2007年08月24日
スパイロ・ジャイラ / ライツ・オブ・サマー / LIMELIGHT
『RITES OF SUMME』の3曲目は【LIMELIGHT】(以下【ライムライト】)。
【ライムライト】は,上質フュージョンの“王道”である。アップテンポのリズムの上を流れる,ゆったりとしたメロディが心地良い。アルト・サックス,キーボード,ギター,ヴァイヴが,ソロにバッキングにユニゾンに,バランス良く溶けあっている。これぞ,ザ・バンド・サウンド=スパイロ・ジャイラ・サウンド!
【ライムライト】には,ウェザー・リポートでもクルセイダーズでもない,スパイロ・ジャイラ“らしさ”が色濃く出ている。ウルトラ・スーパーな演奏なのだが,実に「軽やか」! 各人のアドリブが沸点を迎える前に,次々と交差していく!
これを“狙って”やってしまうのが,スパイロ・ジャイラであり,ジェイ・ベッケンスタインであろう。
聴き所は,テーマから離れ,一瞬にしてアドリブの世界へと誘う,1分40秒からのジェイ・ベッケンスタインのアルト・サックス! 1分53秒からのトム・シューマンのキーボードも,前半のテーマとは一転,かなりハードに決めまくっている。
2分21秒からのフリオ・フェルナンデスのギター・ソロは,メロディ・ラインを強調する,バックで刻む“カッティング”リズムが気持ち良い。
ラストは,デイヴ・サミュエルズのヴァイヴ・ソロ! やっぱりスパイロ・ジャイラの“トレードマーク”と言えば,この“透き通る”ヴァイヴの音色! そう。ゲイリー・バートンでもミルト・ジャクソンでもなく,デイヴ・サミュエルズのヴァイヴの音色こそ,暑い暑い熱帯夜につい手が伸びる,管理人にとっての「ヒーリング・ミュージック」の一つなのである。
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
SPYRO GYRA
JAY BECKENSTEIN : Saxophones, Synthesizer
TOM SCHUMAN : Keyboards
DAVE SAMUELS : Vibes, Marimba, Percussion
JULIO FERNANDEZ : Guitars
OSCAR CARTAYA : Bass
RICHIE MORALES : Drums, Percussion

Rites of Summer
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