2008年07月10日
デクスター・ゴードン / デクスター・コーリング / ERNIE'S TUNE
『DEXTER CALLING』の6曲目は【ERNIE’S TUNE】(以下【アーニーズ・チューン】)。
【アーニーズ・チューン】では,デクスター・ゴードンの中に住む「天使(アルト・サックス)と悪魔(テナー・サックス)」が同時に顔を出している。
イントロから最高にメローな“デックス節”! バラード・ナンバーではあるが「いいぞ,甘いのもっといけ〜!」と叫びたくなる。
1分34秒からのビブラートが流れた瞬間“トロトロの骨抜き”にされてしまう。これが“天使”のアルト・サックス=デクスター・ゴードン。
2分10秒から突然不穏なテーマが鳴る。ここからケニー・ドリューのピアノを“子分”として連れ回す“暗黒の世界”が始まる。
ケニー・ドリューに“親分登場”のテーマを奏でさせ,自分は一人で縄張り巡り。誰も寄りつかないドス黒さ! これが“悪魔”のテナー・サックス=デクスター・ゴードン。
2分40秒からは天使の顔。3分45秒からは悪魔の顔。そしてラストは「ジキルとハイド」の大団円! デクスター・ゴードンの中の悪魔が顔を出さなければ「星五つ」の名演であろうが,それではここまでのインパクトは残らない。良くも悪くも“あの”テナーの鳴りっぷり! デクスター・ゴードンのテナー・サックスはバラード好きへの“凶器”となり得る。
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
DEXTER GORDON : Tenor Sax
KENNY DREW : Piano
PAUL CHAMBERS : Bass
PHILLY JOE JONES : Drums
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