にはNGである。

 “アイドル”小林香織を売り出したいのであれば,サックスを取り上げてマイクを持たせるべきである。
 こんなにもポップス風では,純粋に“フュージョンの王道”を追求している小林香織がかわいそう。ブラスを始めとするJ−FUSIONのオールスター・メンバーにも失礼であろう。
 そう。小林香織には“正々堂々”とアルト・サックス一本で勝負させてあげてほかった。小林香織ならそれができる! 小林香織のテクニック&ハートは“ジャズメン”と呼ぶに十分ふさわしいレベルにあるのだから…。

 例えば2分22秒から始まるアルト・ソロは,バリバリのフュージョンサックス。ここで聴かせる“迫力満点”のアドリブは,ポップなバックなどお構いなし。【エナジー】を魂に吹き込む,フュージョン特有の“ホット”なアドリブである。この路線をもっとフューチャーしてくれたなら,管理人の評価は最高点だったかもしれない。
 4分35秒からのラスト・テーマでのアドリブでは“完全燃焼”で吹ききった感が漂っている。この演奏は良い。

 【エナジー】の持つメジャー&キャッチーな魅力を,一度,かなり“ジャズ寄り”のアレンジで聴いてみたいものである。

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax & Flute
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
KENJI HINO : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums
ERIC MIYASHIRO : Trumpet
TOSHIO ARAKI : Trumpet
MASATO HONDA : Alto Sax
OSAMU YOSHIDA : Tenor Sax
EIJIRO NAKAGAWA : Trombone
KOICHI NONOSHITA : Bass Trombone

小林 香織 / ファイン / KIRA-KIRA5

 『FINE』の1曲目は【KIRA−KIRA】(以下【キラキラ】)。


 【キラキラ】は,初夏の日差し! 初夏のそよ風!
 タイトルが『FINE』&【キラキラ】だから…,という安易な発想では断じてない。純粋にこの音,空気感に“おっ,来たな”と久々にニヤリとさせられてしまった。
 いよいよ夏が始まる! そんな“ワクワク”する気持ちに通じるこの感じこそ,小林香織のスピリッツ! 明るく元気いっぱい! “夏=少女=フュージョン”を連想させるアルト・サックスである。 ← なんのこっちゃねん。

 【キラキラ】の魅力は“底抜けの楽しさ”。一気に悩みなど吹き飛んでしまう。
 “付録?”DVDに映し出されていたが,メンバーはみな“笑顔&笑顔”。フュージョンを演奏するってほんとに楽しいことであろう。確かな技術と軽やかさ! 【キラキラ】は,そんなフュージョンの王道を“中央突破”。正に“地”でいっている。

 小林香織の“見せ場”である,2分24秒から始まるアドリブにはフュージョンサックスの“巨匠”たちのフレーズが入り乱れる,スペクタクル・シャッフル・シャウト!?
 とにかく楽しい“ノリノリ”のアドリブである。

 また小林香織の“自由奔放”を支えるバックの好演もピカイチ。特に笹路正徳キーボード岡沢章ベースがエモーション!

KAORI KOBAYASHI : Alto Sax
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
AKIRA OKAZAWA : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums  

小林 香織 / ファイン4

FINE-1 音楽,歌手は“歌”そのものが良ければ,ルックス(ビジュアル)は関係ない。ましてジャズフュージョンは…。
 巷でそんな声を耳にする。果たしてそうだろうか?

 ここで某個人名に言及することは避けるが,管理人的には「もっとルックスが良かったら爆発的に売れただろうに」と感じるアーティストたちがいる。一方で“ビジュアル系”なるバンドが大ブレーク! 永遠にジャニーズ事務所は不滅であろう。
 かく言う管理人も“あの”西村知美(トロリン)や酒井法子(のりピー)のCDを買っていた。世の中,結局は“カワイイ子”“カッコイイ男”が大好きである。音楽性さえ良ければそれでいい,と言うのは大ウソ! 「建前」なのである。

 しかし,ジャズフュージョンにこの論理を当てはめてもよいものか?
 管理人の結論! ビジュアルから入るのも“有り”だと思う。

 なぜなら,店頭に飾られている,あのトランペットの“輝き”を目にするだけで,今でも心ときめいてしまうし,他にもジャズ・ジャイアントたちのポスター,CDジャケット,DVD…。きっかけは千差万別,フジテレビであろう。
 そう。ジャズフュージョンにもビジュアルの影響力は存在する! 絶対に存在する!

