SOLO CONCERTS-1 2007年を迎えた。特に感慨はない。1月1日も12月31日の翌日に過ぎない,と思っている“しょうもない”男なのである。
 新年を迎えるに当たって準備することと言えば,カレンダーの掛け替えぐらい。毎年アイドル・カレンダーを誰にしようかと思い悩むのが,年末の“風物詩”となっている。

 しかし,そんな管理人が毎年唯一実行する,正月恒例のイベントがある。それが「キース・ジャレット祭り」!
 ここ数年,我が家のオーディオ・システムから最初に流れ出すジャズフュージョンは,キース・ジャレットと決まっている! やはり一発目は“マイ・フェイバリット”キース・ジャレットを聴かないことには気が済まない。新年など始まらない。

 そこで毎年,新年最初のお悩みタイム! そう。キース・ジャレットの,どのCDをかけるべきか,で悩みだす。
 ソロ・ピアノによる完全即興シリーズであることは決まっているのだが,それがブレーメンなのかローザンヌなのか,その流れでケルンブレゲンツパリ>,ウィーン…。ヨーロッパ以外にも選択肢はあるし…。

 結果報告。2007年はブレーメンを聴いた。理由は「アドリブログ」への執筆のためである。素直に時系列順で行くことにした。
 カシオペアの時もそうであったが,人間,好きすぎると,何をどう伝えたらよいのか,分からなくなってくる。管理人が初めて体験した“金縛り”とはPCの前でフリーズした,この1年半の出来事であった。

 「アドリブログ」を始めてからの1年半,何度もキース・ジャレットについて書こう,と試みてきた。しかしその度に挫折した。下書きを何パターンも作ってみたが,いずれも気に入らず“お蔵入り”。
 普通,プロではあるまいし“たかがブログ”にそこまでするか,全く…。

 このままでは永遠にお蔵入り確定である。そこで今日,1月3日という日を逃してはならなかった。以下,管理人の「心の声」である。
(  恒例の正月行事をネタに“オマケ”のように書き上げてしまおう。お茶を濁してしまおう。そして書き上げた記事を後で読み返さないことにしよう。きっと“校正の虫”が疼いてしょうがなくなるにきまっている。うん。そうしよう。 )
 では,アムロいかせていただきます。“キース命”の方々には正直,読んでいただきたくはありません。

 さて,岡本太郎が述べたように,正に「芸術は爆発」! そしてキース・ジャレットソロ・ピアノが放つ,この爆発的なエネルギーは,正に「ジャズ界のビッグバン」!
 そしてこの大爆発の連発は『SOLO CONCERTS』(以下『ソロ・コンサート』)から始まった!

SOLO CONCERTS-2 “孤高のピアニスト”と称されるキース・ジャレットであるが,キース・ジャレットは,なるべくして“孤高”の存在となった。これはキース・ジャレット自らの意志で“孤高”に向かったわけではない。そうではなく,他に追随して来る者が誰もいないので,結果“孤高”となったのだ。

 この“孤高の芸術”世界を真似るジャズメンがいるだろうか? いや,全音楽家の中にいるだろうか? これは,おいそれと真似できるシロモノではない。
 恐らく『ソロ・コンサート』と接した,全ての音楽家たちが,キース・ジャレット完全即興の世界に,まず“一目惚れ”し,次にチャレンジしたい,と思ったことであろう。

 しかし同時に“あきらめの境地”をも感じたはず。プロだからこそよく分かる,キース・ジャレットの「物凄さ&偉大さ」をである。この“爆発力”は,手を伸ばそうとも決して届かない,はるか彼方にいるのである。

 『ソロ・コンサート』は,そんなキース・ジャレットの最初の金字塔! ブレーメンローザンヌにおけるソロ・コンサートを完全収録した“奇跡のドキュメント”である。

 全てを解説したいところだが,今回の目的はお茶を濁すこと? まずは投稿できただけで“よし”としよう。
 キース・ジャレットについて語るべきことは山ほどあるが,それはおいおい,別の機会に…。
 それまでの間,つべこべ言わずに『ソロ・コンサート』を聴き込んでいてほしい。聴けば分かる“世紀の大傑作”である!

  DISC 1
  01. BREMEN, JULY 12, 1973 PART I
  02. BREMEN, JULY 12, 1973 PART II

  DISC 2
  01. LAUSANNE, MARCH 20, 1973 PART I/II

(ECM/ECM 1973年発売/UCCE-9013/4)
(紙ジャケット仕様BOXセット)
(☆ゴールドCD盤仕様)
(ライナーノーツ/青木和富)

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