15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”-1 どのバンドにも問題作の一つや二つはあるもの?だが,DIMENSIONにとっての問題作が『15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”』である。

 14thで従来の売りであった「超絶技巧」を捨てた“円熟のクラッシュ・アンド・ビルド”期。15thでは何を捨てるべきか? リーダーの増崎孝司が「迷いがあった」と語ったインタビュー記事の記憶がある。
 そうして向かった15thはアングラでありクラブ・ジャズである。単純にセンス。音楽性やアイデンティティやアイディア勝負。

 クラブ・ジャズ=踊れるものばかりではない。管理人は“リスニング系”のクラブ・ジャズが大好きである。
 MMWSOULIVEブルーノートもいいところに目をつけた。DIMENSIONもいいところに目をつけた。

15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”-2 では15thが好きなのかというと?
 う〜む。この路線が気に入ったのはDIMENSIONのメンバーでも勝田一樹だけなのかな? 管理人も『15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”』をほぼ10年振りに聴き返しているのが本音である。

 【SEABIRD】は文句なしに最高! 【IF I ONLY KNEW】【RISE】【MOSAIQUE】もいいが,惜しまれるは小野塚晃得意のJAZZYなアプローチがあれば。オルガン・ジャズなアプローチがあれば。

15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”-3 管理人の結論。『15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”批評

 『15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”』は,勝田一樹ソロ・プロジェクト「JAFROSAX」への伏線として評価する。

 『15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”』で耳につくのは一定したグルーヴである。無機質なループに生楽器がアクセントをつけている。乾いている。COOLである。

  01. C'min up
  02. If I only knew
  03. Into a new world
  04. Forever
  05. Seabird
  06. Rise
  07. When you're gone
  08. Mosaique
  09. Place

(ルームス/ROOMS 2001年発売/BMCR-8001)
(特製ステッカー封入)

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