MONTREUX II-1 モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルが「世界一のジャズフェス」に育ったのは,全ては『モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』の大ヒットがあったから。
 その後は“猫も杓子も”モントゥルーモントゥルーでのライブと冠が付けば売れる神話。永遠と続くリリース・ラッシュ。

 そこで再びビル・エヴァンストリオにお呼びがかかった。そのライブ盤が『MONTREUX 』(以下『モントゥルー 』)である。

 もはや圧倒的なライブ・パフォーマンス。格の違いが漂う名演。聴衆の期待に応えている。前回にも増してビル・エヴァンストリオが熱い。
 完全に『モントゥルー 』=『モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』を超えてきた。そう思った。1回目は。

 ライブ盤なのだから1回目に聴いた印象が全てだとは思うのだが,繰り返し聴き込むにつれ印象が変化した。「あれ? こんなだったっけ?」。聴き込むとアラが出る。うーむ。

 だ・か・ら『モントゥルー 』は一気に楽しんでください。ビールを飲みながら雰囲気で聞くビル・エヴァンスのワイルドな演奏が超・色っぽいのです。男の色気漂う【ALFIE】が最高です。【ALFIE】1曲の存在で『モントゥルー 』は星5つ〜。

 【ALFIE】以外のミディアム・ナンバーも以前の録音と比べてアップテンポのハイ・ピッチ。あのマイナー・ブルース=【ISRAEL】がこうも攻撃的に演奏されようとは「意表を突かれてしまった」気分。ビル・エヴァンストリオモントゥルーのステージを「風のように駆け抜けていく」気分。

MONTREUX II-2 果たしてビル・エヴァンストリオの『モントゥルー 』の“残り香”はリリシズム。
 ビル・エヴァンスは真に音楽職人ですね。本当にいい仕事をしてくれています。セットリストからして最高の選曲=愛奏曲。

 『モントゥルー 』に限らずモントゥルーライブ盤は一発勝負です。盛り上がっちゃって〜! ビールあびるように飲んじゃって〜! 酔いつぶれちゃって〜! 官能の快楽〜!

  01. INTRODUCTION−VERY EARLY
  02. ALFIE
  03. 34 SKIDOO
  04. HOW MY HEART SINGS
  05. ISRAEL
  06. I HEAR A RHAPSODY
  07. PERI'S SCOPE

(CTI/CTI 1971年発売/KICJ-98506)
(ライナーノーツ/悠雅彦)
(☆SHM−CD仕様)

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