BEMSHA SWING-1 ミシェル・ペトルチアーニ直系という触れ込みも『IN TRADITIONAL』でのバド・パウエル集の印象が薄く,結局は“雨後の筍”の一人というのがフランク・アヴィタビレに対する管理人の評価だった。

 だからフランク・アヴィタビレの2nd『RIGHT TIME』はニールス・ベデルセン入りにも関わらず関心なし。
 そして実を言うと今夜紹介する3rdの『BEMSHA SWING』(以下『ボディ・アンド・ソウル』)もパスしてきた。

 『ボディ・アンド・ソウル』を買ったのは,フランク・アヴィタビレ初のピアノ・ソロ作=4th『JUST PLAY』(以下『ジャスト・プレイ』)に衝撃を受けたから。
 『ボディ・アンド・ソウル』は『ジャスト・プレイ』の次に買った。

 …で,管理人の結論。『ボディ・アンド・ソウル批評

 『ボディ・アンド・ソウル』は,やっぱり期待外れだった。なぜだろう? フランク・アヴィタビレは長尺が苦手なのだろうか? 聴かせる演奏がない。音に没頭させるような情感が薄い。
 『IN TRADITIONAL』が14曲で『BEMSHA SWING』も14曲。収録曲数が多いということは1曲の演奏時間が短いということ。長尺に耐えうる構成力に自信がないのか?

 事実『ボディ・アンド・ソウル』のハイライトは本編にはない。余興としてボーナス・トラックに収められたピアノ・ソロでの【フェイシン・アップ】と【レヴリィ】である。

BEMSHA SWING-2 フランク・アヴィタビレというピアニストピアノ・ソロとなると俄然イマジネーションが豊かになり色彩豊かなピアノが流れ出すタイプ。
 この上なく美しいタッチがおフランス・ドンピシャリ。フランク・アヴィタビレの秘められたポテンシャルの高さは個人的には国府弘子を想起する。

 さて,ピアノ・トリオフランク・アヴィタビレ唯一の収穫は【レヴリィ】である。【レヴリィ】が流れ出した瞬間「あっ,ミシェル・ペトルチアーニだ」と感じてしまったのも事実。
 あながちミシェル・ペトルチアーニ直系という評価は間違いではなかった。

  01. REVERIE
  02. FINE-TUNE
  03. CARROUSEL
  04. BODY AND SOUL
  05. 'ROUND THE STEPS
  06. JULY IN PARIS
  07. ALL BLUES
  08. BYE BYE BLACKBIRD
  09. ALEA
  10. BEMSHA SWING
  11. PRELUDE TO A KISS
  12. SECRET SONG
  13. FACIN' UP
  14. REVERIE

(ドレフュス・ジャズ/DREYFUS JAZZ 2002年発売/VACR-2058)
(ライナーノーツ/クロード・キャリエール,杉田宏樹)

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