『3,2 & 1』を一聴して,久しぶりに興奮した日のことを思い出す。
熱狂とは違う。これは憧れである。何というリラクゼーション。全てを忘れて“うっとりと”聴き惚れてしまったのである。
アルバム・タイトル=『3,2 & 1』とは,ジャッキー・マクリーンの『4,5 & 6』よろしく,トリオ,デュエット,ソロの意。
ただし全13トラック中,半数の6トラックがソロであり「初回限定盤ボーナス・ディスク」に至っては全編「アコースティック・ギター・ソロ」! そう。私的録音の演奏集の香りが匂い立っている。(そんなこんなで?)ジャズ・ギタリスト=小沼ようすけにKOされてしまった。“うっとりと”聴き惚れてしまったのである。
『3,2 & 1』の真髄とは,小沼ようすけの“パーソナルでアコースティックな”ジャズ・ギター! またここがミソなのだが(←我ながら古い!)SACDゆえの圧倒的な高音質。音の粒立ちといい臨場感といい音響特性が最高に素晴らしい。
小沼ようすけの指使いや息づかいが聴こえてくる。映像が浮かび上がる,いや,自分の眼前で演奏してかのような錯覚に囚われる程の生々しさ。これで興奮しない方がおかしいのだ!?
さて,世界初公開となった『3,2 & 1』の真髄=小沼ようすけのアコースティック・ギター・ソロであるが,これは小沼ようすけの新兵器ではなく“ルーツ”であった。
ライナーノーツによると,ジャズを始めた19才の頃,周りにジャズをやる人が少なかったのでいつも家でソロ・ギターを演奏していたとのこと。
そう言えば,小沼ようすけが「ヘリテージ・ジャズ・ギター・コンペ」で演奏したのが【ISN’T IT ROMANTIC】。「ギブソン・ジャズ・ギター・コンテスト」で優勝した曲が【OLEO】。小沼ようすけは“ソロ・ギター”から世界へと飛び出してきたのだ。
小沼ようすけの人格の一部であり,ジャズ・ギタリストとしてのルーツと公言するアコースティック・ギター・ソロ。
小沼ようすけがギター1本,アドリブの少ない“崩し勝負”で,音楽を朗々と歌い上げていく。どちらかと言えば“癒し系&ヒーリング系”の演奏だと思う。
しかし時折顔を出すグルーヴィー! 胸の内から沸き上がる感情の発露! 小沼ようすけの有する,ハイ・テクニックと感性は,彼が紛れもないジャズ・ギタリストであることを証している。
特に「初回限定盤ボーナス・ディスク」収録の「スタンダード集」を聴いていると,小沼ようすけのジャズ好き,ギター好きの“本気度”が伝わってくる。
そんな“世界の”ジャズ・ギタリスト・小沼ようすけと“世界の”ジャズ・ピアニスト・小曽根真のデュエットが最高で【SILVER AND ORANGE】と【I LOVE YOU】でのインタープレイは「アンプリファイアード・アコースティック・ギタリスト」と呼ばれたジム・ホールと,耽美主義者のビル・エヴァンスのギターとピアノのデュエットの決定盤『アンダー・カレント』での名演をも凌駕している!
こんなにエキサイトしている小曽根真はそうお耳にかかれない。小曽根真ファンも必聴のデュエットである。
ベースの鈴木正人とドラムの仙道さおり,または大槻“KALTA”英宣とのトリオがいい!
ジャム・セッション風の一発録りのような,これまた『3,2 & 1』の特徴であるリラックスした笑顔が見える名演である。
ズバリ,ソロ,デュエット,トリオのどれもがいい『3,2 & 1』を“ジャズ・ギタリスト”小沼ようすけの“最高傑作”と宣言する!
PS “J−ジャズ界のプリンス”と呼ばれ「イケメン」としても有名な小沼ようすけ。これまでは藤原竜也似と認めてきましたが,CDインナーの1枚は読売ジャイアンツの高橋由伸に“激似”だと思いませんか?
