『DEXTER CALLING...』の2曲目は【MODAL MOOD】(以下【モーダル・ムード】)。
【モーダル・ムード】のタイトル通り,モード・イディオムを用いてはいるが,その中身はムードだけが“モード風”のハード・バップである。
デクスター・ゴードンのテナー・サックスは“モード風”などお構いなし? ハードなハードなバップ・テナー!
音色はいつも通りのアルト寄りの高音であるが,この音の厚みは「バップ・テナーの開祖」の名に相応しい。エモーショナルなフレーズが音に優しさを添えており,そこが一服の清涼剤! 聴き手をいつも飽きさせない。
特筆すべきはフィリー・ジョー・ジョーンズのドラムである。ハイテンションなドラミングが終始続いていたはずなに,4分13秒からの大盛り上がりで「まだこんな演出が用意されていたのか?」と驚嘆させてくれる。
DEXTER GORDON : Tenor Sax
KENNY DREW : Piano
PAUL CHAMBERS : Bass
PHILLY JOE JONES : Drums
列王記第一3章 神が夢の中でソロモンに現れる
チック・コリア & ステファノ・ボラーニ 『オルヴィエート』
【モーダル・ムード】のタイトル通り,モード・イディオムを用いてはいるが,その中身はムードだけが“モード風”のハード・バップである。
デクスター・ゴードンのテナー・サックスは“モード風”などお構いなし? ハードなハードなバップ・テナー!
音色はいつも通りのアルト寄りの高音であるが,この音の厚みは「バップ・テナーの開祖」の名に相応しい。エモーショナルなフレーズが音に優しさを添えており,そこが一服の清涼剤! 聴き手をいつも飽きさせない。
特筆すべきはフィリー・ジョー・ジョーンズのドラムである。ハイテンションなドラミングが終始続いていたはずなに,4分13秒からの大盛り上がりで「まだこんな演出が用意されていたのか?」と驚嘆させてくれる。
DEXTER GORDON : Tenor Sax
KENNY DREW : Piano
PAUL CHAMBERS : Bass
PHILLY JOE JONES : Drums
列王記第一3章 神が夢の中でソロモンに現れる
チック・コリア & ステファノ・ボラーニ 『オルヴィエート』
コメント一覧 (4)
デクスター・トーンは,年末年始のどんな場面でも,キリスト教のクリスマスにも,仏教の除夜の鐘にも,神道の初詣でにも似合います。日本人に重宝されていそうですね。この1週間で何回デクスター・トーンを聴けるかなぁ?
先程,和仁さん情報を確認いたしました。私も正直,特に入れ込んでたという事はありませんが,ピーターソンと聞くと小曽根真とアキコ・グレースが思い浮かび,2人の悲しげな表情を想像して,私の顔色も曇ってしまいました。
オスカー・ピーターソンよ永遠なれ! 惜しい人材がまた逝ってしまいました。