『PARKER’S MOOD』の2曲目は【EVERYTHING HAPPENS TO ME】(以下【エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー】)。


 【エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー】は,泣きたいくらいに“センチメンタル”。鈴木宗男じゃあるまいが,ものの30秒で目頭が熱くなってしまうのだ。
 これだけは自分ではどうにもコントロールできない。もはや“病気”である。

 おっと,正確にはジェームス・ウィリアムスの,それはそれは静かなムーディ・ピアノ渡辺貞夫が乗っかってくる,47秒での一吹きにある。
 このピアノに,このアルト・サックス! 加えてベースドラムも時を刻み始める。全てがこの一瞬のためにある!
 
 後は渡辺貞夫の描き出す,最高のジャズ・バラードに身をゆだねるだけ…。
 “同じ日本人だから”というのが理由であるとしか思えない程,管理人の心が“共鳴”してしまう。このアルト・サックスの音色こそ,管理人だけの“宝物”である。管理人以外は“不感症であってほしい”と切に願うくらいに美しい。美しすぎる!
 流れるようなアルト・ソロの中で,一瞬だけ,4分38秒でフレーズに力が入っている。ナベサダ自身もここでグッと来たんだろうなぁ。このトラックをナベサダも愛してやまないのであろう…。

 ついに5分9秒を迎える。ジェームス・ウィリアムスピアノ・ソロが始まると同時に,涙腺が我慢の限界を越えてしまう。
 男泣きである…。もうこれ以上語り合うのはやめましょう…。

SADAO WATANABE : Alto Sax
JAMES WILLIAMS : Piano
CHARNETT MOFFETT : Bass
JEFF WATTS : Drums