『SOPRANO SAX』の4曲目は【BLOOS FOR LOUISE】(以下【ブルーズ・フォー・ルイーズ】)。

 【ブルーズ・フォー・ルイーズ】は「ズート・シムズ・プレゼンツ,レイ・ブライアントジョージ・ムラーツ」である。

 なんせ自分のオリジナルなのに,イントロからの3分11秒間は,レイ・ブライアント・トリオ名演である。思うにズート・シムズは,レイ・ブライアントの“アフター・アワー的な”アドリブを狙って弾かせている。

 4分46秒から6分10秒までのジョージ・ムラーツベースソロが“唸らせる”。思うにズート・シムズは,ジョージ・ムラーツの“ツボを押さえた重低音の”アドリブを狙って弾かせている。
 そんな“職人大好き”ズート・シムズソプラノ・サックスがこれまた渋い。バックとつかず離れずの絶妙の絡み具合である。

 
ZOOT SIMS : Soprano Sax
RAY BRYANT : Piano
GEORGE MRAZ : Bass
GRADY TATE : Drums

SOPRANO SAX-1
SOPRANO SAX
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