2007年07月02日
松永 貴志 & 矢野 沙織 / オープン・マインド
ジャズの名門レーベルと言えば「ブルーノート」であろう。65年の歴史を誇る“超名門”の最年少リーダー奏者についてご存知であろうか?驚くなかれ,録音当時は日本の現役高校生,松永貴志である。(正確にはBN録音ではなく買い取り販売であるが…)
このビッグ・ニュースに日本のメディアが喰いついた! その一つの“か・た・ち”が,読者の皆さんも毎晩耳にしているかも知れない,テレビ朝日系「報道ステーション」テーマ曲『OPEN MIND』(以下『オープン・マインド』)である。
しかし…。管理人が矢野沙織ファンだからそう聴こえるだけ? いや,あの番組オープニングの20秒間の演奏は,完全なる矢野沙織のソロ・パート! そう。あの編集は矢野沙織を聴くためにある! ズバリ,あの編集指針は正しいと思う。
しかし『オープン・マインド』の真実は,松永貴志を聴くためにある! 管理人が矢野沙織ファンでなかったら,何であんな編集にしたのかと文句の一つの言いたくなる!
真実の『オープン・マインド』のハイライトは,古舘伊知郎のご挨拶により,フェードアウトしていくピアノ・ソロ! 矢野沙織のソロを選んだ編集者を最後まで悩ませたであろう,こちらも天才的な名演である。
松永貴志のアドリブは,矢野沙織の引き立て役に収まってしまった自分に対する憤り,そして“俺がこのユニットのリーダー&作曲者である”との強い意思表示を感じてしまう。このジャズ・ピアノに“ビンビン”感じてしまう。
『オープン・マインド』で,10代にして一時代を築き上げた松永貴志であるが,その後の彼について語るのは,少し厳しい。勿論,まだまだ20歳。松永貴志の将来はこれからである。前途洋々に違いない。
しかし管理人が松永貴志にマイナス・イメージを持っているのは,若くして天才と謳われたゆえの“弊害”である。
自分のスタイルを確立し,それを推し進めたことで大成功,と来れば,誰しもそのスタイルを継続して追い求めたくなるものだ。
一言で言えば『オープン・マインド』以降の松永貴志のジャズ・ピアノには“新鮮味”が薄れている。10歳でCD制作した“輝かしいキャリア”が逆に災いしたのかもしれないが,すでに“若年寄”の雰囲気がある。そう。無意識のうちにパターン化,マンネリ化という“罠”にはまってしまっているのでは?
松永貴志の才能はこんなものではないはずだ。『オープン・マインド』を超える名演を早く聴かせてほしいと思っている。
(2004年録音/TOCP-40174)
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この記事へのコメント
1. Posted by
和仁
2007年07月03日 19:59
セラビーさん、僕のブログへのコメントありがとうございます。そして、貴志君の批評のリクエストにも応えて頂いてありがとうございます。少々厳しい様な批評ですが、セラビーさんの貴志君への「もっとできるんじゃないか」との期待であるだろうと、受け止めました。そうですね、デビュー当時の騒がれっぷりからすると、最近どうしたのかな、と思う様な感じですものね。僕も次の展開を期待してるのになぁ・・・。
2. Posted by
セラビー
2007年07月03日 20:10
和仁さん,コメントありがとうございます♪
行間を読んでくださり大変うれしいです。そうなんです。松永貴志は「できる子」ですので,このレベルで落ち着いて欲しくはないのです。もう一度BNで世界へ!
行間を読んでくださり大変うれしいです。そうなんです。松永貴志は「できる子」ですので,このレベルで落ち着いて欲しくはないのです。もう一度BNで世界へ!
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