アナログレコード

 『THE TOMMY FLANAGAN TRIO』の1曲目は【IN THE BLUE OF THE EVENING】(以下【イン・ザ・ブルー・オブ・ジ・イヴニング】)。


 【イン・ザ・ブルー・オブ・ジ・イヴニング】は,トミフラ流のどじょうすくい! 「よし,今度こそ“すくいあげた”」と思った瞬間,どじょうが"するり”と手からこぼれ落ちてしまう。そんな「掴めそうで掴めない」難曲である。

 難曲と書いてアレだが,こう思う人は少数に違いない。普通に聞いたら「気持ちいい〜」である。なにげなく流れてきて,優しげに空間を漂うトミー・フラナガンピアノ。このピアノの音に意識しすぎることなく耳を傾け,踏み込んだ理由など考えずに“ジャズ・ピアノの森林浴”にドップリと浸かる。

 【イン・ザ・ブルー・オブ・ジ・イヴニング】は,フランクな聴き方が一番合う。「う〜ん,なんかいい」の理由を突き詰めようとしてはいけない。「う〜ん,なんかいい」の秘密を探ろうと一歩踏み出した途端“ジャズ・ピアノの樹海”へと迷い込む。

 【イン・ザ・ブルー・オブ・ジ・イヴニング】は,ジャズ批評家にとっては難曲であり,ジャズ・ファンにとっては掛け替えのない名曲! 肩肘張らずにリラックスして音の“とろけ具合”を楽しんでほしい。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

THE TOMMY FLANAGAN TRIO
TOMMY FLANAGAN : Piano
TOMMY POTTER : Bass
ROY HAYNES : Drums


ザ・トミー・フラナガン・トリオ
ランキングを見てみよう!