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カテゴリ: CD批評:ヤ:矢野 沙織

 矢野沙織の2年半ぶりとなる新作『BUBBLE BUBBLE BEBOP』(以下『バブル・バブル・ビバップ』)である。  前作『ANSWER』がファン投票によるリクエスト・アルバムであったから,純粋なオリジナル・アルバムとしては実に5年振りのことである。 ...

 矢野沙織の10周年! 10年後の矢野沙織は,こんなに素敵なコスプレイヤーになったとさ!?  そう。ビリー・ホリディに触発され,チャーリー・パーカーに恋焦がれてデビューした16歳の天才少女。あのピュアでストレートなビ・バップ! 管理人はモー娘。よりも長 ...

 管理人の愛する「JAZZ QUEEN」矢野沙織。  「アドリブログ」は矢野沙織を称賛するために始めたブログ。  そんな矢野沙織の大名盤『BE BOP AT THE SAVOY』批評。 1)往年のバップ・ナンバーへの「いぶし銀の」選曲眼。 2)“パーカ ...

 「モノマネ。それはトリビュート」。  この言葉が真実であるとするならば,矢野沙織のビリー・ホリディへのトリビュート作=『GLOOMY SUNDAY〜TRIBUTE TO BILLIE HOLIDAY』は,矢野沙織流・ビリー・ホリディの“大いなるモノマネ ...

 矢野沙織のジャズ・サックスと向き合う時,彼女の若さなど意識することはない。仮に意識しようものなら「世界の中心で愛を叫」びたくなってしまうはず?(管理人は今でも長澤まさみが大好きです!)。  しかし矢野沙織の7th『LITTLE TINY』を聴いた瞬間 ...

 ベスト盤『矢野沙織BEST 〜ジャズ回帰〜』と同日発売のシングル盤『I & I』をW購入。  【I & I】は『矢野沙織BEST 〜ジャズ回帰〜』にも収録されているし【I & I】のカップリング2曲=ベスト盤の補欠?【SWEET LOVE OF MINE】 ...

 16歳での“衝撃の”デビューから4年。20歳を迎えた矢野沙織初のベストCDが『矢野沙織BEST 〜ジャズ回帰〜』。  この4年で矢野沙織を取り巻く環境は激変した。デビューからわずか4年にして,20歳にしてベストCDを出せるジャズメンなど滅多にお目にか ...

 『GROOVIN’ HIGH』で矢野沙織が路線変更。「JAZZ QUEEN」矢野沙織・第2章の幕開けである。  なぁに。バードのコピーやめてしまうの? ビ・バップやめてしまうの? “バッパー”矢野沙織・命の管理人は胸中複雑。矢野沙織がビ・バップを始め ...

 『PARKER’S MOOD〜LIVE IN NEW YORK』(以下『パーカーズ・ムード〜ライブ・イン・ニューヨーク』)は『SAKURA STAMP』のブルーノート・ツアーで共演したジャズ・ジャイアント,ジミー・コブが“引っ張り出した”ニューヨークは ...

 「HOP! STEP! JUMP!」。矢野沙織の一番の成長分野。それは精神面の充実であろう。  矢野沙織の3rdCD『SAKURA STAMP』を聴いてそう強く思った。  (『02』批評で書いた通り,人間幾つになっても成長するもの。年若いから成長する ...

 ジャズ界には「2年目のジンクス」ならぬ「2枚目のジンクス」という言葉がある。  「2枚目のジンクス」はジャズメンのデビューが比較的遅いことに起因している。そう。ジャズメンの多くは,長年陽の当たらない場所で活動を続け,本物と認められた実力者だけがデビュ ...

『OPEN MIND』の3曲目は【OPEN MIND − SAORI YANO VERSION】(以下【オープン・マインド(矢野沙織ヴァージョン)】)。  “成熟した”ジャズ好きのためのニュー・スタンダード! 最新の4ビートでスイングして“魅せる”【オー ...

『OPEN MIND』の2曲目は【OPEN MIND − TAKASHI MATSUNAGA VERSION】(以下【オープン・マインド(松永貴志ヴァージョン)】)。  “爆走する”ピアノ・トリオである。アップテンポの【オープン・マインド】である。  そう ...

『OPEN MIND』の1曲目は【OPEN MIND − ORIGINAL TV VERSION】(以下【オープン・マインド(オリジナルTVヴァージョン)】)。  【オープン・マインド(オリジナルTVヴァージョン)】が放つ“新時代の空気感”こそ,2人の天 ...

