『4, 5 AND 6』の6曲目は【ABSTRACTION】(以下【アブストラクション】)。


 『4, 5 & 6』のである。しかも「バップ・トランペッタードナルド・バード入りである。…なのに【アブストラクション】である。バラードである。

 【アブストラクション】は,世評的には名演なのであろう。確かにジャッキー・マクリーンの“枯れた”アルト・サックスが淡々と語りかける様がセンチメンタルである。
 しかし管理人は【アブストラクション】では,感動までには至らない。この全ては過剰演出である。ジャッキー・マクリーン以外のソロイストたちは,自分を捨て“ジャッキー・マクリーンっぽく”アドリブを取っている。このトランペットなら,何もドナルド・バードに吹かせなくても良かったのに…。

 ジャッキー・マクリーンの魅力は“熱”であって,クールな演奏には(その出来が良ければなおのこと)いたたまれない思いが付きまとってしまう。

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JACKIE McLEAN SEXTET
JACKIE McLEAN : Alto Sax
DONALD BYRD : Trumpet
HANK MOBLEY : Tenor Sax
MAL WALDRON : Piano
DOUG WATKINS : Bass
ARTHUR TAYLOR : Drums