『RETURN TO FOREVE “RETURNS TO JAPAN TOUR 2011”』!

 今回のステージは,アコースティック半分・エレクトリック半分。チック・コリアグランド・ピアノシンセサイザーモーグスタンリー・クラークフランク・ギャンバレジャン・リュック・ポンティもアコースティックとエレクトリックに楽器を持ち替えての演奏でローディさんは大忙し。

 チック・コリアスタンリー・クラークレニー・ホワイトの黄金のトリオにフランク・ギャンバレギターフランク・ギャンバレが目立っていたのは【SCHOOL DAYS】のみだったのが残念)とジャン・リュック・ポンティヴァイオリンが彩りを添えていく!
 特にジャン・リュック・ポンティの青色に輝くエレクトリック・ヴァイオリンが,チック・コリアの“第4のキーボード”の如く会場中を駆け巡っていく! RTFのメイン・ボーカリストジャン・リュック・ポンティで間違いない。

 しか〜し,今回のツアーのヒーローはスタンリー・クラークである。【RENAISSANCE】におけるエレアコなウッド・ベース・ソロは神業中の神業。あの演奏はとんでもない。もはや「事件」である。あの瞬間,あの会場ではスタンリーベース・ソロ・パフォーマンスが「事件」と化していた。やはりスタンリー・クラークこそがジャコ・パストリアス唯一のライバルである。

 さて,ジャン・リュック・ポンティスタンリー・クラークも凄かったが,管理人が一番凝視していたのがレニー・ホワイトドラミングである。
 レニー・ホワイトドラミングはロックでありジャズである。ロックとジャズを融合させたRTFフュージョンを土台で支えつつリードしている。スネア一つに表情がある。ソロが1回だけだったのは勿体なさすぎるのでは? ねぇ,チック

 そしてそんなチック・コリアである。バンドの絶対権力者なのだし,もっとキーボードのパートを増やしてもよさそうなのにチック・コリアはそれをしようとしてない。全体のバランスにいつでも気を配るコンダクター。アンサンブルでも下を弾くし,MCもフランク・ギャンバレを除く4人で順番にしゃべっていた。
 理由はこのバンド・メンバーに絶対の信頼を寄せているからなのだろう。互いにリスペクトし合い音楽観の共有を越えたレベルで結束を固めている雰囲気がステージから伝わってきた。

 チック・コリアRTFだけでなく会場をも一つに結び付けていく。そう。お約束の【SPAIN】でのコール&レスポンス。楽しい楽しい。みんなが笑顔で歌っている。チック・コリアが“大先生”してました。
 おっと,書き忘れてならないのがジャン・リュック・ポンティの“哀愁の”ヴァイオリン。これぞ【SPAIN】的な音の表情が鳴り続けていたからこそコール&レスポンスで“遊ぶ”チック・コリアを見れたのだと思います。

 アンコールはスタンリー・クラークの合図で全員総立ち。ぴったり2時間のステージング。RTFの継続的な活動を強く希望いたします。このツアーが最後なんて言わないで〜。

 さて,この記事はLIVEレポートなので,アンコールのセットリストを報告しておきます。

アンコール:
08.SCHOOL DAYS