本田バンドの“年末スペシャル・ライブ”「MASATO HONDA BAND 〜YEAR END SPECIAL LIVE TOUR〜」!
 LIVEレポート2日目の今夜はステージング編です。

 まぁ,管理人の本田さんのライブの楽しみは「ハイパーな演奏以上にハイパーなMC」! 今回のステージでも志村けんばりのあの本田節が大炸裂〜!
 本田バンドライブが普通より長時間な要因は本田さんの“軽快なのに濃厚な”MCに尽きます。とにかく話が長い&おもしろい。ライブ冒頭で演奏時間が長いのは「趣味でやっているだけ」って言っていましたが,本田さんの趣味は音楽ではなくトーク漫談なんでしょ?

 今回もメンバー紹介が長かった〜。あれはきっと30分超えでしたよ〜。
 新メンバー=白井アキトが23歳ということで始まった基本年齢ネタ。本田さんの愛情に満ちた毒舌ネタが容赦ない。櫻井さんなんて「ダントツの50代」「年齢は関係ある」「日本初が取れなくて残念ですね」と言われまくってショ〜ンボリ。
 梶原さんとのやり取りでは「80歳になってもこんな話したいよね。でも忘れていると思うけど。もしくは同じ話を何度も繰り返しの妙。リフレインは大事。音楽の基本。だから櫻井さんは偉いんです〜!」でみんな笑顔&笑顔のクッスクス!
 そうです。本田雅人は“ハイパーMC”サックス・プレイヤーなのであります。

 メインMC本田雅人とサブMCの則竹裕之の絡みが超最高。いつもと立ち位置が逆だったゆえの危険なトーク・タイム。
 「新幹線の長旅お疲れ様→飛行機は値段が高くて乗れない→それが理由なの?→いや,電車が好きでどこまでも乗れるし。往復割引が使えるし→お金じゃないですか!→お金は大事」。そこから本来であれば則竹さんの大好きな電車トークに戻るのでしょうが向谷さんの元同僚=櫻井さんの離席が響いて「禁断のお金トーク」に大突入。
 退職金なし貯金なしから→高価な楽器の値段の話→アルト・サックスは背が高い。一般的にはフルートが高い。高いと500万するの流れから則竹裕之が「伊東さんがフルートだけは人に触らせない話」を思い出す。箱が開いていると「誰か触っただろう」って。その後の爆笑トークは則竹さんからの「書き込み禁止命令」を遵守しようと思います。ああ笑った〜。
 分度器と水準器を使ってドラムのセッティングをする則竹さんとしては,リハの時から歪んでいた本田さんのマウスピースが気になってしかたなかったようでした。

 “カッコイイ演奏とゆる〜いトーク”のONとOFF。普通のミュージシャンであれば曲紹介は真面目にカッコよく。しかし本田さんは別格。大作【7曲目メドレー】を前に放たれた「安藤さんの曲をBGMにしてはいけない。バラードばかりの10曲目メドレーでは成り立たない。『メドレーはあんまりヒット曲がない7曲目がベスト』からの“メドレーの弊害・副作用理論”」のくだりが最高!
 爆笑MCを受けてスタートした20分超えの【ジャオ!!!】ラスト1分でのギミック。途中で演奏止まらなくて良かったですね。危うく頭からの再演を強いられそうになったメンバーの皆さん!?

 途中で幾度も「トイレは? 帰りの電車は?」と誘われても一歩も動けません。こんな極上のライブ,途中で帰れるわけないでしょう!
 正に本田バンドライブは「本田雅人のMC独演会兼演奏付きの発表会」! 今回も本田さんの「趣味」にお付き合いできて光栄でした。またいつの日か“カッコイイ演奏とゆる〜いトーク”目当てで本田バンドライブへ馳せ参じ様と思いま〜す!

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ後半のセットリストを報告しておきます。

08.STOP! THE FUNK
09.BAD MOON
10.君はエスパー
11.サックスのためのソナタ第18番(おはこ)
12.MEGALITH

アンコール:
13.PRAY FOR PEACE
14.夏のサンタクロース