矢野沙織  『LITTLE TINY』 FM福岡,5月25日のスペシャル枠にて「矢野沙織 『LITTLE TINY』」なる特別番組が放送されました。
 『LITTLE TINY』の発売からすでに半年。このタイミングでの特番に,なぜ?の嵐は吉沢秋絵,でしたが,前日から番組の告知スポットがオンエア。半年遅れのプロモーションの割りには結構熱が入っていました。

 ジャズ・カフェで“まったり”お茶している「金髪のアジアン・ビューティ」とこはまちゃんとの対談で特番は進行。
 まずは矢野沙織の定番トーク! 小4でブラス・バンド。小5でジャコ・パストリアス。安室奈美恵やSPEEDと同じ土俵にチャーリー・パーカーがいた。ビリー・ホリディの伝記を読んで14歳の時,自分でジャズ・クラブへの出演交渉。都内のジャズ・クラブ全てに電話でアタックしたつもりとのこと。純粋無垢な女の子の行動力に“あっぱれ”である。

 転機は“巨匠”ジェームズ・ムーディとの出会いだった,と語っていた。“グラミー・ウィナー”ジェームズ・ムーディの目に映る矢野沙織は,五線譜を読めない,と思われたぐらいトンチンカンなことをやっていたらしい。会った途端に怒られ,ひたすらレッスン。昨年の4月にジェームズ・ムーディの家で行なわれた2週間の強化合宿。ご飯を食べる以外は朝4時〜夜8時まで隣りに座ってレッスンしてもらったとのこと。

 そんな“師匠”ジェームズ・ムーディが語る矢野沙織へのアドバイスが披露された。沙織ちゃんの話す英語について「君は一見英語をしゃべるっているように聞こえるが,よーく聞くと意味がなかったり,ただ単語をつなげただけだ。音的には英語だが文法・理論がブロックされていない。君の音楽も同じ。バップをやっているように聞こえるが,紐解いてみると理論的ではない」との教えが…。ジェームズ・ムーディという“凄い”師匠にも恵まれるとは,何と幸運なジャズ人生なのでしょう。

 『LITTLE TINY』について多くを語っていたが,管理人が興味深く思ったのは,矢野沙織レコーディング観!
 『LITTLE TINY』のレコーディングは大体1テイクか2テイク。暖めればもっと良いものはできると思うがそれは違うらしい。「これは絶対間違いないぞ,と思えるものができたなら,その時は音楽を辞めるべき。レコーディングには“良い意味でのあきらめ”が必要。これ以上出来ると思わないで満足する。ライブで出来なかったら格好悪いだけだから…」。
 矢野沙織にとっての真髄はライブなのかな。矢野沙織は平衡の取れた素晴らしいジャズメンでありました。

 番組最後での矢野沙織からファン宛てのメッセージはこんな感じでした。「元気に,まぁ,最悪元気じゃなくてもいいですけど。こう,無理しないようにと言うか,まぁ,無理なんてできないですけど。何て言うか,ゆったりと言うかのんびりと言うか,長いものに巻かれつつ,日々を本当に楽しく穏やかに,穏やかに。楽しくなくてもいいです。穏やかに過ごしましょう」。
 相変わらず日本語も“雰囲気で”話しているのね。直っていないなぁ。今度はちゃんとまとめてから物言おうねっ。でないとムーディ師匠にまた突っ込まれちゃいますよっ。

 以下,オンエア曲一覧です。

オープニング: 【TICO TICO】 / 矢野沙織
1曲目   : 【MY BABY SHOT ME DOWN】 / 矢野沙織
トークBGM: 【RIZLLA】 / 矢野沙織
2曲目   : 【MANTECA】 / 矢野沙織
トークBGM: 【I & I】 / 矢野沙織
3曲目   : 【TAKE THE “A”TRAIN】 / 矢野沙織
トークBGM: 【(THEY LONG TO BE)CLOSE TO YOU】 / 矢野沙織
エンディング: 【OPEN MIND】 / 矢野沙織