 そこで“和製キャンディ・ダルファー小林香織! ぶっちゃけ,超カワイイ。いろいろとこじつけてきたが,単純に“ルックス”に惹かれてしまった。正に“ジャズ界のアイドル”! 美しき“小林家3姉妹”の長女である。

 おっとっと…。「アドリブログ」のポリシーは“素直に音から入ること”! 単純に“ルックス”がいいだけではレビューしたりはしませんよっ。
 ズバリ,小林香織の魅力は,1に音楽,2にルックス。彼女のフュージョンサックスを偏見抜きに聴いてみてほしい。

FINE-2 『FINE』(以下『ファイン』)は“ジャズメン”小林香織が素直に音に表われた名盤である。

 このパワフルな音! “和製キャンディ・ダルファー”とは良く言ったものだ。その愛称は伊達ではない。予備知識なしで聴いたとしたら,まるで男性サックス・プレイヤーかと思えるほど“パンチが効いている”! それでいて,随所に女性らしい繊細なフレージングも交えてくる。
 この“硬軟織り交ぜたプレイ”こそ,フュージョンサックスの“ツボ”! 小林香織はかなりのフュージョン・ファンなのだろう。『ファイン』には,小林香織の“研究の跡”が見え隠れしている。

 『ファイン』の“明るく爽やかな”音世界は,ポップス界でも大活躍=笹路正徳プロデュースの賜物であろう。しかし中身(演奏)は違う。『ファイン』に漲る“ライブ感と空気感”!

 「笹路正徳オールスターズ」のビッグネームの面々が,小林香織の“勢い”に呑まれていく。小林香織の“伸びやかな”サックスが「笹路正徳オールスターズ」の演奏を導いていく。

 『ファイン』の“リーダー”は小林香織である。小林香織アルト・サックスはサイドメンの音ではない。「笹路正徳オールスターズ」を向こうに回して一歩も引いていない。大先輩への遠慮なしでバリバリと吹き鳴らしている。
 小林香織の「私について来い!」的なアルト・サックスでのブローが数多く爆発しているのだが,それを爽やかに見せる演出家=笹路正徳が,実にいい仕事,をしている。

 それにしても小林香織アドリブには“古いのに新しい”独特の雰囲気がある。80年代フュージョンっぽい聴き慣れたバック・サウンドに,打ち上げ花火が華開いたかのような,新しい感性のフレーズが飛び出してくる。

 尤も小林香織当人は,フュージョンを“古い音楽”とはこれっぽっちも思ってやいない。ただ互いに触発し合った時のテンションそのままにグルーヴしているだけなのだ。
 小林香織にとって,フュージョンサックスとはアドリブでありジャズ,なのである。そう。『ファイン』こそ“古いのに新しい”小林香織の現在進行形の生音なのである。

FINE-3 そんな“ジャズメン”小林香織であるが,レコード会社は現金だ。“女”小林香織を全面に売り出している。

 『ファイン』の初回限定盤は,DVD付きスペシャル・パッケージ! このDVDには,初のプロモーションビデオとサイパンでのオフ・ショットなど,普段ステージでは見られない“アイドル”小林香織が映し出されていて,お買い得!

 ジャズフュージョン“抜き”の小林香織”も超好み。ほんとかわいいなぁ。
 あっ,小林香織ファンの皆さん,音楽性よりもビジュアルの話をしてしまってゴメンナサイ。
 あっ,矢野沙織ちゃん,浮気しちゃってゴメンナサイ。

    CD
  01. KIRA-KIRA
  02. ENERGY
  03. FREE
  04. LOVELY BLOSSOM
  05. DRIVING
  06. GRACE
  07. SLEEP ON IT
  08. MOMENT OF LONELINESS
  09. WHAT'S GOING ON

    DVD
  01. KIRA-KIRA [VIDEO CLIP]
  02. IMAGE 1: LOVELY BLOSSOM
  03. IMAGE 2: GRACE

(ビクター/JVC 2006年発売/VIZJ-5)
(ライナーノーツ/小林香織)
★【初回限定盤】 CD+DVD

人気ブログランキング − 音楽(ジャズ)
livedoor プロフィール
記事検索
Categories
最新コメント
Keith Jarrett Gallery

