『EARTH WALK』の1曲目は【IT’S TIME TO WAKE UP AND DREAM】(以下【イッツ・タイム・トゥ・ウェイク・アップ&ドリーム】)。
【イッツ・タイム・トゥ・ウェイク・アップ&ドリーム】の聴き所は,緩急の妙! 試しにジャック・デジョネットのドラミングだけを追いかけてみると,その点がよく分かると思う。
勿論【イッツ・タイム・トゥ・ウェイク・アップ&ドリーム】のハイライトは,ゲイリー・トーマスとグレッグ・オズビーの2管サックスはいつでも“ケンカ・ユニゾン”!
互いにぶつかり合い,その衝撃で合体する“ケンカ・ユニゾン”でなければ絶対に生まれないであろう美しいフレーズが次々に出来上がっていく。サビでの“強烈なユニゾン”がしばらく耳から離れないことであろう。
ジャック・デジョネットによって指示された,しっかりまとまった曲構成の中で,自由にプレイしている各人のアドリブが超・強烈である。
ゲイリー・トーマスとグレッグ・オズビーのバトルは甲乙付けがたい。特に3分5秒からの“絡み”は,解説不要の最高のフリー・ジャズである。
特筆すべきは4分15秒から始まるマイケル・ケインのシンセサイザー。あのラストの何と斬新なことであろう。耳がダンボになってしまう,とはこのことだ。
ジャック・デジョネットのドラムは終始シンバルの使い方が上手い。ロニー・プラキシコも重要なメイン・テーマをフューチャーするなど,要所を締めるベース・ワークが素晴らしい。
そう。【イッツ・タイム・トゥ・ウェイク・アップ&ドリーム】は“新生”「ジャック・デジョネット・スペシャル・エディション」の名刺代わりの名演である。
JACK DeJOHNETTE SPECIAL EDITION
JACK DeJOHNETTE : Drums
MICHAEL CAIN : Yamaha Midi Acoustic Grand Piano, Korg T2 and T3 Synthesizers
GARY THOMAS : Tenor Saxophone, Flute
GREG OSBY : Alto Saxophone, Soprano Saxophone
LONNIE PLAXICO : Acoustic Bass, Electric Bass
エゼキエル書30章 ファラオの力は弱められる
ファラオ・サンダース 『愛のクレセント』
【イッツ・タイム・トゥ・ウェイク・アップ&ドリーム】の聴き所は,緩急の妙! 試しにジャック・デジョネットのドラミングだけを追いかけてみると,その点がよく分かると思う。
勿論【イッツ・タイム・トゥ・ウェイク・アップ&ドリーム】のハイライトは,ゲイリー・トーマスとグレッグ・オズビーの2管サックスはいつでも“ケンカ・ユニゾン”!
互いにぶつかり合い,その衝撃で合体する“ケンカ・ユニゾン”でなければ絶対に生まれないであろう美しいフレーズが次々に出来上がっていく。サビでの“強烈なユニゾン”がしばらく耳から離れないことであろう。
ジャック・デジョネットによって指示された,しっかりまとまった曲構成の中で,自由にプレイしている各人のアドリブが超・強烈である。
ゲイリー・トーマスとグレッグ・オズビーのバトルは甲乙付けがたい。特に3分5秒からの“絡み”は,解説不要の最高のフリー・ジャズである。
特筆すべきは4分15秒から始まるマイケル・ケインのシンセサイザー。あのラストの何と斬新なことであろう。耳がダンボになってしまう,とはこのことだ。
ジャック・デジョネットのドラムは終始シンバルの使い方が上手い。ロニー・プラキシコも重要なメイン・テーマをフューチャーするなど,要所を締めるベース・ワークが素晴らしい。
そう。【イッツ・タイム・トゥ・ウェイク・アップ&ドリーム】は“新生”「ジャック・デジョネット・スペシャル・エディション」の名刺代わりの名演である。
JACK DeJOHNETTE SPECIAL EDITION
JACK DeJOHNETTE : Drums
MICHAEL CAIN : Yamaha Midi Acoustic Grand Piano, Korg T2 and T3 Synthesizers
GARY THOMAS : Tenor Saxophone, Flute
GREG OSBY : Alto Saxophone, Soprano Saxophone
LONNIE PLAXICO : Acoustic Bass, Electric Bass
エゼキエル書30章 ファラオの力は弱められる
ファラオ・サンダース 『愛のクレセント』
コメント一覧 (2)
互いにライバル心ありありでも,結果バツグンのユニゾンで落ち着くのは,互いへの尊敬の念があるからでしょうね。現代の武蔵と小次郎?