『TO THE STARS TOUR EDITION/DISC 2』の4曲目は【BLUE MILES】(以下【ブルー・マイルス(マイルスへ捧ぐ)】)。


 【ブルー・マイルス(マイルスへ捧ぐ)】は,チック・コリアからマイルス・デイビスへ捧げたレクイエム!
 レクイエムには,切々と迫るバラード・タッチの曲調が多い中,チック・コリアは“ブルース”をチョイスした。個人的には,この“ブルース”という選択が,非常に興味深い。

 【ブルー・マイルス(マイルスへ捧ぐ)】は,チック・コリアとメンバーとのデュオを軸に,各メンバーのアドリブにも多くの時間が割かれている。
 元々【ブルー・マイルス(マイルスへ捧ぐ)】は“フュージョンの枠内でJAZZYに”を試みた,チック・コリア・エレクトリック・バンド時代の作品ゆえ,俄然即興性が高い。そこへツアー前のリハーサルときた。斬新なアドリブの大連発が“ブルース”調! この演奏はもの凄い!
 さらに驚愕の事実は,完璧なユニゾン! どんなに自由にアドリブを奏でていても,テーマが鳴り出すと他のメンバーから強制連行されてしまう。そう。完璧な“バンド・サウンド”に仕上がっている。

 12分13秒からの最後の大鳴きは圧巻! これこそチック・コリア・エレクトリック・バンド

CHICK COREA ELEKTRIC BAND
CHICK COREA : Keyboards, Piano
FRANK GAMBALE : Guitar
ERIC MARIENTHAL : Sax
JOHN PATITUCCI : Bass
DAVE WECKL : Drums