『SMOKIN’ AT THE HALF NOTE』の2曲目は【IF YOU COULD SEE ME NOW】(以下【イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ】)。

 【イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ】は,極上バラード! このロマンティックなメロディーをピアノギターで,それはそれは“情熱的”に盛り上げていく!
 性格の異なるコード楽器のそれぞれの“やり方”が実に興味深いのだが,名手2人による“冷静に聴くことを許さない”圧倒的な表現力に引きずり込まれてしまう。

 先発とクローザーがウイントン・ケリー,中盤がウェス・モンゴメリー,と言う構図であるが,互いにバッキングに回っても“自己主張”しているので,全編ピアノ,または全編ギター,と捉えることも可能である。

 そう。自分の好きなタイプのアドリブを,自由に追いかける楽しみがある。両者とも,最初から最後まで一音一音が全く無駄のない演奏,と言うべき名演であり,これがライブ録音と言うのは,にわかに信じ難い“完成度の高さ”を誇っている。

 さて,ここからが本題! 正直,管理人はウイントン・ケリーウェス・モンゴメリーのどちらをとるのか? これは“恋人選び”にも似た難題である。この質問に対しては,いきなり歯切れが悪くなってしまう。優柔不断になってしまう。どちらも捨てがたいと思う。ダメ?

 自分の口で直接答えは言いかねるので…。「3分前後の演奏が一番好きかな?」。
 どうしても答えを知りたいと思う奇特な読者の皆さんがいらっしゃるのでしたら,是非,自分の耳で確認してみてくださいねっ。

 
WES MONTGOMERY : Guitar
WYNTON KELLY : Piano
PAUL CHAMBERS : Bass
JIMMY COBB : Drums
 
SMOKIN' AT THE HALF NOTE-1
ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウイントン・ケリー
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列王記第二20章 ヒゼキヤの病気と回復
THE CRUSADERS 『セカンド・クルセイド