『MASATO HONDA WITH VOICE OF ELEMENTS』の7曲目は【BOP FACTORY】。


 【BOP FACTORY】は,VOEの考えるBOPではない。VOEの考える“ビッグ・バンド”である。

 本田雅人の“一人ブラス隊”のアレンジが,もろビッグ・バンド! 一人多重録音でここまで手色の違う音を吹き分けるとは,さすがの一言! 2分1秒から登場する“リード・アルト奏者”本田雅人アドリブにしびれてしまう。

 本田雅人お得意の“キメまくり”テーマの連続に,ビッグ・バンド・サウンドが徐々に熱気を帯びていき,4分24秒から繰り出される則竹裕之のスティック捌きで完全疾走する! このアップテンポなのに粘り気のあるビートは“ウェザー・リポート風”! 則竹裕之ドラムスピーター・アースキンしている!
 ああそうか。則竹アースキンしているからビッグ・バンド・サウンドに聴こえるのかも? そう思って聴き直せば,2分36秒からの須藤満フレットレス・ベースが“ジャコパス風”に聴こえてくるからもう大変! 一人納得のVOE版“ビッグ・バンド”が大好きである。

MASATO HONDA WITH VOICE OF ELEMENTS
MASATO HONDA : Saxophones, EWI, Flute, Synth-programming
KEIJI MATSUMOTO : Keyboards, Piano, Guitar, Accordion, Synth-programming
MITSURU SUTOH : Bass
HIROYUKI NORITAKE : Drums