アナログレコード

 『COOL STRUTTIN’』の2曲目は【BLUE MINOR』(以下【ブルー・マイナー】)。


 【ブルー・マイナー】には,古き良き時代“ジャズ最盛期”の香りが“プンプン”漂っている。この熱気,テンションが醸し出す雰囲気こそ,ファンキー・ジャズの代表格!
 ソニー・クラークの内に宿る“マイナー・フィーリング”にメンバーが呼応し,イケイケではない,実にリラックスしたプレイぶり。これは“並外れた集中力”の裏返しでもあり“普段着の演奏”を呼び起こした秘訣であろう。
 【ブルー・マイナー】の決してマイナーではない,親しみやすいテーマを,ついつい口ずさんでしまう。それ位,管理人の身体の中に浸透している。

 さて,テーマのユニゾンが“ピカイチ”なのは,大方のジャズ批評家が“熱弁”を奮っていることだろうから,そっち系の批評は置いておくとして…。
 ここでは,セラビー流“おいしい聴き方のコツ”を…。(← 管理人と皆さんだけの内緒ですよ)
 フロントの二人にどうしても耳が向いてしまうが,そこを我慢してピアノベースドラムだけを追いかけてほしい。この連動性,バッキングがあってこそのフロント! 最高のフロントの後方で,地味に鳴り響くリズムだけを抜き出せる“確かな耳”さえ養うことができるなら,あとは放っておいても“ジャズ道まっしぐら”…。
 ジャズ・マニアは【ブルー・マイナー】を聴いて育つ! 初心者を“ジャズ通”に鍛え上げるのに最適な“バイブル&虎の穴”だと思っています。ハイ。

 親しみやすいテーマでジャズのイ・ロ・ハを掴んだなら,次は各人のアドリブにも注目してほしい! 特にジャッキー・マクリーンアルト・ソロ。本当,微妙に“調子外れ”な1分8秒からの10秒間が,聴けば聴く程“頭から離れなくなる”。素晴らしすぎる!
 アート・ファーマーのソロがメチャ・カッコイイ! やっぱりトランペットが,ジャズの一番の“花形”楽器である。この輝く音色の“恍惚感”。エコーのかかり具合が“絶品”である。
 ソニー・クラークピアノ・ソロは“ファンクの権化”の名に恥じない“黒っぽさ”。このアドリブジャズ好きには“毒”である。自然と狂気乱舞してしまう。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

SONNY CLARK : Piano
ART FARMER : Trumpet
JACKIE McLEAN : Alto Sax
PAUL CHAMBERS : Bass
“PHILLY”JOE JONES : Drums


Cool Struttin'
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