みゅーじん(音遊人) / 小林香織 昨日,テレビ東京(TVQ九州)にて「みゅーじん音遊人) 第108回:小林香織」が放送されました。

 番組中のインタビューで,泉谷しげるから小林香織への一言。「一緒にやってて楽しいので結婚してください」。なぬ〜,それって職権乱用ですよ。美女と野獣ですよ。ですから管理人と結婚してください。香織ちゃ〜ん。

 …って書くと管理人の“憧れ”小林香織に嫌われてしまう。泉谷しげるに持っていかれてしまう?
 そう。ジャズ・サックス奏者=小林香織(27歳)は,今“ジャズ界のアイドル”からの脱皮中なのであります。もう“かおりん”と軽々しく呼べません。それ位,かおりんは真剣に「自分自身の音楽」と向き合っていました。

 さて,小林香織のあのルックスは“諸刃の剣”であろう。人々を惹きつける武器ともなれば,音楽勝負の邪険ともなる。小林香織=アイドルというイメージが「本格派」転進への“足かせ”となっている。「天から二物を授かった」小林香織のジレンマは想像に難くない。「ルックスよりもサックス勝負」しているのだから…。

 番組前半は2008年9月の台湾ツアーのドキュメンタリー。台湾での小林香織も日本同様「アイドル・サックス・プレイヤー」の肩書き先行。「アーティストとしての私を見てほしい」。その思いを伝えるべく今回はオリジナル曲中心のステージを準備した。

 ライブ前日のリハーサル風景が放映された。スタジオ入りするまでは正統派アイドル然としていた小林香織の表情が,サックスを手に取った瞬間一変する。バンド・リーダーとして,そして小林香織ジャズフュージョンを奏でるべく,メンバーを仕切るは指示するは,みっちり5時間のリハーサルで大スパーク!
 最近エフェクターを使い始めた理由について「少しでも人と違う音を出したいから」と語っていた。うん。弾き方でニュアンスが変わる,インストというジャンルへのこだわり。この言葉に小林香織のプライドとコンプレックスが秘められている。

 ライブが終わった。終演後の会場にはサインを求める長蛇の列。これは「ルックスではなくサックス」で勝ち取った勝利! でもでも管理人には【テキーラ】でのコール&レスポンスが,めちゃカワイイ! 小林香織はもう十分実力派なのだから,これからは“ルックスかサックスか”ではなく“ルックスもサックスも”で頑張ってほしいなぁ。

 番組後半は管理人の“恋敵き”泉谷しげるの還暦ライブ「泉谷展覧会60X60」への参加レポート。夜22時−翌朝5時半までの7時間ライブに26曲のゲスト参加。いつもとは違うシースルーの衣装をまとい“脱アイドル”宣言のライブ参加。

 ここで飛び出したのが上記泉谷氏からのプロポーズ。何々「一見おとなしそうで隣りのきれいなお姉さんに見えた。お嬢さんで世間知らずかなとも思うけどハードで獰猛なところがある。わりとアッパーなので男扱いしている」。ふ〜ん。そう。泉谷しげるっていい人なんですね。

 最後に小林香織がこう語った。「インストを広めたい。アイドル? きっかけがそういうところであればそれはそれでうれしい。ジャンルなんて関係ない。自分だからできる音色をこれからも奏で続けていく。愛が大事」。
 完全に“脱アイドル”出来上がっちゃってます。でもそれでも管理人もこれだけは言いたい。香織ちゃん,めっちゃかわいかったよ〜! ( ← 確実に嫌われてしまいます )

Kaori Kobayashi LIVE
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ヨハネ第一5章 全世界は邪悪な者の支配下にある
マーカス・ミラー 『M2〜パワー・アンド・グレイス