『TOKYO』の4曲目は【悠久の路】。


 【悠久の路】とは,シルクロード? 管理人には島国の五街道などではなく,果てしなく雄大な大陸,東洋から西洋へと通じる【悠久の路】が,イメージとして浮かび上がってくる。
 この延々と朗々と流れるタイム感に“ロマン”を感じてしまう。きっとストリングスヴァイオリンに“中国”を感じてしまうのだと思う。我ながら単純な男だと思う。

 イントロの数秒間で,一気に太古の昔へと連れて行かれるのだが,1分8秒からのピアノヴァイオリンのユニゾン,そこへストリングスが折り重なる部分が鳥肌もの。
 特に2分11秒からのピアノのタッチは,音が分厚くなったにもかかわらず,より一層“粒だって”聴こえる。アキコ・グレースの本領発揮,凄さを痛感する一瞬である。

 ハイライトは,2分24秒からのピアノ・ソロ! スロー・ハンドが実に心憎い。これぞ悠久の時の流れ…。
 アキコ・グレースのイマジネーションが聴き込むにつれ,鮮明に増幅してくる。これはやばい。そして4分22秒からの「時を駆け抜ける」ピアノ! 地味なアドリブが極上! ジャズ・ピアノはこうでなくっちゃ…。

AKIKO GRACE : Piano
KIYOTO FUJIWARA : Bass
TAPPY IWASE : Drums
TOSHIHIRO NAKANISHI : Violin

CHIEKO KINBARA STRINGS
HARUKO YANO, NAORU KOMIYA, YUKIKO IWATA : 1st Violin
NAGISA KIRIYAMA, NORIYO OHBAYASHI, YUKO OHKUBO, MOTOKO FUJIIE : 2nd Violin
YUJI YAMADA, HIROHITO FURUGAWARA : Viola
MASAMI HORISAWA, AYANO KASAHARA : Cello