2007年10月13日

小曽根 真 / ファースト・ディケイド / THREE THE HARD WAY4

アナログレコード

 『FIRST DECADE』の4曲目は【THREE THE HARD WAY】(以下【スリー・ザ・ハード・ウェイ】)。


 【スリー・ザ・ハード・ウェイ】は,静かだが“高密度”のジャズ・ピアノが聴き所! 真夜中に間接照明と共に流れるジャズ・ピアノの“筆頭格”である。

 全編に漂う緊張感はジェームス・ジーナスのベースにある。空間を振動させる重厚な一音一音が,濃密な闇夜を切り裂いていく。骨太なウッド・ベースが【スリー・ザ・ハード・ウェイ】の“硬質の魅力”と呼応している。

 前半のアコースティックなのにエレクトリックのような“細かく光り輝く”生ピアノが実に素晴らしい。この“豊かな残響音”は小曽根真のハイ・テクニックの成せる技!
 3分5秒の音と3分15秒の音触感の違いを確かめてみてほしい。きっと管理人の主張に同意いただけることと思う。

 3分57秒の“高音アタック”以降が,小曽根ドラマのハイライト! これぞ小曽根真ジャズ世界! 「ストレートに洗練された」といった一見矛盾した表現がピッタリ似合う,現代のピアノ・トリオの“息吹”を感じてしまう。
 そう。【スリー・ザ・ハード・ウェイ】は,小曽根真版,映画『氷の微笑』のサウンド・トラックである。このサウンド・トラックには,都会の良い意味での“冷たさ”が収められている。夜明けを待つまでの間,一人ひそかに楽しみたい逸品である。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

THE TRIO
MAKOTO OZONE : Piano
JAMES GENUS : Bass
CLARENCE PENN : Drums, Percussion


FIRST DECADE
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adliblog at 23:35 │Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!CD批評:小曽根 真
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この記事へのコメント
1. Posted by BLUE LIFE    2007年10月13日 23:13
小曽根さんの基本的本能が聴こえるんですか〜?
2. Posted by セラビー    2007年10月14日 23:19
BLUE LIFEさん,コメントありがとうございます♪
演奏人数通り? 9:1で管のハーモニーの判定勝ちです。ただしここは力説しておきますがKOではないと思います。
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