今日は一日『フュージョン』三昧 昨日,NHK−FMにて「今日は一日『フュージョン』三昧」なる特別番組が放送されました。
 「終戦の日」に『フュージョン』三昧とは,歴史認識大丈夫? やはり日本は「世界一のジャズ大国!」を実感いたしました。

 2010年8月15日の管理人の予定はビッシリ。「今日は一日『フュージョン』三昧」を10時間聴き通すべく常に約束を入れないように努力してきたはずなのに…。
 蓋を開けると,空いたスケジュールは16時〜20時だけ。無理言って飲み会を20時半スタートにしてもらったのに,やっぱりオン・エアが気になって気になって…。ビールを一気飲みしてからはフュージョンなぞすっかり忘れてお酒に夢中でしたが…。

 そんなこんなで濃密の4時間だけをレポートします。
 ハイライトはゲストの「ドリームズ・カム・トゥルー」中村正人の「デヴィ爺」ばなし!
 中学時代からリスペクトし,ドリカムのCDやツアーで「デヴィ爺」ことデヴィッド・T・ウォーカーを起用するほど愛してやまないギタリストなのに,デヴィッド・T・ウォーカーときたら中村正人ではなく「美和,美和」ばっかり言っているらしい。
 ドリカムの東京ドーム公演で初めてベース・アンプを使った中村正人。その時初めてデヴィッド・T・ウォーカーに自身のベースを褒められたらしい。「ベース上手くなったね」って。
 でも実はデヴィッド・T・ウォーカー。この時初めて中村正人のベースの音を聴いたらしい(普段はベース・アンプを使わないから)。

 クルセイダーズのツアーで見たデヴィッド・T・ウォーカーの幕の外での演奏エピソードやモニターなしの生音主義など,中村正人のデヴィッド・T・ウォーカーについての熱弁がハンパない! 中村正人は吉田美和以上に「デヴィ爺」のことを愛している!?

 さて「今日は一日『フュージョン』三昧」を4時間聴いて面白かったのはこれぐらい。ここからは番組への感想(苦言)を少々…。

 4時間しか聴いていないので断定はできませんが,仮にも「『フュージョン』三昧」を名乗るなら,フュージョン好きが求める極上の“どフュージョン”で攻めてほしかった。ベイクドポテト絡みが一曲も紹介されないのは絶対NG。
 世のフュージョン・ファンはマニアック。「おっ,これをかけるのか〜。分っているな〜」という“通の選曲”は何処へ? 選曲に甘さがあったと思う。
 事実,あの選曲はフュージョンではなくフュージョン関連の“AOR祭り”でしょ? AORとかそう言うのは後日別編成で三昧を組めばよかったのでは?

 リクエスト・フォームなんて最初から意味なかったんでしょ? 熊谷さんの独断でかけたい曲をかけまくっただけなんでしょ? フルーツケーキの【I LIKE THE WAY】と角松敏生の【SEA LINE】が聴けたのは良かったのですが,印象としてはリクエスト番組とは“名ばかり”のリクエスト受付前から選曲終了。たまたま事前の選曲に乗っかったリクエストを大衆の意見のごとく紹介。番組構成にそぐわないリクエストは紹介される雰囲気ゼロ。
 そう。終始,熊谷さん発信の「これは絶対にかけるべき」「これを選びました」のスタンスが,リクエスト中心を楽しみにしていたリスナーとしては面喰ったはず。おいてけぼりでリスナー不在の閉塞感が充満していたような…。
 本来,熊谷さんの番組での立位置は解説者。リスナーがどんな曲をリクエストしてきてもウンチクを述べる“ドンと受身で懐の深い役回り”に徹していたら良かったのになぁ。熊谷さんはそれが出来る指折りの評論家なのですから…。 

 そう。「『フュージョン』三昧」の真実は「熊谷美広三昧」! 熊谷さんには「フュージョンの熊谷」としてではなく,全フュージョン・ファンの代表として,フュージョンへの“熱い想い”を代弁してほしかった! あれでは「ざんまい」ではなく「ざんねん」としか言いようがありません。
 比較してしまって申し訳ありませんが,以前の「今日は一日『ジャズ』三昧」はちゃんとリクエスト番組していましたよ〜。

 …と,ダメダシしたのは酒の勢いのせい? 酒の席の愚言を熊谷さんどうぞお許しを…。