YUMENOUTA - T-SQUARE PLAYS THE SQUARE-1 待てども待てども出てこない。便●でも出産でもない。“愛する”T−スクェアの新作『夢曲(ゆめのうた) 〜T−SQUARE PLAYS THE SQUARE〜』の話である。

 『夢曲(ゆめのうた) 〜T−SQUARE PLAYS THE SQUARE〜』とは『宝曲(たからのうた) 〜T−SQUARE PLAYS THE SQUARE〜』=全曲・新録音による究極のセルフカヴァー・アルバム『T−SQUARE PLAYS THE SQUARE』シリーズの第2弾。

 通常営業のT−スクェアであれば,新作のリリースの2週間〜1ヶ月前にはWebでの試聴が解禁される。しかし今回の『夢曲』は音源がなかなか表に出て来ない。結局,試聴できないまんま,今日のフラゲの発売日まで待たされた&焦らされた〜。

 ついに訪れた本日フラゲの日。AKB48の【フライングゲット】を口ずさみながら「レコードショップ・まさ」からの帰宅。ゆえに気分は爽快だ。2週間分の詰まりものが一気に“ドバーッと”吐き出された感じ。
 お〜,違う違う。この爽快さは待たされたからではない。『夢曲(ゆめのうた) 〜T−SQUARE PLAYS THE SQUARE〜』の演奏が爽快なのだ。ただし1週目は。

YUMENOUTA - T-SQUARE PLAYS THE SQUARE-2 2週目,3週目と聴き込んでいくと,これはかなりのアレンジいじり? 河野啓三坂東慧の“新手”にどうにも耳が行く。うーむ。どうした。どうしたんだセラビー。『夢曲』には『宝曲』で感じたインパクトを感じない。
 カシオペアの『ASIAN DREAMER』の悪夢が甦りかけた5週目。今度は安藤正容伊東たけしの“新手”に耳が行く。いい。もはやメロメロの首っ丈状態へとトランス。「やっぱスクェア安藤さんと伊東さんだよなぁ」。

 そしてツボにハマッテ余裕が出てきた6週目。管理人は『夢曲』のある秘密に気付いてしまった。そう。『夢曲(ゆめのうた) 〜T−SQUARE PLAYS THE SQUARE〜』の真実は『夢曲(ゆめのうた) − T−SQUARE PLAYS HIROTAKA IZUMI』。
 『夢曲』全12曲中5曲が和泉宏隆作ではありませんか?(← 注:安藤正容作が6曲という事実は受け付けません。打率の問題です!)普通に聴いていて和泉メロディが,俄然,腎臓にまで食い込んでくる。この無意識での激反応はもしかして,管理人の身体は和泉メロディのDNAで出来ている?

 管理人の結論。和泉メロディはザ・スクェアで演奏してもT−スクェアで演奏しても,結局は和泉宏隆してしまうものなのです。でもそれが分かっていてもバンドとしてはレパートリーから捨てられない名曲の数々。
 バンドの人気曲として和泉メロディがNO.1になることはありませんが,スクェアの名曲ベスト10とかベスト20を選び出そうとすれば,常に上位の半数には和泉メロディが入ってくる。この安定感と高打率はT−スクェア随一。
 今回の『夢曲』でも和泉カラーの払拭などできていません。逆にほら,管理人のように「スクェア和泉有り」を再認識したファンを増殖させたのでは? 『夢曲』には和泉宏隆という“魔物”が住んでいました。まっ,安藤さんはこんな細かいこと一切気にしていませんが?

YUMENOUTA - T-SQUARE PLAYS THE SQUARE-3 いや〜,この記事をここまで書いている時点で7週目ですが,完全に“しっくり”きだしちゃいました。特になぜだか伊東たけし
 伊東たけしの素晴らしいEWIは,かつてのリリコン曲のイメージをきっとEWIに覆してしまうだろうな。管理人は『夢曲』でのEWIリリコン以上に好きかも〜。
 そして円熟のサックスの何と見事なことだろう。伊東たけしアルト・サックスこそが,今も昔も“スクェアの顔”なのです。

 ここから先はずらずらとトラック毎にレビューする予定で書き始めましたが『夢曲』聴きながらだと指が止まってしまいます。
 この『夢曲(ゆめのうた) 〜T−SQUARE PLAYS THE SQUARE〜批評のモチベーションの一つが『宝曲(たからのうた) 〜T−SQUARE PLAYS THE SQUARE〜』で達成した宇宙最速レビュー記録の更新! 早く早くUPしなければ〜。
 そんなどうでもいい見栄の理由でトラック批評は1トラックだけ。管理人がリクエストした念願の【いとしのうなじ批評だけ。

YUMENOUTA - T-SQUARE PLAYS THE SQUARE-4 河野啓三がやってくれました。2作続けて1曲目のイントロを完コピ。【いとしのうなじ】はこうなんです。イントロがフェード・インしてきたところにハイ・トーンで突然始まる「シンセのピコピコ」なんです。そしてバンド全員での「タッタ・タッタラ・タラッタ♪」。特にギタードラムなんです。そこで一音目をハズシそうで外さない伊東たけしの大登場。今回も伊東さん。微妙な一音目を計算どおり狙ってきていますね〜。確信犯ですね〜。
 その後は愛くるしいく抱きしめたくなりチューしたくなるポップな黄金メロディの快演が進行していく中で,どうにも気になる坂東慧の変拍子。ちょっとジャズっ毛が入りすぎているんじゃないの〜。もう。ここだけは嫌いです。
 そうして回ってきた安藤正容ギター・ソロ。これはドデカイ大砲です。ロック少年=安藤正容のエッジを立てて歪に歪ませたカッティング・ギターとラストの伸びる音色の美しさ。ああ〜。この展開が聴きたかった〜。もう大興奮の(坂東くんの新アレンジを除けば)大満足です。
 やっぱり『夢曲』のベストは【いとしのうなじ】で決定でいいと思います。

 …もうそろそろ本当に締め切りの時間切れのようでして…。さよなら・さよなら・さよなら…(by 花雅美秀理風)。

  01. いとしのうなじ
  02. 君はハリケーン
  03. In The Grid
  04. Travelers
  05. Cape Light
  06. Sabana Hotel
  07. Chase
  08. Breeze And You
  09. Lucky Summer Lady
  10. El Mirage
  11. Twilight In Upper West
  12. Little Mermaid

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