 ジャズの名門レーベルと言えば「ブルーノート」であろう。65年の歴史を誇る“超名門”の最年少リーダー奏者についてご存知であろうか?  驚くなかれ! 答えは録音当時?日本の現役高校生=松永貴志“その人”である。(正確にはBN録音ではなく買い取り販売であるが… ...

『YANO SAORI』の11曲目は【IT COULD HAPPEN TO YOU】(以下【イト・クドゥ・ハプン・トゥー・ユー】)。  【イト・クドゥ・ハプン・トゥー・ユー】は,矢野沙織の“小粋な”名演として,いつまでも語り継がれるべき傑作である。  管 ...

『YANO SAORI』の10曲目は【IN A SENTIMENTAL MOOD】(以下【イン・ア・センティメンタル・ムード】)。  矢野沙織が,真正面からジャズの王道に取り組んだ【イン・ア・センティメンタル・ムード】での“貫禄”ある演奏が好きだ。  これ ...

『YANO SAORI』の9曲目は【HOYDEN】(以下【ハイデン】)。  【ハイデン】は,サルサのリズムに引っ張られたハード・バップである。  今泉正明のピアノと松島啓之のトランペットが,矢野沙織のアルト・サックスを奪い合う。  二股状態?の矢野沙織が, ...

『YANO SAORI』の8曲目は【MARMADUKE】(以下【マーマデューク】)。  【マーマデューク】には,矢野沙織の“若さ”が記録されている。  ハロルド・メイバーン・トリオのカウントと共に“高速”パーカー・ナンバーが疾駆し始めるのだが,この演奏は ...

『YANO SAORI』の7曲目は【BOHEMIA AFTER DARK】(以下【ボヘミア・アフター・ダーク】)。  有名バップ・ナンバー【ボヘミア・アフター・ダーク】に“熱演”を期待してしまうと“肩すかし”を喰らってしまう。勿論,熱演ではあるのだが,こ ...

『YANO SAORI』の6曲目は【BLACK ORPHEUS】(以下【黒いオルフェ】)。  【黒いオルフェ】の名演は多いが,このトラックは他の誰とも似ていない,矢野沙織流。この“雰囲気たっぷり”の解釈が16歳の女子高生によるものと世間の誰が思おうか…。 ...

『YANO SAORI』の5曲目は【MY LITTLE SUEDE SHOES】(以下【マイ・リトル・スエード・シューズ】)。  【マイ・リトル・スエード・シューズ】の“ゆったり流れる時間”が実に楽しい。  矢野沙織&松島啓之の“強力ツートップ”のはずが, ...

『YANO SAORI』の4曲目は【HOW TO MAKE A PEARL】(以下【ハウ・トゥー・メイク・ア・パール】)。  【ハウ・トゥー・メイク・ア・パール】には,矢野沙織“らしさ”がギッシリと詰まっている。  この“らしさ”を言葉で伝えるのは難しいが ...

『YANO SAORI』の3曲目は【WHEN YOU’RE SMILING】(以下【ホエン・ユー・アー・スマイリング】)。  【ホエン・ユー・アー・スマイリング】の魅力は,ジャズが放つ「軽やかさ」にある!  矢野沙織の“伸びやかな”アルト・サックスと今泉正 ...

『YANO SAORI』の2曲目は【BLUE BOSSA】(以下【ブルー・ボッサ】)。  【ブルー・ボッサ】の徐々にヒート・アップしていく展開がクセになる。大方のジャズ・ファンは,スロースタートなのがウソのような終盤の盛り上がりに,確実に心奪われてしまう ...

『YANO SAORI』の1曲目は【CONFIRMATION】(以下【コンファメーション】)。  “矢野沙織”の【コンファメーション】には,ここで管理人が絶賛するまでもなく,やがて全てのジャズ・ファンから賛辞が贈られることになるであろう。  既に管理人の周 ...

 多くの人にとってジャズと言えば「ビ・バップ」であり「ハード・バップ」であろう。  チャーリー・パーカー,マイルス・デイビス,セロニアス・モンク,ソニー・ロリンズ,ジョン・コルトレーン…。  彼らジャズ・ジャイアントの代表作を挙げるとすれば,必然的に「ビ・ ...

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