『DUET WITH MAKOTO OZONE』の5曲目は【HOME − SATORU SHIONOYA SOLO】。


 塩谷哲が選んだ“小曽根真の一曲”は【ホーム】。仮にタイトルを知らずにこのトラックを聴いたとしても,自然と“家族団らん”の映像が浮かび上がってくるような“心の琴線”に触れるメロディ。【ホーム】は真に名曲である。

 塩谷哲ソロ・ピアノで奏でられる【ホーム】は,優しさで満ちている。こぼれんばかりの涙を溜めて自室へ一直線に帰宅。涙を拭き取った跡がありありの顔を見て,何も聞かずに,ただ抱きしめてくれる。そんな家族。6人家族。そこが【ホーム】。自分の帰る場所がある。

 小曽根真の演奏以上に塩谷哲ピアノにやすらぎを感じる。ゆったりと時間を掛けてサビへと向かう塩谷哲ピアノの音色が心の奥底に染み渡る。リリカルでセンチメンタルなアドリブがいい。
 私生活では一度【ホーム】作りに失敗したソルトも,今やお父さんである。小曽根真のスイート・ホーム → ソルト待望のスイート・ホーム → 独身の管理人にはいつスイート・ホームが訪れるのでしょうか?

SATORU SHIONOYA : Piano