アナログレコード

 『THE LITTLE GIANT』の6曲目は【VENUS AND THE MOON】(以下【ヴィーナスと月】)。


 このトラックは【ヴィーナスと月】とは名ばかりの“真昼の”一大セッションである。分厚いハーモニーと跳ねるビートが火花を散らしている→花火→夜→【ヴィーナスと月】。なるほどねぇ。

 管理人は【ヴィーナスと月】では,3人の演奏ばかりを追ってしまう。
 主役は,イントロから一人快調にウォーキングするサム・ジョーンズベース。3管ブラス・セクションを従えテーマを構築してはアウトする。リズムを刻みながらも,メロディとの計算された“外しっぷり”が素晴らしい!
 準主役は,一人“フェイク”するブルー・ミッチェルトランペット。例えば29秒と53秒で“あっちの世界”へ飛んでいくのだが,このロケット・スタートが半端ない!
 名脇役は,一人ダイナミック・ドライブするウイントン・ケリーピアノ。4分51秒からのアドリブでは,もう指がなるなる。スイングして止まらない!

 しかし【ヴィーナスと月】の真の聴き所は,この全てを,真っ昼間から「一杯やりながら」演奏しているかのようなリラックス! 読者の皆さんにも「一杯やりながら」楽しんでもらえれば…。 

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
 
JOHNNY GRIFFIN SEXTET
JOHNNY GRIFFIN : Tenor Sax
BLUE MITCHELL : Trumpet
JULIAN PRIESTER : Trombone
WYNTON KELLY : Piano
SAM JONES : Bass
ALBERT HEATH : Drums


ザ・リトル・ジャイアント
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