「TWILIGHT EXPRESS DEBUT TOUR 2014 SPRING」! LIVEレポート2日目の今夜はステージング編です。

 「TWILIGHT EXPRESS」とは岩見和彦和泉宏隆の双頭バンド。事実,1stセットは和泉宏隆サイド,2ndセットは岩見和彦サイドのようなレパートリーであり,フュージョン界の東西・名作曲家&名プレイヤーの豪華な共演に夢心地〜。

 目を開けると,管理人の中の「岩見和彦=長州力」説に説得力が増し加わり,目を閉じると,管理人の中の「和泉宏隆=笑い飯・西田」説が吹き飛んでしまうくらいの美しさ。
 メロディー・メイカーのアドリブは違います。メロディー・メイカーの次にメロディー・メイカーが来るアドリブは一味違いました。

 「TWILIGHT EXPRESS」は岩見和彦ギターソロ和泉宏隆キーボードソロ連発のバンドだと思っていましたが,4人のメンバーともベテランらしく自分が前に出る時以外はバックでの音重ねチリバツ。きれいで見事なハーモニーに“うっとり”の瞬間多数“フュージョンっていいなぁ”の瞬間多数。

 そう。岩見和彦和泉宏隆が前に出たのは演奏面というよりもセットリストとMCだけ。
 和泉さんのMCは鉄板としても岩見さんがあんなにもよくしゃべるとは知りませんでした。しかもグダグダ。和泉さんのMCに「喰い気味&被せまくり」のKAZUBON節・炸裂〜。
 和泉さんの「ダイナマイトお母さん」の振りを無視して「楽屋にタオル忘れた〜」だったもんね。

 今回のライブのMCを聞いて「TWILIGHT EXPRESS」内のバンドの序列みたいなものが見えました。岩見和彦・仕切り → 和泉宏隆・フォロー → 則竹裕之・サポート → 大澤逸人・いじられピンクのサウスポー。

 上記,序列は間違いないと思うのですが“大穴”が則竹裕之。「のりちゃんは厳しいんですよ。ギターソロしてても。いい時はニッコリ笑ってくれるんだけど,何やってんの,という顔もするんですよね。恐くてね。どういまのみたいな感じで見てしまう〜」の流れを受けてのKAZUBON褒めちぎりトークにおける「なんでこういう時見てくれないの」のオチがお見事!

 岩見和彦に「それぐらいしゃべってくださいよ。いつも」&大澤逸人に「すごいしゃべるんですね」と言わしめた則竹裕之ナニワ節・大炸裂が「TWILIGHT EXPRESSデビューライブのハイライト! 則竹裕之のいつもよりジャズ寄りのドラミングも当然ながら素晴らしかった〜!

 そんな“フィーチャリング則竹裕之”な「TWILIGHT EXPRESS」にしばらくCDの発売予定はない模様。
 そんな“フィーチャリング則竹裕之”氏が「TWILIGHT EXPRESS」を称して「おじさんたちの生きる道」と言っていたが,そんなこたぁない。

 岩見和彦が軽い気持ちでぶち上げていた「TWILIGHT EXPRESS」の「ライブ・バンド宣言」。
 確かに「TWILIGHT EXPRESS」の“熟練のライブ”は最高でしたが,やはりCDリリースを持って「TWILIGHT EXPRESS」の正式デビューをお祝いできればうれしいです。

 岩見和彦和泉宏隆則竹裕之大澤逸人の4両編成「TWILIGHT EXPRESS」号は発車オーライ!
 デビューライブで貫録を見せつけた,フュージョン仕様のA列車TWILIGHT EXPRESS」号,いざ出発進行!

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ後半のセットリストを報告しておきます。

2ndセット:
12.GOING TO KEY WEST
13.NOW AND THEN
14.TWILIGHT IN UPPER WEST
15.CANTALOUPE ISLAND〜BASS SOLO〜DRUM SOLO
16.GOODBYE PORK PIE HAT
17.BELIEVIN’

アンコール:
18.CACTUS〜BASS SOLO