『TALES OF ANOTHER』の4曲目は【TRILOGY 機曄憤焚次撻肇螢蹈検辞機曄法


 【トリロジー】に,ゲイリー・ピーコックが『テイルズ・オブ・アナザー』で“狙った”コンセプトが如実に表現されている。ゲイリー・ピーコックは『テイルズ・オブ・アナザー』で,三者対等=正三角形のトリオ・ミュージックを作り上げたかったに違いない。

 【トリロジー】は,全編濃密なインタープレイで構成されている。通常聴き手は,演奏の中から自分の好きなジャズメン(または楽器)だけを抜きとって追いかけることができるのだが【トリロジー】は,そうはいかない。と言うか,そんなことしたらもったいない。“シッポのつかみ合い”のごとく,3人のソロ・パートには必ず前後の繋がりが“仕掛けられている”。これは凄い。
 3人共に自分の演奏“そっちのけで”他のメンバーの音を聴いている。ゲイリー・ピーコックが,キース・ジャレット・トリオの活動時に常々口にする“勝手に指が動いた”最初のセッションが【トリロジー】ではなかろうか?

 【トリロジー】の主役は時に,ゲイリー・ピーコックベースであり,キース・ジャレットピアノであり,ジャック・デジョネットドラムである。【トリロジー】は“聴けば聴くほど味が出る”例のアレである。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

GARY PEACOCK : Bass
KEITHJARRETT : Piano
JACK DeJOHNETTE : Drums