『MELODY BOOK』の5曲目は【ROMANCE】(以下【ロマンス】)。

 
 【ロマンス】は,子供の頃どこかで聞いた“おとぎ話”の世界! 「夢の国」の物語である。

 “ギコギコ”弦楽器がリードする前半から,ストリングスとアコギがリードする中盤への移行の仕方が,映画のサントラ的手法を連想してしまう。
 ハイライトは“ザ・ストリングス”と安藤まさひろのアコギが絡み始める,1分31秒からの盛り上がり方にある。
 互いに“音”を意識して“重ね合う”ハーモニーの美しさは,クラシックとかヒーリングのそれであり,フュージョン以外にもチャレンジできる,ソロ・アルバムならではの楽しみであろう。

 さて,自分でもよく分からないのだが【ロマンス】の第一印象は,なぜか岡村孝子の【夢をあきらめないで】だった。
 どこがどう似てるかを,説明できる自信はない。その当時,単に大ヒットしていた影響なのかもしれない。でも,今,繰り返し聴いてもやっぱり【夢をあきらめないで】に聴こえてしまった。
 読者の皆さんの耳にも,そう思って聞くとそう聞こえるかも…。試してみていただけますか?

MASAHIRO ANDOH : Electronic Guitar, Acoustic Guitar
MASANORI SASAJI : Synthesizers, Keyboards
MASATOSHI MAEDA GROUP : Strings