『RAY BRYANT PLAYS』の2曲目は【BLUE MONK】(以下【ブルー・モンク】)。

 【ブルー・モンク】から漂い出るのは,濃度の濃いセロニアス・モンクの独特な香り。そんなモンク調で灰汁の強い【ブルー・モンク】を,レイ・ブライアントが自分の土俵に持ち込んで完全消化できている。
 これは“レイ・ブライアントの”【ブルー・モンク】である。

 54秒からのアドリブは,完全なるブライアント節! レイ・ブライアントにとっては“天下のモンク調”も単なる1つのモチーフに過ぎない。
 スラスラと「一筆書き」調の【ブルー・モンク】。これぞレイ・ブライアントの大名演である。

 
RAY BRYANT : Piano
TOMMY BRYANT : Bass
OLIVER JACKSON : Drums

RAY BRYANT PLAYS-1
RAY BRYANT PLAYS
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ルカ24章 イエスは天に昇る
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