『LACH DOCH MAL』の12曲目は【THAT’S ALL】(以下【ザッツ・オール】)。


 山中千尋の【ザッツ・オール】は,原曲よりテンポアップなミディアム・ナンバー! なのに原曲以上に“ゆったりと時が流れている”! これこそ極上! 管理人は【ザッツ・オール】を“ジャズ・ピアニスト山中千尋の最高傑作と呼びたい。

 エロさのないセクシーさ。エレガントである。山中千尋は“上質な気品溢れる”ピアニストである。めっちゃドレスアップした衣装で社交ダンスを踊っている。山中千尋は,ピアノを弾きつつ「ニッコリ」笑うだけ。それでいい。そこがいい。

 【ザッツ・オール】の甘美な世界を魅了する,山中千尋の“控えめな”アドリブに好感を覚える。
 特に1分56秒からのピアノ・ソロと,3分49秒からのラリー・グレナディアベース・ソロで聴こえるバッキングの対比が最高である。
 そう。【ザッツ・オール】は,淑女になってもやめられない,山中千尋の一人遊び=ピアノ遊びそのものである。

CHIHIRO YAMANAKA : Piano
LARRY GRENADIER : Bass
JEFF BALLARD : Drums