TRIO '65-1 ここだけの話ですよっ。管理人は朝にも昼にも夜にも『TRIO ’65』(以下『トリオ ’65』)を聴いています。

 ヘッドフォンをしてビル・エヴァンストリオと対峙する時には「リバーサイド四部作」で間違いありません。しかし日常生活で,例えば読書のBGMとしてスピーカーで鳴らすビル・エヴァンスと来れば,俄然『トリオ ’65』なんです。
 そう。『トリオ ’65』こそ,ビル・エヴァンスの“隠れ名盤”にして管理人のビル・エヴァンス“随一の”愛聴盤なのです。

 とにかく気持ち良い。爽快なビル・エヴァンストリオの決定盤です。「小気味よく趣味のよい小品集」なのです。
 『トリオ ’65』の演奏はビル・エヴァンス本人のピアノのようではない。“エヴァンス派”に属するピアニストの演奏として,似てはいるが別人のように「コロコロ」としたピアノがスキップする。

 あれ? 「『トリオ ’65』? 何それ?」と述べるビル・エヴァンス・ファンも多いはず?
 そう。世間の『トリオ ’65』に対する評価はないも同然。ベースチャック・イスラエルだし,ドラムラリー・バンカーだし=“小粒な”ビル・エヴァンストリオだし。

 でもいいんです。『トリオ ’65』には今のまま無名であり続けてほしいのです。そう。できることなら『トリオ ’65』を独り占めしたい。管理人だけの『トリオ ’65』であってほしい。ビル・エヴァンスと管理人だけの“宝物”であってほしいのです。

 いや,待てよ。これだけの名盤であるのに,未だ無名のままなのは,多くのビル・エヴァンス・ファンが管理人と同じ心理状態のせい?
 そうかっ,みんなこっそりと“自分だけのビル・エヴァンス”を楽しみたいんだ。人には教えたくないんだ。きっとそうに違いない。ビル・エヴァンスの全ディスコグラフィの中で,こんなにも出来が良いのに評価の低いアルバムは他にないのだから…。

TRIO '65-2 だ・か・ら・管理人も『トリオ ’65』の魅力を書き連ねたくはありません。
 がっ,せっかくなのでちょこっとだけ教えます。ここだけの話ですよっ,パート供

 有名スタンダード・オンパレードの選曲が良い。それがほぼビル・エヴァンス過去の再演なのが良い。ただし今回は原曲のイメージ通りに弾いているのが良い。アップ・テンポなのが良い。
 過去最高にネクラだった【ISRAEL】【ELSA】【HOW MY HEART SINGS】が最高のネアカへと大変身したベスト・トラック! ベスト・オブ・ベストは【WHO CAN I TURN TO?】!

 しまった。しゃべりすぎた〜。とにかく『トリオ ’65』は「小気味よく趣味のよい小品集」! ここに尽きる! つまりはC1000タケダ。スーッと。本田翼ちゃん。

 読者の皆さんは『トリオ ’65』を絶対に聴かないでください! 絶対に買わないでください!

  01. ISRAEL
  02. ELSA
  03. 'ROUND MIDNIGHT
  04. LOVE IS HERE TO STAY
  05. HOW MY HEART SINGS
  06. WHO CAN I TURN TO?
  07. COME RAIN OR COME SHINE
  08. IF YOU COULD SEE ME NOW

(ヴァーヴ/VERVE 1965年発売/POCJ-2577)
(ライナーノーツ/中野宏昭)

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