アナログレコード

 『WAY OUT WEST』の7曲目は【I’M AN OLD COWHAND (ALTERNATE TAKE)】(【俺は老カウボーイ(別テイク)】)。


 【俺は老カウボーイ(別テイク)】は“ハード・ボイルド”なカウボーイ! オリジナルが「ロデオ」であるなら,別テイクは「ロービング・テクニック」である!

 例の“出囃子”を演出する,レイ・ブラウンシェリー・マンの強力リズム隊が“暴れん坊”! → そのリズムを“乗りこなす”ソニー・ロリンズは“暴れん坊将軍”? そう。別テイクは“ウシ”ではなく“ウマ”である!

 オリジナルの倍近い演奏時間の大半は,そのままソニー・ロリンズの“ロング・アドリブ・タイム”による! いい! 何でこのテイクが“ボツ”になったのか,その理由は分からない。
 管理人の別テイクにおける基本スタンスは“興味本位”でしかない。やっぱり制作者側が“ボツ”と判断した“お蔵入り”なわけですから…。
 しかし【俺は老カウボーイ(別テイク)】については,欠点など見当たらない! 単純に収録時間の問題だったのでは? 曲数を稼いでセールスにつなげたかっただけでは?
 約5分間半のアドリブは“100%ロリンズ節”! 6分13秒から27秒のフレーズを特に愛聴している。
 
 そういう訳で【俺は老カウボーイ(別テイク)】に出会ってからというもの“ロング・バージョン”の別テイクを,密着マークするクセがついてしまった。いや。逆に収録時間の短さゆえに“ボツ”になった事例もあるはず。う〜ん…。
 結論。“オリジナル並”の完成度を誇る別テイクは意外と多いです。こう書くと制作者側の判断にケチをつけているようで気が重いのですが,勇気を出してここにお願いいたします。
 「是非リスナー自身の耳でも判断できるよう,もっと別テイクも発売してくださ〜い。(オリジナルの良さを再認識して終わるだけでしょうけど…)」。
 ついでに苦言を1つ。ラストの出来がいいので,フェイド・アウトには到底納得いきません。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

SONNY ROLLINS : Tenor Sax
RAY BROWN : Bass
SHELLY MANNE : Drums


WAY OUT WEST
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