キース・ジャレット(真田馨子) おんがく日めくり(c) keiko sanada
Pat Metheny Gallery

パット・メセニー(野々口和仁)
(c) Kazuhito Nonoguchi
ジャズ・アフィリエイト
セラビー厳選CD

パリ・コンサートパリ・コンサート
キース・ジャレット

THE WAY UPTHE WAY UP
パット・メセニー・グループ

イン・ア・サイレント・ウェイイン・ア・サイレント・ウェイ
マイルス・デイビス

HEAVY WEATHERHEAVY WEATHER
ウェザー・リポート

BRAINCOOL STRUTTIN'
ソニー・クラーク

MINT JAMSMINT JAMS
カシオペア

HUMANHUMAN
T-スクェア

フル・ハウスフル・ハウス
ウェス・モンゴメリー

ザ・シーン・チェンジズザ・シーン・チェンジズ
バド・パウエル

セロニアス・モンク・トリオセロニアス・モンク・トリオ
セロニアス・モンク

枯葉枯葉
チェット・ベイカー

MOANIN'MOANIN'
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ

BLOWIN' THE BLUES AWAYBLOWIN' THE BLUES AWAY
ホレス・シルヴァー

ウィントン・マルサリスの肖像ウイントン・マルサリスの肖像
ウイントン・マルサリス

メイティング・コールMATING CALL
タッド・ダメロン

Blu-spec CD ジャコ・パストリアスの肖像ジャコ・パストリアスの肖像
ジャコ・パストリアス

ザ・キング・イズ・ゴーンザ・キング・イズ・ゴーン
マーカス・ミラー

FIRST MEETINGファースト・ミーティング
テザード・ムーン

スペシャル・エディションSPECIAL EDITION
ジャック・デジョネット

ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリングYOU MUST BELIEVE IN SPRING
ビル・エヴァンス

STEP BY STEPSTEP BY STEP
ステップス

2424
DIMENSION

GANAESIAガネシア
渡辺香津美
カズミ・バンド

コンプリート・ピック・ヒッツ・ライヴPICK HITS
ジョン・スコフィールド

ニューポートの追想V.S.O.P.
ハービー・ハンコック

アス・スリーUS THREE
ホレス・パーラン

Manhattan StoryBLUE'S MOODS
ブルー・ミッチェル

AFRICAN PIANOOFF TO THE RACES
ドナルド・バード

AFRICAN PIANOAFRICAN PIANO
ダラー・ブランド

Manhattan StoryMANHATTAN STORY
アキコ・グレース

SPELLBOUNDSPELLBOUND
ジョー・サンプル

ランデヴーRENDEZ-VOUS
木住野佳子

RETURN TO FOREVERRETURN TO FOREVER
チック・コリア

BRAINBRAIN
上原ひろみ

イン・ラインIN LINE
ビル・フリゼール

ザ・サウンド・オブ・サマー・ランニングザ・サウンド・オブ・サマー・ランニング
マーク・ジョンソン

タイム・スレッドTME THREAD
小曽根真 & ゲイリー・バートン

フルーツケーキFRUITCAKE
フルーツケーキ

THE DROPPERTHE DROPPER
メデスキ,マーチン&ウッド

Doin' SomethingDOIN' SOMETHING
ソウライヴ

SALT IISALT II
塩谷哲

Dance Your HeartDANCE YOUR HEART
Saya

地球は愛で浮かんでいる地球は愛で浮かんでいる
松永貴志
アンケートボードA

★当ブログについて望むことは?
アルバム単位で批評してほしい
同じ曲をテイク別に批評してほしい
多くのジャズメンを幅広く批評してほしい
一人のジャズメンを掘り下げて批評してほしい
超有名曲をもらさず批評してほしい
発売直後の新作を批評してほしい
初心者を意識したほんわかサイトにしてほしい
マニアを意識したニッチなサイトにしてほしい
オーディオについて批評してほしい



-Mini Vote-
アンケートボードB
How Much Is Your Blog Worth?

My blog is worth
$38,953.26

How much is your
blog worth?

Copyright (C) 2005-2017 アドリブログ All Rights Reserved.