2007年05月09日

小曽根 真 / ファースト・ディケイド / THREE WISHES5

アナログレコード

 『FIRST DECADE』の3曲目は【THREE WISHES】(以下【スリー・ウィッシズ】)。


 【スリー・ウィッシズ】は,ジャズ・ピアニスト小曽根真が,ピアノではなく“サックスをいかに鳴らすか”をテーマに書き上げた,スリリングなグレート・ジャズ
 そして,ここまで見事に仕上げたことから推測すると,作曲時に単なる“サックス”ではなく“マイケル・ブレッカーテナー・サックス”を具体的にイメージした,と言い切ってもいい!

 【スリー・ウィッシズ】は,マイケル・ブレッカーカルテットの音である! 主役は間違いなく,マイケル・ブレッカーテナー・サックス! 1分48秒からの“熱唱”は,現代の「テナー・タイタン」そのものであろう。
 今回は裏方に回った小曽根真のサポートが実に素晴らしい。とても初共演とは思えない“絶妙な絡み具合”である。見事にマイケルの音色に“厚みと変化”を加えている。

 これには秘密がある。キーマン=ジェームス・ジーナスの存在である。そう。ジェームス・ジーナスは,元ブレッカー・ブラザーズベーシスト! 小曽根真の個性もマイケル・ブレッカーの個性も知り尽くしている“彼だからこそできた”見事な橋渡し!
 ベースで会話し,二人のアドリブを同じ方向にリードしている。
 
 最後にこれだけは言い添えておくが,小曽根真アドリブが凄い! 3分12秒からの“キレまくった”ピアノは,そうめったに聴けるものではない“上物”である。
 聴き初めは“テナーの大迫力”ばかりに耳が行く【スリー・ウィッシズ】であるが,聴き込むうちに小曽根真ピアノに惹かれるようになる。そう。自分の内で生じる「感動バロメーターの変化,好みの変化」を実感できるのが,たまらない! 快感! 次は,読者の皆さんも…。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

THE TRIO
MAKOTO OZONE : Piano
JAMES GENUS : Bass
CLARENCE PENN : Drums, Percussion

Special Guest
MICHAEL BRECKER : Tenor Saxophone


FIRST DECADE
ランキングを見てみよう!

adliblog at 23:02 │Comments(4)TrackBack(0)この記事をクリップ!CD批評:小曽根 真
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by 和仁    2007年05月10日 04:11
小曽根さん好きなので、これはいいかもと思いました。

小曽根さんと言えば、僕はアルバム「新世界」が好きです。1曲目の「夜の子供部屋 第1楽章」が好きです。あの、ちょっと外れた感じがいいですね。
2. Posted by セラビー    2007年05月10日 08:01
和仁さん,コメントありがとうございます♪
『新世界』の組曲【夜の子供部屋】もいいですよね。私も組曲中では第1楽章が好みです。
3. Posted by BLUE LIFE    2007年05月10日 18:57
あ〜!マイケル聴きたいです〜!
4. Posted by セラビー    2007年05月10日 19:13
BLUE LIFEさん,コメントありがとうございます♪
マイケル&小曽根のケミストリーは聴き応え満点です。
この記事にコメントする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
Blog times
CubeClock
livedoor プロフィール
記事検索
Jazz/Fusion Links
最新記事
Recent Comments
Archives
Categories
アンケートボード

★当ブログについて望むことは?

アルバム単位で批評してほしい
同じ曲をテイク別に批評してほしい
多くのジャズメンを幅広く批評してほしい
一人のジャズメンを掘り下げて批評してほしい
超有名曲をもらさず批評してほしい
発売直後の新作を批評してほしい
初心者を意識したほんわかサイトにしてほしい
マニアを意識したニッチなサイトにしてほしい
オーディオについて批評してほしい



-Mini Vote-