『NOW’S THE TIME』の3曲目は【KIM】(以下【キム】)。


 【キム】は【アイ・ガット・リズム】 のコード進行に基づいて作られたそうだ。そう言われてみれば確かにそんな気がしないでもないが,言われなければ一生気付かなかった?
 そう。【キム】は,怒濤のアドリブ・ラッシュ! 正直【アイ・ガット・リズム】の名残などない,と言い切っても良い。

 チャーリー・パーカーは凄い! 最初から最後まで,ただアドリブを奏でるだけの演奏であろうが,ピアノ・トリオの演奏に合わせて自身のアドリブを組み立てている。
 例えば,マックス・ローチの躍動するドラミングの波に乗り,揺れるビートを“逆手に取ったメロディ”を被せていく! 正にカウンター・パンチにごとく効きまくる。それも「パーカー・フレーズ」でカウンターを放っている。大天才である!

 この機知に富んだアイディアを“芸術”として表現できるサックス・プレイヤーは,未だにチャーリー・パーカーだけであろう。管理人は心から“BIRD”を絶賛いたします!

CHARLIE PARKER : Alto Saxophone
HANK JONES : Piano
TEDDY KOTICK : Bass
MAX ROACH : Drums