《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
 『ジャズ名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
 そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
 ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》

 「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
 今回は426位〜430位の発表です。
 


NOW'S THE TIME-1★430.THE SONG IS YOU
NOW'S THE TIME
チャーリー・パーカー
 
 
 


コンプリート・スタジオ・レコーディングス・オン・サヴォイ・イヤーズ VOL.1★429.NOW'S THE TIME
CHARLIE PARKER ON SAVOY VOL.1
チャーリー・パーカー
 
 
 


カルテット★426.'ROUND MIDNIGHT
QUARTET
ハービー・ハンコック
 
 
 


スウィート・レイン★426.O GRANDE AMOR
SWEET RAIN
スタン・ゲッツ
 
 
 


ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング(+3)★426.B MINOR WALTZ
YOU MUST BELIEVE IN SPRING
ビル・エヴァンス
 
 
 


 やはりこのランキングは本物である。なぜって? だって,チャーリー・パーカーの,それも名うてのアドリブ・ナンバーが2曲もランクインしているのだから…。

 複雑なフレーズを余裕で吹ききる“貫禄”のビ・バップ! 管理人は,ただ古いだけの“古典芸能”には関心がないが,パーカーのそれは多くの洗礼を浴びてきた現代の耳を持ってしても最高に刺激的である。
 いい演奏は絶対に風化しない。いいや,時の経過と共に輝きを増してくる。いつまでもジャズ・マニアを魅了する。

 その点でビル・エヴァンスの『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング』のランクインは早すぎる。
 ビル・エヴァンスの“最高傑作”なのだから,20年後,50年後には『ワルツ・フォー・デビイ』の位置まで上り詰めていることであろう。

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伝道の書6章 今持っている物を楽しむ
CASIOPEA 『サンダー・ライブ