『T.K.』の7曲目は【BOUNCE BACK】(以下【バウンス・バック】)。


 【バウンス・バック】は,デヴィッド・フランクの好みが色濃く表われた“クールな打ち込み系ファンク”である。
 ここでも主役は男女ツイン・ボーカルであって,伊東たけしは最後尾で“ポツポツ”とアルト・サックスを鳴らしている。 

 これ程バカにされたリーダー(伊東たけし)もそうはいないと思われるが,与えられたわずか10秒程の出番で,自分を大アピール!
 2分38秒からのアルト・ソロ一発! これはいい! 仮に,発奮した伊東たけしを引き出すのがデヴィッド・フランク一流の“狙い”であったとすれば大成功である。
 ウェザー・リポートで,ウェイン・ショーターを自由に操った,ジョー・ザビヌルのように…。

TAKESHI ITOH : Alto Sax
DAVID FRANK : Keyboards, Synthesizers, Drum Machine and Programming
IRA SIEGEL : Guitar
DEBBIE COOPER and RICK BRENNAN : Lead Vocals
DEBBIE COOPER, RICK BRENNAN, LISA FISHER and MIC MURPHY : Background Vocals