THAT'S MY WAY-1 フライド・プライドとは,ヴォーカルSHIHOギター横田明紀男が組んだ「ジャズ・ユニット」なのだが,実際にはここに3番目のメンバーが加わっている。
 例えば,パーカッションNOGERAMEGUTOMMYシーラE.…。

 しかし,パーカッションが加わろうとも,フライド・プライドはあくまでもフライド・プライドのままである。
 そんなフライド・プライドが「ジャズ・ユニット」から「ジャズ・バンド」へと表現を拡大させて,新たに“世界一”を目指したのが,4thTHAT’S MY WAY』である。

 「ジャズ・ユニット」のフライド・プライドが,ピアノアコーディオンギル・ゴールドスタインヴィブラフォンマイク・マイニエリベースマーカス・ミラー高水健司ドラム村上“ポンタ”秀一等の「世界の猛者」たちの“GROOVE”を迎え撃つ!

 そう。世界最強の“GROOVE”を自らの体内に取り込もうとするのではなく,バンド編成を拒否したかのようなヴォーカルギターが素晴らしい。
 ズバリ『THAT’S MY WAY』の真実とは,フライド・プライドが考える「攻めのジャズ」なのであろう。

 横田明紀男ギターが,いつもの「裏メロ&リズム」の“超絶技巧”から解放されて「滅多に聴けない!」ストレートにSHIHOヴォーカルとユニゾンする場面が多いのが個人的には『THAT’S MY WAY』の大収穫である。

 しか〜し「攻めのジャズ」を志向した『THAT’S MY WAY』では,フライド・プライドフライド・プライドのままであり続ける,のは難しかった。従来の絶妙のバランスを気負いすぎて崩してしまったか?

THAT'S MY WAY-2 ギル・ゴールドスタインの演奏もマイク・マイニエリの演奏もマーカス・ミラーの演奏も高水健司の演奏も村上“ポンタ”秀一の演奏も大好きなのに,肝心要のSHIHOヴォーカル横田明紀男ギターが“空回りして聴こえる”のが残念である。

 管理人の結論。『THAT’S MY WAY批評

 『THAT’S MY WAY』でのバンド編成へのチャレンジは,フライド・プライドの「第二章」への模索だったと思うのだが,どうにも散漫な印象が拭えない。
 いつもの「最小公倍数が最大公約数」的なフラプラ“らしい”演奏での「第二章」を待っている。

  01. That's My Way
  02. Ribbon In The Sky
  03. Every Road Leads To You
  04. Between The Sheets
  05. Magic Eyes
  06. Universality
  07. Unbreakable
  08. Go Away Little Boy
  09. Moonlight
  10. Blackout
  11. Imagine

(ビクター/JVC 2004年発売/VICP-62778)
(ライナーノーツ/皸羶成)

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