アナログレコード

 『SOLO MONK』の8曲目は【EVERYTHING HAPPENS TO ME】(以下【エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー】)。


 【エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー】は『SOLO MONK』の売りである,明るさが“仇”と出た,唯一の例外。ここはセロニアス・モンクお得意の,内省的な“暗さ”が欲しかった。悔やまれる。

 2分36秒の前と後でのオクターブの相違! 管理人は勿論,後半の“深く沈み込んだ”トーンが好みである。
 なんだか前半は“声変わり前”の少年の悲しみであって,キンキンした感じが残っているが,後半の悲しみには“変声期後”の大人の男が,口では黙し“心で泣き叫ぶ”情感がこもっている。

 と,述べてはみたが,セロニアス・モンクにしては,珍しく振幅の少ない“淡々と”メロディーを紡ぎ出したかのような肌触りである。
 大甘バラードの【エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー】も,冷徹な“プロの目”で見つめたら,結果こうなるのかもしれないが…。理解に苦しみ,やはり悔やまれる。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

THELONIOUS MONK : PIANO


ソロ・モンク
人気blog ランキング バナー