DISC 1
01. Groove Me
02. Silver and Orange
03. Presence
04. Mystic Rites
05. Summer Happening
06. I Love You
07. Spain
08. Cissy Strut
09. What Cha' Gonna Do For Me
10. Cherish The Love
11. Gleam
12. If
13. Tristeza
DISC 2 Bonus Disc [Acoustic Guitar Solo]
01. Isn't It Romantic
02. For No One
03. Over The Rainbow
04. Moon River
05. Oleo
YOSUKE ONUMA : Electric Guitar, Acoustic Guitar
MAKOTO OZONE : Piano
MASATO SUZUKI : Electric Bass, Acoustic Bass
HIDENOBU "KALTA" OTSUKI : Drums
SAORI SENDO : Percussion
ヨブ記25章 ビルダドの3回目の発言
DIMENSION 『THIRD DIMENSION』
熱狂とは違う。これは憧れである。何というリラクゼーション。全てを忘れて“うっとりと”聴き惚れてしまったのである。
アルバム・タイトル=『3,2 & 1』とは,ジャッキー・マクリーンの『4,5 & 6』よろしく,トリオ,デュエット,ソロの意。
ただし全13トラック中,半数の6トラックがソロであり「初回限定盤ボーナス・ディスク」に至っては全編「アコースティック・ギター・ソロ」! そう。私的録音の演奏集の香りが匂い立っている。(そんなこんなで?)ジャズ・ギタリスト=小沼ようすけにKOされてしまった。“うっとりと”聴き惚れてしまったのである。
『3,2 & 1』の真髄とは,小沼ようすけの“パーソナルでアコースティックな”ジャズ・ギター! またここがミソなのだが(←我ながら古い!)SACDゆえの圧倒的な高音質。音の粒立ちといい臨場感といい音響特性が最高に素晴らしい。
小沼ようすけの指使いや息づかいが聴こえてくる。映像が浮かび上がる,いや,自分の眼前で演奏してかのような錯覚に囚われる程の生々しさ。これで興奮しない方がおかしいのだ!?
さて,世界初公開となった『3,2 & 1』の真髄=小沼ようすけのアコースティック・ギター・ソロであるが,これは小沼ようすけの新兵器ではなく“ルーツ”であった。
ライナーノーツによると,ジャズを始めた19才の頃,周りにジャズをやる人が少なかったのでいつも家でソロ・ギターを演奏していたとのこと。
そう言えば,小沼ようすけが「ヘリテージ・ジャズ・ギター・コンペ」で演奏したのが【ISN’T IT ROMANTIC】。「ギブソン・ジャズ・ギター・コンテスト」で優勝した曲が【OLEO】。小沼ようすけは“ソロ・ギター”から世界へと飛び出してきたのだ。
小沼ようすけの人格の一部であり,ジャズ・ギタリストとしてのルーツと公言するアコースティック・ギター・ソロ。
小沼ようすけがギター1本,アドリブの少ない“崩し勝負”で,音楽を朗々と歌い上げていく。どちらかと言えば“癒し系&ヒーリング系”の演奏だと思う。
しかし時折顔を出すグルーヴィー! 胸の内から沸き上がる感情の発露! 小沼ようすけの有する,ハイ・テクニックと感性は,彼が紛れもないジャズ・ギタリストであることを証している。
特に「初回限定盤ボーナス・ディスク」収録の「スタンダード集」を聴いていると,小沼ようすけのジャズ好き,ギター好きの“本気度”が伝わってくる。
そんな“世界の”ジャズ・ギタリスト・小沼ようすけと“世界の”ジャズ・ピアニスト・小曽根真のデュエットが最高で【SILVER AND ORANGE】と【I LOVE YOU】でのインタープレイは「アンプリファイアード・アコースティック・ギタリスト」と呼ばれたジム・ホールと,耽美主義者のビル・エヴァンスのギターとピアノのデュエットの決定盤『アンダー・カレント』での名演をも凌駕している!
こんなにエキサイトしている小曽根真はそうお耳にかかれない。小曽根真ファンも必聴のデュエットである。
ベースの鈴木正人とドラムの仙道さおり,または大槻“KALTA”英宣とのトリオがいい!
ジャム・セッション風の一発録りのような,これまた『3,2 & 1』の特徴であるリラックスした笑顔が見える名演である。
ズバリ,ソロ,デュエット,トリオのどれもがいい『3,2 & 1』を“ジャズ・ギタリスト”小沼ようすけの“最高傑作”と宣言する!
PS “J−ジャズ界のプリンス”と呼ばれ「イケメン」としても有名な小沼ようすけ。これまでは藤原竜也似と認めてきましたが,CDインナーの1枚は読売ジャイアンツの高橋由伸に“激似”だと思いませんか?
DISC 1
01. Groove Me
02. Silver and Orange
03. Presence
04. Mystic Rites
05. Summer Happening
06. I Love You
07. Spain
08. Cissy Strut
09. What Cha' Gonna Do For Me
10. Cherish The Love
11. Gleam
12. If
13. Tristeza
DISC 2 Bonus Disc [Acoustic Guitar Solo]
01. Isn't It Romantic
02. For No One
03. Over The Rainbow
04. Moon River
05. Oleo
YOSUKE ONUMA : Electric Guitar, Acoustic Guitar
MAKOTO OZONE : Piano
MASATO SUZUKI : Electric Bass, Acoustic Bass
HIDENOBU "KALTA" OTSUKI : Drums
SAORI SENDO : Percussion
(ソニー・ミュージック/SONY 2006年発売/SICP-10023-4)
(☆SACDハイブリッド盤仕様)
(ライナーノーツ/小沼ようすけ)
★【初回生産限定盤:CD2枚組仕様】
(☆SACDハイブリッド盤仕様)
(ライナーノーツ/小沼ようすけ)
★【初回生産限定盤:CD2枚組仕様】
ヨブ記25章 ビルダドの3回目の発言
DIMENSION 『THIRD DIMENSION』