「櫻井哲夫『TALKING BASS』ソロライブ 〜SAILING ALONE TOUR〜」!
 LIVEレポート2日目の今夜はステージング編です。

 櫻井哲夫ソロライブは演奏同様,端正なステージング。
 コンセプトは「CDの再現」にあり,所謂,ベース・パートのマイナスワン音源に合わせて櫻井哲夫ベースを弾く。単純なことだがこの全てをスムーズにパッケージングする熟練の技。

 欲を言えば,練り歩きによるロング・ベース・ソロがなかったこととフレットレス・ベースが2曲しか聴けなかったこととブラジル・レス。この3点のうち1点でも網羅されていれば過去最高の盛り上がりだったのにぃ。お楽しみはまた次回!?

 そういうことで「CDの再現」以外のハプニングこそが,今回のソロライブの醍醐味となった。つまりは櫻井哲夫の“歌もの”とMCでしょう。
 櫻井哲夫の甘い歌声が大そうお上手。マルチな才能のマーカス・ミラーと被ってくる。マーカス・ミラーと言えばMCで“マーくん”と連呼されるマーカス・ミラーに恐れ入りました。

 あの櫻井哲夫マーカス・ミラーを「素晴らしいベーシスト。上手ですよ。相当うまい。派手なところではなくメゾピアノの部分の一つ一つが,フレーズ,音選び,リズム的に説得力がある」みたいな感じで大絶賛。
 しかし,そのマーカス・ミラーを軽く超えるぐらいに称賛がジャコ・パストリアスに向けられる。高校時代の思い出話としてハード・ロックをやっていて3回くらい聞くと譜面を見ないで大体弾ける。そんな時にジャコ・パストリアスと出会い,自信のような曖昧な壁が崩れた。ムチャクチャどん底に突き落とされた。影響されまくちなのでジャコパスっぽくならないようにジャコパスを聴かないようにしていたとのこと。
 そんな櫻井哲夫による「ジャコ・パストリアスのコーナー」。あのディレイが聴けただけで本望と思いましたよっ。

 ジャコ・パストリアスマーカス・ミラー櫻井哲夫へと流れる“マルチ”ベーシスト系譜の共通点。それはやっぱり“生涯ベーシスト”なスピリッツ
 カシオペア時代に野呂さんから「プロ・ミュージシャンとはオリジナルを作るものだと勝手に思い込まされた」苦行時代を経て,オリジナリティな“マルチ”ベーシストとなった櫻井さんだが,今後の抱負は「生涯現役の演奏家」だと言い切っていた。職業欄に「ベーシスト」と書き続けることが生き甲斐だと語っていた。

 音楽家ではなくプロの演奏家としての「ベーシスト」。そんな「ベーシスト魂」を解放したのが『TALKING BASS』。『TALKING BASS』の8曲のカヴァー曲に現れた「ベーシスト魂」。最高にカッコイイ男である。

 そんな「一介のベーシスト」であることを誇りとしている櫻井哲夫の「愛情たっぷりのサイン」がこちらです。 

櫻井哲夫 サイン-1櫻井哲夫 サイン-2

 なんとこのサイン。拡大して見てください。管理人の本名「●●」の後に「君へ」ですよ。44歳のオッサンを見て「…クンへ」と書いてきたんですよ。OH〜衝撃的〜!

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ後半のセットリストを報告しておきます。

2ndセット:
11.CRITICAL PLANET
12.THE INVISIBLE WAY
13.DONNA LEE
14.SLANG
15.TEEN TOWN
16.AFTER THE LIFE HAS GONE
17.見上げてごらん夜の星を
18.SAILING ALONE
19.ALISA
20.SUNFLOWER
21.REGENERATE
22.DOMINO LINE

アンコール:
23.BRAIN STORM